7月11日 坂倉選手がプロ初盗塁
7月11日の中日戦、2回表。
この日の7番・キャッチャーでスタメン出場した坂倉選手は、この回の先頭打者として打席に入り、四球を選んで出塁しました。続く、田中広選手の打席で、ヒットエンドランの形のようでしたが、打者が空振りをしている間に、坂倉選手が2塁へ進み、盗塁を成功させました。これが坂倉選手にとって、プロ初盗塁となりました。
この後、1アウト満塁とチャンスを広げるのですが、結果は無得点。先頭打者として出塁し、プロ初盗塁を決めたものの、ホームを踏むことは出来ませんでした。そして、この盗塁は2020年のシーズンで坂倉選手にとって唯一の盗塁となりました。
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7月8日 菊池保投手がプロ初セーブ
菊池保投手のプロ初セーブ試合成績 |
回 |
打 |
投 |
安 |
振 |
球 |
失 |
責 |
1 |
5 |
20 |
0 |
1 |
2 |
0 |
0 |
7月8日のDeNA戦。
この日の試合は逆転に次ぐ逆転で、優勢と劣勢が入れ替わるシーソーゲームとなりましたが、カープが1点ビハインドで迎えた8回裏、堂林選手が勝利を決定付けるグランドスラムを放ち、その直前のイニングを3人でピシャリと抑えた、この日の2番手・塹江投手にプロ初勝利が灯りましたが、もう1人、プロ初をマークした選手がいました。
3点リードで迎えた9回表。マウンドに上がったのは、当時守護神が定まらず、暫定守護神となっていた菊池保投手。四球が少ないのが選ばれた理由でしたが、やはり守護神となると緊張感がまるで違うのか、いきなり連続四球。一発が出れば、たちまち同点になるという状況の中で、菊池涼選手のファインプレーもあり、何とか無失点で切り抜けました。「菊池」のピンチを「菊池」が救った…これが菊池保投手にとって、楽天時代から含めてプロ13年目にして、嬉しいプロ初セーブとなりました。
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7月8日 塹江投手がプロ初勝利
塹江投手のプロ初勝利試合成績 |
回 |
打 |
投 |
安 |
振 |
球 |
失 |
責 |
1 |
3 |
15 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
7月8日の横浜DeNA戦。
この日の横浜DeNA戦は先制され、逆転し、また逆転されるというシーソーゲーム。試合は終盤、1点ビハインドの状況で迎えた8回表の横浜DeNAの攻撃で、マウンド上にはこの日の2番手として、中継ぎ左腕として存在感を高めてきた塹江投手が上がり、相手の攻撃を3人でピシャリと抑え、意気揚々とベンチに戻りました。
その直後の8回裏。カープは相手の中継ぎ右腕・パットン投手から、ヒットや四死球で1アウト満塁の大チャンスを作ると、堂林選手が放った打球はバックスクリーンへときれいに吸い込まれるように飛び込みました。一気に逆転に成功し、しかも3点のリードを生み出す見事なグランドスラム!このままカープは逃げ切ったことで、塹江投手にプロ6年目にして嬉しいプロ初勝利が灯りました。塹江投手が直前の相手の攻撃をスムーズに3人で終えたことが、味方に流れを引き寄せたのかも知れませんね。
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6月28日 森下投手がプロ初勝利
森下投手のプロ初勝利試合成績 |
回 |
打 |
投 |
安 |
振 |
球 |
失 |
責 |
8.2 |
35 |
136 |
9 |
7 |
2 |
3 |
3 |
6月28日の中日戦。
プロ初登板初先発のマウンドで7回無失点の素晴らしいデビューを飾った森下投手。守護神が打たれたことで、勝ち星がつかず、それから1週間。この日の中日戦が2度目の先発マウンドとなりました。たびたびあった大ピンチを乗り越え、さらに今回は味方が序盤から小刻みに得点を加え、7回までに10点を奪う強力な援護。森下投手自身も8回まで無失点…プロ初登板から実に15イニング連続無失点という素晴らしい粘りのピッチングを繰り広げました。
そんな大量援護に守られて、9回もマウンドに上がった森下投手。最終回になっても、153キロのストレートを投げ込むのですから、強靭なスタミナに驚くばかりです。思わずルーキーであることを忘れてしまいそうなほど。ただ、やはり相手にも意地があり、プロ初完投初完封を目前にして、3点を失い、さらに最後の1つのアウトをフランスア投手に託すことになりました。
あと1死でプロ初完投であり、大量援護もあっただけに、本人としても何とか投げきりたかった思いはあったことでしょう。ただ、この日のピッチングを見ていると、初完投も初完封も、そんな遠くない将来に実現すると確信するような、見事なプロ初勝利でした。
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6月25日 遠藤投手がプロ初先発&初安打
遠藤投手のプロ初先発試合成績 |
回 |
打 |
投 |
安 |
振 |
球 |
失 |
責 |
5 |
22 |
98 |
6 |
4 |
2 |
3 |
3 |
遠藤投手のプロ初安打 |
回 |
内容 |
点 |
5回表 |
三内安 |
0 |
6月25日、巨人戦。
この日の先発マウンドに上がったのは3年目の遠藤投手。前年は中継ぎとしてブレイクした遠藤投手ですが、佐々岡監督の期待も高く、先発に転向し、開幕ローテーション入りも果たしました。そしていよいよ先発としてのデビューを飾りました。
初回、いきなり先頭打者に四球を与えながらも、何とか無失点で乗り切った遠藤投手は、その後、毎回ランナーを出しながらも、4回まで1失点で切り抜けます。その間に打線は堂林選手の2ランもあって1点のリード。遠藤投手は勝利投手の権利がかかる5回裏のマウンドに上がります。
しかし、やはり初先発にとって5回は意識するところがあるのでしょう。前年は中継ぎですでにプロ初勝利は手にしていたものの、先発初勝利となると思いも違ってくるようで、1死から四球を出し、逆転の2ランを浴びてしまいました。結果的に5回3失点と最低限試合を作ったものの、先発としての初勝利はお預けとなりました。ただ、この試合は引き分けに終わったため、先発初黒星は避けることができました。
ちなみに、この試合の5回表。遠藤投手は打席に立ち、巨人先発・桜井投手からボテボテのサード内野安打を放ちました。これがプロ初安打となりました。ランナーとして出塁した直後の失点…先発となれば打席に立つ機会も増え、出塁した後に休みなくマウンドに上がることもあるという、中継ぎにはない難しさを実感したプロ初先発だったかもしれませんね。
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6月21日 森下投手がプロ初登板
森下投手のプロ初登板試合成績 |
回 |
打 |
投 |
安 |
振 |
球 |
失 |
責 |
7 |
26 |
104 |
4 |
8 |
2 |
0 |
0 |
カープのゴールデンルーキー・森下投手。大学球界ナンバーワン右腕が、新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕が再三延期になる中で、それでもオープン戦、練習試合で安定したピッチングを見せ、ついには開幕ローテーションに入りました。そして開幕カードの3戦目、敵地・横浜スタジアム、無観客試合という環境の中でプロ初登板となりました。
森下投手は初回、無死1塁の場面で、乙坂選手の当たりはサードへの強烈なライナー。これにより1塁走者が飛び出し、ラッキーなゲッツー。さらに2回にもピンチを招きましたが、最後は平良投手を三振に抑えました。立ち上がりからけして調子が良いと感じさせるようなピッチングではなく、球数を費やす投球でした。
しかし、いざというときには自慢のストレートで力勝負し、相手のバットの空を切るという堂々たるピッチング。困ったときや調子の悪いときでも、これで勝負できるというものを持っているというのは大きな強みです。さらに立ち上がりは苦労したものの、イニングを投げるたびに、徐々に調子を上げていき、結果的に7回無失点という素晴らしいピッチング。ルーキー、しかもプロ初登板とは思えないような投球でした。残念ながら、打線の援護に乏しく、守護神が打ち込まれたことで逆転負けとなり、森下投手の好投は報われなかったものの、さらなる期待が膨らむプロ初登板となりました。
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6月19日 大瀬良投手がプロ初本塁打
大瀬良投手のプロ初本塁打 |
回 |
内容 |
点 |
9回表 |
右本塁打 |
2 |
新型コロナウイルス感染拡大の影響で3ヶ月、開幕が遅れるという異例の事態の中で、2年連続の開幕投手を務めることになった大瀬良投手。敵地の横浜DeNA戦は先制点を許したものの、5回表に、自身のタイムリーで同点に追いつき、さらに1点リードを奪い、2−1という僅差の展開で9回表を迎えます。
この回、2死から田中広選手が四球で出塁すると、打席には大瀬良投手。試合展開からすれば、代打も考えられた場面でしたが、そのまま打席に。横浜DeNA・国吉投手の高めへの球に対して、やや振り遅れた感じはありましたが、見事にバットの芯にミートし、打球は逆方向。ライトスタンドを目指してライナーでぐんぐんと伸びていき、スタンドに到達!!これにはベンチにいた選手も驚きでした。チームも大盛り上がりで、開幕勝利を決定付けた一発となりました。
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