KUNIの野球観戦記2006年版

(今季公式戦1勝2敗)

03月04日(土) ○広島12−1東北楽天● (13時・福山)
05月26日(金) ●広島2−10東北楽天○ (18時・フルスタ宮城)
05月27日(土) ●広島5−6東北楽天○ (13時・フルスタ宮城)
07月01日(土) ○広島8−7中日● (15時・ナゴヤドーム)


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広島5−6中日(7月1日、15時、ナゴヤドーム、34,713人)

TEAM 10 11 12
広島       13
中日      
勝利投手 永川 35試合3勝3敗8S
敗北投手 平井 29試合2勝3敗
セーブ  
本塁打 栗原13号(1)
ウッズ19号(3)

 今年3度目の遠征での観戦の地はナゴヤドーム。私自身、ナゴヤドームで観戦するのは4度目なのですが、実はまだこのナゴヤの地で広島の勝利を見たことがありません。3戦3敗・・・とにかく、カープはナゴヤドームに相性が悪いというのが定説となりつつありますが、今年のカープは一味違う、それを胸にナゴヤドーム入りしました。

 先発は大島投手。しかし、初回に梵選手、栗原選手、新井選手、緒方選手と4連打で3点をもぎ取ったのに、ウッズ選手の本塁打を喫し、あっという間に同点とされてしまいます。3階にも2点を奪われあっさり逆転・・・。同点に追い付いても、また突き放されて、ますます敗戦ムードに。

 ところが、今年のカープは一味違う・・・胸に秘めた思いはウソではありませんでした。7回に新井選手のライトの頭上を越える2塁打で、一気に逆転。8回に同点に追い付かれるも、9回に今度は栗原選手が左中間へ勝ち越し2塁打。とにかくこの試合は二転三転で、非常に疲れる試合ではありましたが、勝った後の開放感と満足感、そしてナゴヤで味わう私自身の初勝利はまた格別でした。

 さて、最後にちょっと面白い光景を・・・

 興味深いのはカープナイン。なんと9人中4人の名字が1文字なのです。カープに在籍している1文字姓が一堂に会したかと思いきや・・・そう、森投手がいませんね。この1文字ラインナップに名前を連ねられるように、森投手も頑張れ!


広島5−6東北楽天(5月27日、13時、フルスタ宮城、12,667人)

TEAM 10 11 12
広島       11
東北楽天 ×      
勝利投手 川井 1試合1勝
敗北投手 ダグラス 11試合6勝4敗
セーブ 福盛 17試合8S
本塁打 新井8号(2)、嶋7号(1)、森笠1号(1)
フェルナンデス11号(3)、藤井1号(1)

 昨日のナイターを内野席から観戦したのですが、この日は気分を換えてデーゲームを外野席で観戦しました。それにしても、この杜の都・仙台の地は広島からは遠く離れているのにもかかわらず、ライトスタンド(このフルスタ宮城では1塁側がビジター、3塁側がホームです)は広島ファンでビッシリ。鳴り物が禁止されているぶん、大声を出して一体感ある応援が楽しめます。

 試合の方は、もうあまり思い出したくないのですが・・・。序盤は一発攻勢で広島がリード。先発もダグラス投手だけに、価値は間違いないと思ったら・・・。昨夜の悪夢再び・・・。フェルナンデス選手に逆転3ランを浴びてしまいます。その後も長打のない藤井選手にまでライトスタンドに一発を浴びる始末。結局、連敗となってしまいました。

 楽天といえば、貯金が出来るという先入観のあるチーム。しかし、実際に見た楽天は、投手陣には不安があるものの、打撃陣はフェルナンデス選手という軸が出来たことで、しっかりしたものとなっているように思えます。1番に鉄平選手が座り、クリーンアップ以降にリック選手や山下選手が控えているということで、なかなか良い打線になっています。3年後には良い球団になるかも・・・そんな予感がよぎりました。

 さて、今回の仙台での観戦は、私にとっても良い経験となりました。その中でも、フルスタ宮城の球場の素晴らしさ・・・わずか2年でここまで仕上げたということで、なぜ「広島新球場問題」が起こるのかの疑問符が付きます。プロ野球界の流れの激しい昨今、新球場問題もスピーディーに良い方向に進めるべきではないでしょうか。広島市のあまりにも牛歩すぎる足取りに、フルスタ宮城を見ると、その焦りの気持ちはさらに高まるばかりです。


広島2−10東北楽天(5月26日、18時、フルスタ宮城、10,114人)

TEAM 10 11 12
広島       10
東北楽天 ×       10 16
勝利投手 黒田 11試合4勝3敗
敗北投手 吉田 14試合1勝
セーブ  
本塁打 礒部2号(1)、フェルナンデス10号(4)

 杜の都・仙台の地へ出向いての東北楽天VS広島の試合を観戦してきました。実は昨年から、遠征に行く公式戦は名古屋、横浜と連敗中に弊サイト管理人・KUNI。私自身の心の中で、「今回は黒田が登板するし、相手は東北楽天だし、まあ連敗はないだろう・・・」とタカをくくっていました。

 しかし、杜の都に出来た新しき要塞で私の目の前に映る光景は、エース・黒田投手が5回途中9失点という大炎上劇という信じられないシーン。これがファミコンならとっくにリセットして、もう一度やり直していたような試合展開でした。トボトボと落ち込んだ表情で、宮城野原から仙台の中心街へと足取り重く歩いて帰ったKUNIなのでした。

 さて、この仙台観戦ツアーの中で、私自身は考えさせられたこともたくさんありました。特に、遅々として進まぬ広島新球場問題の中で、この仙台を拠点として旗揚げした東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地・フルキャストスタジアム宮城が、わずか1年ちょっとでここまで魅力ある球場に変わった点。そして、仙台のファンは楽天の野球に対し、負けてもほのぼのして、長い目で優しく見守りながらも、あの千葉ロッテにも勝るとも劣らない迫力で一丸となって応援している点。そして、上の写真にあるように、Mr.カラスコという今まで明るいイメージのあったマスコットにヒール役の新キャラを生み出した斬新さ。
 球団が創設し、50年以上の歴史を誇る広島。それでも、この2年で魅力ある球団作りへの努力を惜しまない東北楽天から見習うべき点は多いのではないでしょうか?


広島12−1東北楽天(3月4日、13時、高松、4,198人)

TEAM 10 11 12
東北楽天      
広島 ×       12 15
勝利投手 ダグラス 1試合1勝
敗北投手 徳元 1試合1敗
セーブ  
本塁打 栗原3号(2)、4号(3)、梵1号(4)

 福山市民球場(福山竹が端運動公園野球場)で広島と東北楽天のオープン戦を観戦してきました。肌寒い中での試合でしたが、外野スタンド、特にレフトスタンドは満員でした。

 下の写真は、試合前のブルペンの模様です。ダグラス投手が投げています。印象としては、フォームが何となく、かつて広島に在籍していたミンチー投手に似てるということです。フォームだけでなく、その長身ぶりも。受ける捕手はこの日のスタメンマスクだった倉選手。でも、ストレートが低めにコントロールされてて、倉選手の構えたグラブはほとんど動くことなく、要求した場所にスッと入っていく感じでした。

 この試合ですが、序盤から広島打線が大爆発しました。特に、栗原選手は第1打席と第3打席で、レフトスタンドに見事なホームランを放ちました。彼が打席に立てば、周囲もホームランを意識するほどのどよめきが起きていました。背番号が5に変わって、急に大物振りを発揮し始めたように思えます。
 そして梵選手。6打席中5打席で出塁し、3安打の猛打賞。4打席目にはレフトスタンドへ、オープン戦ながらプロ初ホーマーも放ちました。それもすごいのですが、実は2打席目にもあわやホームランという特大のファールを放ちました。バットを短く持ってコンパクトに打つ割に、長打力もある・・・ミートセンス抜群ですね。

 試合の方は広島の爆勝!!今年最初の観戦試合は、見事な大勝で、思わずKUNIも今年は良い試合が見れそうだと思った一戦でした。にしても、福山市民球場の音響は雑音ばかりで、オープニングの音楽も途切れ途切れ・・・。その上、ラッキー7の広島カープ応援歌も音量が小さすぎて、ライトスタンドはファンのリズムで歌って、風船を飛ばしてました。地方球場ならではの風景でした。

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