今季のプロ初○○!!<2024年シーズン版>

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4月25日 黒原投手がプロ初安打&初打点

黒原選手のプロ初安打&初打点
内容
4回表 左3塁打 1
 4月25日のヤクルト戦。

 この日、先発のハッチ投手が2回に6失点の炎上で、早々にマウンドを降り、3回から2番手として登板していた黒原拓未投手。4回表、2アウトランナー1塁の場面で打順が回ってきました。通常ならば代打なのでしょうが、ロングリリーフとしての登板ということもあり、中継ぎとしては珍しく打席に立ちました。

 ヤクルト先発・高橋奎二投手の2球目、外寄りの変化球に対して逆らわずにレフト方向へ流した当たりは、レフトへのライナーになるかと思った矢先、レフトを守るサンタナ選手は落下点近くに入ったものの、どうやら照明が目に入ったらしく、打球を見失い、グラブをかすめて後方へと転々とする間に、1塁ランナーはホームイン、そして黒原投手も3塁まで進みました。黒原投手は2023年に3打席立ち、いずれも三振。そして今季は1打席に立ちましたが、ヒットはなし。つまり、これが黒原投手にとってプロ初安打であるとともに、プロ初打点のオマケ付きとなりました。そしてこのシーズンの黒原投手のヒットはこの1本のみで、シーズン終了まで打率10割を維持しました。プロ初安打が3塁打というのは珍しいケースですね。この日は投手としてプロ初勝利の可能性もありましたが、残念ながら終盤に逆転を許し、それは消えてしまいました。

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4月25日 二俣選手がプロ初スタメン&初本塁打&初打点

二俣選手のプロ初スタメン試合成績
2 1 1 0 1
二俣選手のプロ初本塁打&初打点
内容
2回表 左本塁打 1
 4月25日のヤクルト戦。

 この日のヤクルトの先発が左腕の高橋奎二投手だったこともあり、4月19日の巨人戦ではプロ初安打を放っていたこともあり、ついに二俣翔一選手に「7番・レフト」でスタメンのチャンスが巡ってきました。これが4年目にして初のスタメンとなりました。

 そして、その第1打席。2アウトランナーなしの場面で打順が回ってきました。1ボール1ストライクからの3球目、真ん中高めのスライダーでした。しっかりと振り抜きながらも、フィニッシュは少し体勢を崩した形にはなりましたが、打球はやや低めの放物線を描き、カープファンが待つレフトスタンドへ!なんとスタメン初打席でいきなりプロ初ホームラン、しかもプロ初打点となりました。

 第2打席はサードゴロに終わりましたが、6回表、先頭打者としての第3打席はフルカウントから粘っての四球。この出塁から、秋山選手のタイムリーで生還し、一時は勝ち越しとなるホームも踏みました。3打席のうち、2打席で出塁する活躍を見せました。

 二俣選手はかつてから、あの鈴木誠也選手のようになれる可能性を秘めた逸材だと非常に評価の高い選手です。まだ線が細い印象ですが、その素質をこの日のプロ初ホームランにも感じます。そして、育成ドラフトで高卒からカープに入団した選手としては球団史上初となるホームラン&打点という記念すべき「初モノ」も達成!何かもってる選手ですね。

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4月19日 二俣選手がプロ初安打

二俣選手のプロ初安打
内容
8回裏 左安打 0
 4月19日の巨人戦。

 両チームの投手陣が譲らず、0−0というこう着した試合展開となりました。そんな状況で迎えた8回裏、島内投手に代わって、代打で登場したのが二俣翔一選手でした。今季、1軍デビューを飾ったものの、ここまでは3打数ノーヒットという成績でした。

 巨人2番手の変則左腕・高梨雄平投手の投じた2球目、内寄りのストレートをしっかりと振り抜き、打球は三遊間を抜け、レフト前に運ぶ嬉しいプロ初安打となりました。残念ながら、これが試合の均衡を破るきっかけとはなりませんでしたが、実力ある投手から放ったプロ初安打は、今後への期待の高まる一打となりました。

 なお、カープが過去に育成ドラフトで獲得した高校生野手で、カープで支配下登録後に1軍昇格を果たし、試合に出場したのはこの日の段階で持丸選手と二俣選手の2人のみですが、プロ初安打を放ったのは二俣選手が球団初となります(なお、2011年の育成ドラフト4位で入団した三家和真選手は、ロッテに支配下選手として移籍後にプロ初安打を記録しています)。カープの育成ドラフトで新たな歴史を作りだしたプロ初安打にもなりました。

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4月17日 久保選手がプロ初安打

久保選手のプロ初安打
内容
8回裏 左安打 0
 4月17日のDeNA戦。

 この日は、それまでずっと低迷続きだった打線がようやくつながり、このシーズン初となる2ケタ得点で勝利を飾った試合でした。そんな試合で、途中からセンターの守備に就いていた久保修選手。8回裏にこの日の初打席が巡ってきました。

 直前で石原貴規選手に3年ぶりのホームランが飛び出し、球場が盛り上がる中で、その勢いに乗っていくかのようにDeNAの中継ぎ右腕である森原康平投手の初球、内角寄りのストレートを積極的に振りにいき、打球は三遊間を破るレフト前へのヒットとなりました。これが嬉しいプロ初安打でしたが、事前に「ストレートで来るだろう」という読んでいたそうで、見事に予測が的中した打席でした。

 今季は開幕から守備固めとしての起用で、右中間を破りそうな打球をフェンスに直撃しながらキャッチしたりと、積極的な守りでチームを盛り上げていた久保選手。しかし、打つ方ではこの打席に入るまで、8打数ノーヒット、4三振と1軍のレベルの高さの前に、なかなか初安打が遠かったのですが、9打席目にしてついに放ったプロ初安打となりました。

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4月4日 久保選手がプロ初スタメン

久保選手のプロ初スタメン試合成績
3 0 0 2 1
 4月4日のヤクルト戦。

 この日、相手の先発が左腕の高橋奎二投手ということもあり、2年目の久保修選手が「8番・センター」でプロ初スタメンとなりました。プロ2年目で初の開幕1軍を勝ち取り、すでにプロ初出場を果たした中で、ようやくつかんだスタメンのチャンスでした。

 そんな久保選手の第1打席は150キロに届くストレートに翻ろうされ、バットを振れども当たらず、空振り三振に。続く打席はカーブを引っ掛けサードゴロに終わり、第3打席は死球で初めて出塁しましたが、4打席目は相手の中継ぎ右腕・エスパーダ投手のストレートに対してすべて空振りの三振に倒れ、結局、3打数ノーヒット、2三振という結果に終わりました。オープン戦では本塁打を放つなど結果を残し、開幕1軍を勝ち取った久保選手ですが、出場機会が限定的になり、しかも公式戦に入ったことで、1軍のレベルの高さを痛感したプロ初スタメンとなりました。

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4月4日 二俣選手がプロ初出場・初打席

二俣選手のプロ初出場・初打席
内容
6回裏 遊ゴロ 0
 4月4日のヤクルト戦。

 3月31日に、故障で離脱したシャイナー選手とレイノルズ選手に代わって、1軍昇格を果たした二俣選手が6回裏、塹江投手の代打として、プロ初出場を果たしました。そのプロ初打席はヤクルト・高橋奎二投手に対して、変化球を引っ掛け、ショートゴロに終わりました。

 昨年、支配下登録を勝ち取り、1軍初昇格も経験しましたが、出場機会がないままに2軍に降格した二俣選手。打撃センスの高さはあの鈴木誠也選手のようだと評価も高く、右のスラッガーとして期待を集めています。また内野守備もユーティリティ性が高く、元々捕手であった強肩を活かして、守備力は格段に向上しました。前年、1軍昇格を果たしながら、出場機会がないまま降格した悔しさがあったはず。ようやく実ったプロ初出場、初打席…ようやくプロとしてのスタートを切った試合でした。

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3月31日 田村選手がプロ初打点

田村選手のプロ初打点
内容
2回表 一ゴロ 1
 3月31日のDeNA戦。

 開幕3戦目となったこの日の試合。開幕からスタメン出場が続いているプロ入り3年目の田村選手ですが、自身初の開幕スタメンも4打数4三振、続く2戦目も3打数ノーヒットと、快音を響かせることが出来ない中で、この日の第1打席はノーアウト2・3塁というチャンスの場面で巡ってきました。

 DeNA先発の大貫晋一投手に対して、2球目、外角低めの変化球を弾き返しましたが、結果はファーストゴロ。しかし、カープが1点のリードを許した展開ということもあり、また、相手のファーストは定位置からやや後ろ寄りのポジションを取っていたこともあり、3塁走者・秋山選手が生還し、同点に追いつきました。チャンスの場面で凡打とはなりましたが、プロ初打点をマークしました。ただ、試合の流れからすれば、先制を許した直後の得点による同点…タイムリーではないとはいえ、泥臭く奪ったこの田村選手のプロ初打点により、チームは試合を立て直すことができ、最終的には勝利につながった貴重な1点となりました。

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3月30日 久保選手がプロ初出場&初打席

久保選手のプロ初出場・初打席
内容
6回表 中飛 0
 3月30日のDeNA戦。

 プロ2年目にして、自身初の開幕1軍の切符を手にした久保選手。オープン戦の終盤に見せたホームランや好守といった猛烈アピールが実を結びました。

 そんな久保選手…昨年は1軍昇格の経験はあったものの、出場機会がないまま2軍に降格となりました。しかし、この日、6点ビハインドという苦しい展開となった6回表、大道投手の代打として、久保選手はプロ初出場を飾りました。相手はDeNA先発・平良投手であり、打線はここまでノーヒットに抑え込まれていました。そして、いきなりその初球でした。低めのカットボールを積極的に打ちにいきましたが、残念ながらセンターフライに終わりました。この日の出場は代打のみでしたが、1年目には達成できなかった1軍デビューを飾り、プロとしての第1歩を刻みました。

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