今季のプロ初○○!!<2026年シーズン版>

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4月2日 岡本投手がプロ初先発

岡本投手のプロ初先発投球成績
7 26 101 3 4 2 0 0

 4月2日のヤクルト戦。

 ルーキーイヤーから中継ぎで躍動した岡本投手が、昨年のオフから先発へ転向することになり、教育リーグやキャンプ、オープン戦でも結果を残し、ついに開幕ローテーション入りを勝ち取りました。そしてこの日、ついにプロ初先発のマウンドに立つことになりました。ただ、本来の先発予定はこの前日の4月1日でした。ところが、残念ながら雨のため中止となり、プロ初先発はいきなりのスライド登板となりました。1軍では先発未経験であるにもかかわらず、いきなりのスライド登板…なかなか厳しい条件の中での登板となりましたが、いつ登板があるか分からない中継ぎで1年間実績を積んできたことが、この日の投球に活きたのかもしれませんね。

 岡本投手は初回、いきなり先頭打者に2塁打を浴び、ピンチを迎えました。なかなかコントロールが定まらない部分もあり、2アウト1・3塁のピンチを迎え、続く打者には内角高めに入った球を痛烈にはじき返されますが、レフトへのフライに抑え、何とかゼロで切り抜けました。2回にも先頭打者に内野安打を許し、その後、再びスコアリングポジションにランナーを進める展開となりましたが、スライダーやカットボールや、さらには決め球でもあるツーシームをうまく交え、何とかこのイニングもゼロで抑えました。2回を終わって、すでに球数は38球を数えました。

 3回も2アウトから四球でランナーを出し、さらにその後もカウントを悪くする場面もありながら、ゼロで切り抜けると、4回以降は先発としてのリズムをつかみ、多彩な変化球と力強いストレートで、相手打者を圧倒するようなピッチングを展開し、7回までヒット1本しか許さない素晴らしい投球を見せました。

 若手の先発が好投すると、なかなか打線が応えてくれないんですよね…。わずか1点の援護にとどまり、勝利投手の権利をもって降板はしたのですが、9回に逆転サヨナラ負けを喫し、岡本投手の先発としてのプロ初勝利はお預けとなってしまいました。こういうときに、好投が報われ、1勝が手に入るのと、入らないのとでは、「成長」のスピードも変わってくるだろうに…と感じずにはいられません。とはいえ、プロ初先発で7回無失点…この投球ならば、今季かどうかは別として、近い将来に2ケタ勝てる投手になれるのではないかと期待が膨らむ内容となりました。

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3月29日 栗林投手がプロ初先発&初完封

栗林投手のプロ初先発&初完封投球成績
9 28 95 1 9 0 0 0

 3月29日の中日戦。

 この日、先発のマウンドに上がったのは、今季から先発に転向した栗林投手でした。ルーキーイヤーから守護神に君臨し、プロ5年間で通算134セーブをマークした栗林投手が、プロで272試合目となる登板は自身初となる、誰も足跡をつけていない、まっさらな先発マウンドとなりました。

 守護神時代の栗林投手といえば、主にストレートと決め球のフォークの2種類で勝負していました。近年は登板過多の影響もあってか、ストレートの球威を補うべく、他の持ち球を投げる率も高まってはいましたが、それでも主体となるのはストレートとフォーク…しかし、先発としての栗林投手は守護神時代とは違うスタイルに見事なまでに変貌しました。

 立ち上がりからカーブやカットボールを織り交ぜるピッチングで凡打の山を築きます。ストレートは145キロ前後と、守護神時代は150キロを超えていたものの、それもまた先発としてスタミナを維持するため、さらには球威に頼らなくとも、相手を変化球を交えながら打たせて取り、球数をできるだけセーブするために…先発に転向したばかりとは思えないようなピッチングを繰り広げました。

 5回には細川選手に対して、この試合で初めてスライダーを投げました。打順も2巡目に入りましたが、あくまでも淡々と1人ずつアウトを積み重ね、気が付けば、7回を終了して、ここまで打者21人をパーフェクトに抑えていました。相手のエース・高橋宏投手との投げ合いで、打線の援護はわずかに1点。緊迫した投手戦でしたが、相手を上回るピッチングを展開していました。

 8回表、先頭打者の細川成也選手に詰まりながらもセンター前に運ばれ、パーフェクトは途切れ、しかもこの試合で初めてランナーを背負うことになりましたが、続く打者が初球を引っ掛けてくれたのはラッキーでしたし、それまでゾーン中心の攻めのピッチングが相手の早打ちを誘ったのでしょう。先頭打者を出しながら、その後の3つのアウトをわずか5球で奪い、いよいよ1点差で、慣れ親しんだ、怖さも多分に痛感した9回のマウンドに上がりました。先頭打者をフォークで3球三振を奪うという、どこか前年までの守護神・栗林投手をほうふつとする立ち上がり。2アウトを奪い、最後は2球で追い込んでからの4球目を空振り三振!3人でピシャリと、9回を締めました。

 先発に転向したものの、オープン戦では最長で5イニング、最多で58球しか投げていなかった栗林投手。先発として肩のスタミナはどうなのだろうか、先発としての実戦不足ではないだろうか…という不安ばかりが先立ちましたが、そんなのどこ吹く風とばかりに、先発型の栗林投手の投球で、いきなりの95球、いわゆるマダックスでの完封勝利、しかも被安打1、無四球という準完全試合。衝撃的な先発デビューとなりました。

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3月27日 赤木投手がプロ初登板

赤木投手のプロ初登板投球成績
0.1 4 6 4 0 1 3 3

 3月27日の中日戦。

 1点ビハインドの9回表、マウンドに上がったのはこの日の5番手となったドラ5ルーキーの赤木投手でした。オープン戦では先発、ロングリリーフにも挑戦し、結果を残した中でつかんだ開幕1軍となりました。そして開幕戦でいきなり、まだまだ勝機がある中でのプロ初登板となりました。

 しかし、先頭の岡林勇希選手に初球をいきなりセンター前にはじき返されると、3連打に四球に盗塁に、さらにタイムリーに、やっと1つアウトを取ったかと思えば、11球も要する状況…オープン戦とは勝手もレベルも雰囲気も違う中で、試合の流れを決定づける、わずか1アウト奪ったのみで3失点という悔しい初登板となりました。

 ところが、9回裏になんと4点ビハインドを追いつき、延長10回に同じくルーキーの勝田選手のサヨナラタイムリーが飛び出しました。ルーキーの失敗をルーキーが帳消しにしてくれたワンシーンでもありました。赤木投手はオープン戦でも初戦はなかなか通用しなかったものの、すぐに改善してきました。シーズンでもデビューこそ厳しい結果となりましたが、雰囲気に慣れてくれば、きっと持ち味を発揮できるようになるのではないかと期待しています。

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3月27日 齊藤汰投手がプロ初登板

齊藤汰投手のプロ初登板投球成績
1 4 14 1 0 0 0 0

 3月27日の中日戦。

 ルーキー勢では平川選手と勝田選手がともにスタメン出場を飾り、一足先にデビューを果たしましたが、この試合の6回表、マウンドに上がったのはドラ2ルーキーの齊藤汰直投手でした。いきなり開幕戦で、中継ぎ1番手として、プロ初登板となりました。

 まず先頭打者の石伊選手に対して、いきなり152キロのストレートを投げ込むと、続く150キロのストレートをファーストゴロに。捉えられた当たりではありましたが、ファーストの正面を突いてくれました。次の打者にヒットを打たれ、バントで2塁に進められ、ピンチを迎えました。

 しかし、この場面でカリステ選手に対しては変化球を交えながらも、最後は力のこもったストレートで、相手打者のバットを押し込み、センターフライに抑え、デビュー戦は1イニングを投げて無失点に切り抜ける上々の結果を残しました。

 春季キャンプでは先発候補の一角という位置付けでしたが、途中から中継ぎに回ることになった齊藤汰投手。オープン戦ではストレートの球速を156キロと、自己ベスト記録を打ち立て、その球威は目を見張るものがありました。デビュー戦でもストレートは最速153キロを計時し、速球で押し込める投球を見せました。今年は中継ぎですが、スタミナもあり、緩急も使えるだけに、将来は先発として期待したい投手ではありますが、どのように成長していくか楽しみです。

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3月27日 勝田選手がプロ初出場&初スタメン&初打席&初安打&初打点

勝田選手のプロ初スタメン試合成績
5 1 1 0 0
勝田選手のプロ初打席
内容
3回裏 三邪飛 0
勝田選手のプロ初安打
内容
10回裏 右安打(サヨナラ) 1
 3月27日の中日戦。

 2026年のプロ野球が開幕したこの日、本拠地・マツダスタジアムで中日を迎えての開幕戦で、ドラ1ルーキーの平川選手が「1番・センター」でスタメンに名を連ねると、8番・ショートでスタメン出場したのがドラ3ルーキーの勝田選手でした。カープでは球団史上初となるルーキー2人が開幕選手のスタメン出場を飾るという快挙となりました。

 2回表、岡林選手の打球をライナーで捕球し、これがプロ初の守備機会となった勝田選手は3回裏、ノーアウト1塁の場面でプロ初打席に立ち、中日先発・柳投手に対して、当初はバントの構えも見せましたが、最後はサードへのファウルフライに…残念ながら初打席での初安打はなりませんでした。その後もセカンドゴロ、サードフライ、さらにはまたもサードファウルフライと、オープン戦では結果を残していた打撃も、さすがに公式戦になると勝手が違うのか、4打席とも凡退、外野に飛ばすこともままならない状況でした。

 試合は終盤にもつれ、9回裏に4点のビハインドを追いつき、延長戦に突入しました。しかもここで同点タイムリーを放ったのは平川選手でした。そして、10回裏。先頭の佐々木選手が四球を選び、そこから2アウト1・2塁とチャンスを広げ、打席には勝田選手が入りました。新井監督は代打を出すことなく、ここは勝田選手で勝負を賭けました。マウンド上は勝野昌慶投手、その2球目、やや内寄り、高めのストレートでした。そこを力強く振り抜いた打球はライト右へと痛烈に抜けていくプロ初安打!しかも、これで2塁ランナーが生還し、なんとプロ初打点が、プロ初のサヨナラタイムリーとなりました。

 この日の勝田選手はプロ初出場、初スタメン、さらには初安打に初打点、そして初サヨナラ打と初モノ尽くし!ヒットは1本でしたが、あまりにも価値のある一打となりました。そして平川選手とともにヒーローインタビューに!今年のカープは今までとは違う、新しい風を吹いてきそうな雰囲気を感じさせるワンシーンとなりました。

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3月27日 平川選手がプロ初出場&初スタメン&初打席&初安打&初打点

平川選手のプロ初スタメン試合成績
5 1 3 2 0
平川選手のプロ初打席
内容
1回裏 一ゴロ 0
平川選手のプロ初打点
内容
5回裏 二ゴロ 1
平川選手のプロ初安打
内容
9回裏 左2塁打 2
 3月27日の中日戦。

 2026年のプロ野球が開幕したこの日、本拠地・マツダスタジアムで中日を迎えての開幕戦で、「1番・センター」でスタメン出場を飾ったのは、オープン戦で12球団での最多安打となる21安打を放ったルーキー・平川選手でした。ルーキーが開幕戦でスタメン出場を飾ったのは、2022年の末包選手以来、4年ぶりのことですが、1番打者となると球団史上初となる快挙となりました。

 そんな平川選手のプロ初打席は初回、先発・柳裕也投手に対して、追い込まれてからの5球目を打ち、セカンドゴロに終わりました。2打席目は三振に終わった平川選手ですが、5回裏、ノーアウト3塁の場面で、比較的とらえた当たりの打球はセカンドゴロに…しかし、その間に3塁ランナーが生還し、これが平川選手のプロ初打点となりました。初安打よりも先に初打点をマークしました。

 4打席目も三振に終わった平川選手は9回裏。4点のビハインドで迎えましたが、2点を返し、なおもランナー1・2塁という場面で、打席には平川選手。3ボールという状況の中で、普通なら「1球見送って…」というところでしたが、これまで打点を挙げたものの、4打席凡退していたこともあり、どんどん勝負にいきたかったのでしょう。3ボールという状況から、中日・アブレウ投手の高めのストレートを詰まりながらもレフトのライン際に落とし、1塁走者の代走・大盛選手も一気に生還!劇的な同点2点タイムリーとなりました。これが平川選手にとって、価値あるプロ初安打となりました。

 結果は5打数1安打と、オープン戦のようにはなかなかいかない…というところでしたが、それでも勝負どころで同点タイムリーを放つところ、しかもそれが3ボールというカウントで、打ちにいって失敗すれば、一気に逆転への機運が下がりかねないところ…それでも結果を残したのですから、並のルーキーではありません。この日の平川選手はプロ初出場初スタメン、さらに初安打、初打点と初モノ尽くしとなりました。

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