庄司選手のプロ初安打 | ||
回 | 内容 | 点 |
7回表 | 右安打 | 0 |
2009年のドラフト4位でカープに入団した庄司選手は、この年が8年目。年齢的には中堅に入ってくる頃です。プロ入り5年目で初の1軍昇格を果たし、1度だけ打席に立ちました。限られたチャンスしかない状況で、この年はシーズン最終盤になり、ようやく1軍でのチャンスが与えられるようになりました。
7−11とカープ劣勢の展開で、投手のところに打順が回ってきたところで、代打に送られたのが庄司選手でした。マウンド上には横浜DeNAの右腕・井納翔一投手。その投球をはじき返した打球はライト前へのクリーンヒットとなりました。プロ8年目でようやく飛び出したプロ初安打。長い下積みを経て、ついにゼロを1に変えることができた瞬間であり、下積みがついに報われた嬉しい1本となりました。
坂倉選手のプロ初安打&初打点 | ||
回 | 内容 | 点 |
10回表 | 中安打 | 2 |
ちょうど1週間前にプロ初打席に立ち、高卒ルーキーながら1軍デビューを飾った坂倉選手。この日の横浜DeNA戦は1−1という接戦の中、7回裏から会沢選手に代わって、捕手としてマスクをかぶりました。これが坂倉選手にとって、プロ初の1軍での守備デビューとなり、中継ぎ陣を必死でリードしました。
試合は延長戦に突入し、10回表のカープの攻撃。代打・新井貴浩選手の2点タイムリーで待望の勝ち越し点を奪うと、さらに2死満塁のチャンスで坂倉選手に打順が回り、左腕の田中健二朗投手の低めの、見逃せばボール球のような難しいボールに対応し、詰まりながらもセンター前に運ぶ2点タイムリー!坂倉選手にとってプロ初安打はプロ初打点のおまけ付き。試合を決定付ける大きな一打ともなりました。
藤井晧投手のプロ初登板&初ホールド試合成績 | |||||||
回 | 打 | 投 | 安 | 振 | 球 | 失 | 責 |
1 | 3 | 16 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 |
最速150キロのストレートを投げ込む右腕として入団した藤井皓哉投手。しかし、プロに入り2年目、3年目と思ったような結果を残せず、高校時代の豪快なストレートも影を潜めていた中で、3年目、2017年のシーズン後半に入り、ようやくストレートの球威を取り戻し、ついに1軍昇格を果たしました。
そしてこの日、横浜スタジアムでの横浜DeNA戦は1−1の同点という緊迫したゲーム展開。通常、プロ初登板となれば、敗戦処理のようなもっと気楽な場面で起用する傾向が強い中で、藤井皓投手はなんとこの状況で、この試合3番手として7回裏のマウンドに上がり、この日本塁打を放っていた宮崎敏郎選手をレフトフライに抑えると、最後は梶谷隆幸選手をセカンドゴロに抑え、3人をピシャリと抑えました。チームは延長戦の末に勝利を飾り、藤井皓投手はプロ初登板でいきなりプロ初ホールドをマークしたのです。
坂倉選手のプロ初出場・初打席 | ||
回 | 内容 | 点 |
8回裏 | 左飛 | 0 |
高卒ルーキーでありながら、ウエスタンリーグでは2位となる打率.298という成績を残した坂倉選手が、2013年の鈴木誠也選手以来となる高卒ルーキー野手の1軍昇格を果たしました。すでにチームは、2016年に次ぐセリーグ連覇を達成していたこともあり、少しでも若手にチャンスを与えようということだったのでしょう。ウエスタンリーグで1年目としては申し分ない成績を残していた坂倉選手にチャンスが巡ってきました。
この日の巨人戦の8回裏、ジェイ・ジャクソン投手の代打としてプロ初出場を飾りました。プロ初打席に立った坂倉選手でしたが、当時巨人に在籍していた左腕・池田駿投手の前にレフトフライに倒れました。しかし、高卒ルーキーでプロ初打席で、左打者ながらいきなり左腕と対戦して、しっかりバットに当てて外野に飛ばしたのですから、期待度が高まるプロ初打席でした。
中村祐投手のプロ初打点 | ||
回 | 内容 | 点 |
1回裏 | 三内野安打 | 1 |
カープはリーグ連覇に向けてマジック4としている9月13日の横浜DeNA戦、この日の先発は中村祐投手でしたが、初回から2点を失い、苦しいマウンドでした。
その直後の1回裏、田中広選手の先頭打者アーチから反撃ののろしを上げ、2死から打線がつながり、一気に逆転に成功すると、磯村選手の敬遠で2死満塁とし、打席には投手ではありますが、打撃の良い中村祐投手。放った打球は高いバウンドとなるサードへの内野安打!またさらに相手を突き放す効果的なタイムリーは、中村祐投手にとってプロ初打点となりました。この日、中村祐投手は3回3失点と、先発では結果を残せなかったものの、チームは12点を奪う圧勝。そのうちの1点を中村祐投手がもぎ取ったということになりました。
薮田投手のプロ初完投&完封試合成績 | |||||||
回 | 打 | 投 | 安 | 振 | 球 | 失 | 責 |
9 | 32 | 119 | 4 | 6 | 4 | 0 | 0 |
2017年の薮田投手は、テイクバックが小さい独特なフォームから150キロ中盤のストレート、そして変化球をコーナーに決める見事な投球で、シーズン中盤から先発ローテーションに入り、この日の登板の前回のマウンドで自身初の10勝目を挙げたばかりでした。
そしてこの日、相手は巨人。しかも相手の先発は球界を代表する右腕である菅野智之投手。先発・薮田投手は初回にいきなり先頭打者に四球を出しながらもゼロで切り抜けると、2回裏、西川龍馬選手がライトスタンドへ芸術的な一発を放ち、先制点を奪います。
しかし、やはり相手は菅野投手。打線はなかなか得点を奪うどころか、1本のヒットを打つにも苦労する状況。ただ、その一方で薮田投手は4回までランナーを背負いながらも、ゼロでしのぐ粘りの投球を見せますが、5回以降はさらにエンジンをかけ、菅野投手とがっぷり四つのまま、1−0とカープ1点リードのまま9回表のマウンドへ…。1死1塁の場面で最後の打者をゲッツーに抑え、見事に菅野投手との投げ合いを、何と1−0という最少スコアで制するという素晴らしいピッチングで、プロ初完投勝利を完封で飾りました。これで薮田投手は11勝目、そしてチームをさらに優勝へ前進させる大きな1勝となりました。
高橋樹投手のプロ初先発試合成績 | |||||||
回 | 打 | 投 | 安 | 振 | 球 | 失 | 責 |
4 | 21 | 82 | 7 | 3 | 1 | 8 | 3 |
プロ入り2年目、将来を期待される技巧派左腕である高橋樹投手が、この日の横浜DeNA戦でプロ初先発のマウンドに上がりました。敵地・横浜スタジアムでのマウンドでしたが、初回から味方打線が鈴木誠也選手の2ランなどで3点を奪い、高橋樹投手自身も初回を三者凡退で抑えるという順調なスタートでした。
しかし、なかなかすんなりと事が進むほど甘くはなく、2回裏に2塁打や味方のエラーなどで1死満塁のピンチを招き、タイムリーを打たれた後に、グランドスラムを浴びせられました。3点の援護点をあっという間に吐き出すどころか、2点のビハインドとなってしまいました。
高橋樹投手は4回まで投げました。4回にも3点を失いました。結果的に、4回8失点(自責点は3)。待望のプロ初先発は、すんなり3人で抑えたイニングもありましたが、ランナーを出せばすべて得点に結びつけられてしまうという内容に終わりました。
白浜選手のプロ初盗塁 | ||
回 | 内容 | 点 |
11回裏 | 二盗 | 0 |
この日の阪神戦はもつれていました。3点ビハインドの9回裏にカープが土壇場で同点に追い付き、試合は5−5のまま延長戦に入ります。2死2塁とチャンスを作り、打席には今村投手の代打・白浜選手。ベンチメンバーの野手では、いよいよ最後の選手となるほどの総力戦でした。その白浜選手はレフト前にしぶとく運び、次の打者へつなぎました。このヒットは白浜選手自身3年ぶりでした。
さらに2死1・3塁の場面で白浜選手が盗塁に成功!相手からすればダブルスチールも警戒しなければならない場面であったため、2塁への盗塁はフリーの状況。しかし、盗塁は盗塁。この盗塁は白浜選手にとって、じつにプロ14年目での初盗塁となりました。
岡田投手のプロ初打点 | ||
回 | 内容 | 点 |
4回裏 | 右安打 | 1 |
岡田投手にとっては2年目のシーズンとなった2017年は、先発ローテーションの一角として、打線の援護を味方にしながら、順調に勝ち星を伸ばし、成長を感じさせるピッチングを見せていました。この日の中日戦でも序盤にチームが先制点を奪い、その後も着実にリードを広げました。岡田投手は7回途中まで1失点と試合を作り、8勝目を挙げました。
実はこの試合の4回裏、1死満塁のビッグチャンスに岡田投手がライト前にタイムリーヒットを放ち、自分自身を援護する得点を奪いました。これが岡田投手にとってプロ入り初打点となりました。振り返れば、この打点からチームは打線がつながり、12−1の圧勝となりました。岡田投手の初打点がチームを勢いづけました。ちなみにこの年、岡田投手は通算6安打を放ち、8打点を挙げる意外性のある打撃を見せました。
中村祐選手のプロ初安打 | ||
回 | 内容 | 点 |
5回裏 | 右安打 | 0 |
この日の先発は5月4日の中日戦でプロ初登板初先発を初勝利で飾った中村祐投手。初回にこそ2点を失いましたが、味方の強力な援護にも恵まれて、6回2失点と試合を作りました。
そんなこの日、5回裏に中村祐投手自身が横浜DeNA・尾仲投手からライト前にヒットを放ち、チャンス拡大、その後の得点に貢献しました。このヒットが中村祐投手のプロ初ヒットとなりました。ウエスタンリーグではホームランを放った経験もあり、元々打撃センスも高い投手。プロ初ヒットも逆方向へ逆らわない、打撃センスを感じさせる華麗なヒットでした。
中村祐投手のプロ初登板初先発初勝利試合成績 | |||||||
回 | 打 | 投 | 安 | 振 | 球 | 失 | 責 |
5 | 22 | 103 | 5 | 4 | 2 | 3 | 3 |
鯉の季節で盛りあがるマツダスタジアムですが、ジョンソン投手などの離脱で、チームの先発投手事情は厳しい状況。その中で、4年目の中村祐投手に先発としての白羽の矢が立ちました。これがプロ初登板であり、しかも初先発という大抜擢です。
しかし初回、いきなり1軍での初球を京田選手にレフトへはじき返される2塁打を打たれ、その後、内野ゴロの間にあっさり1点を奪われ、プロ初失点を喫してしまいました。2回にも先頭打者にヒットを許し、そこから1点を奪われてしまいます。しかし、3回、4回は落ち着いたピッチングを見せ、5回にソロホームランを浴びましたが、プロ初登板初先発を5回3失点というまずまずの内容で終えました。
打線は4回に新井選手のホームランで同点に追い付き、1点ビハインドの5回には、相手のミスも絡んで一気に逆転に成功しました。この逆転により、中村祐投手に勝利投手の権利が復活したのです。打線はその後も会沢選手の2ランなどで着実に得点を重ね、中継ぎ陣も6回以降を1点に抑え、見事な逆転逃げ切り勝利を収めました。この瞬間、中村祐投手は4年目にしてプロ初登板初先発で見事初勝利を飾りました。プロ初登板でしたが、積極的な投球で試合を作り、勝利を手繰り寄せるピッチングを見せました。
高橋樹投手のプロ初登板試合成績 | |||||||
回 | 打 | 投 | 安 | 振 | 球 | 失 | 責 |
1/3 | 2 | 7 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 |
序盤から大量ビハインドの展開ながら、西川選手のプロ初本塁打などで追い上げを見せるカープ。しかし、せっかくの追い上げムードも、中継ぎが取ったら取られるの繰り返し。2点差まで詰め寄った直後の8回裏に一発を浴びて、6−10と再び4点差に逆戻りした展開で、マウンドには高橋樹投手が上がりました。
花巻東高からカープに入団して2年目の左腕にとってはプロ初のマウンドとなりました。2死ランナーなしの場面でいきなりヒットを浴び、さらに相対するバッターは横浜DeNAの主砲・筒香嘉智選手。プロ野球界を代表する長距離砲を相手に最後は見事に空振り三振に抑えました。わずか1つのアウトを奪ったのみのマウンドでしたが、あの筒香選手を抑えたという鮮烈なデビューでした。
西川選手のプロ初本塁打 | ||
回 | 内容 | 点 |
8回表 | 右本塁打 | 2 |
この年、2年目を迎えた西川選手。この日の横浜DeNA戦ではスタメンを外れていました。3回を終わって0ー7と大量ビハインドという展開ながら、少しずつ追い上げを見せるという状況の中、4点差まで詰めよって迎えた8回表、先頭の安部選手が横浜DeNAの中継ぎ右腕・三上投手からヒットで出塁して、打席にはブレイシア投手の代打で登場したのが西川選手が立ちました。
西川選手は三上投手が投じた内角へのストレートを見事にさばき、打球はライトスタンドへ!さらに得点差を詰め、一気に2点差に迫る豪快な2ランは、西川選手にとって、2年目にしてプロ初のホームランとなりました。細身ながらも、類い稀な打撃センスでスタンドまで運ぶ豪快なアーチとなりました。
岡田投手のプロ初完投勝利試合成績 | |||||||
回 | 打 | 投 | 安 | 振 | 球 | 失 | 責 |
9 | 31 | 113 | 4 | 9 | 0 | 1 | 1 |
2年目のこの年、先発として更なる飛躍が期待される岡田投手。特にこの年、岡田投手にとっては2度目の阪神戦でしたが、最初の対戦ではコントロールが荒れて、自滅してしまっただけに、その失敗を取り返したいマウンドでした。
この日の阪神戦で先発した岡田投手は、初回からいきなり味方が4点を奪うなど、4回までに7点の援護をもらい、さらに自分自身も4回までにパーフェクトに抑え、堂々としたピッチングを繰り広げました。5回に1点を失ったものの、突然大崩れする悪いクセもなく、大量援護に守られながら、最後まで勢いのあるストレートと、カーブなどの変化球を低めに集めて、9回までしっかりと投げ抜きました。
実は前年、6月4日の福岡ソフトバンク戦で、プロ初完投をマークしているのですが、このときは雨の影響で5回コールド。結果的には「完投」で、試合は引き分けに終わるという、どこか消化不良な完投でした。しかし、この日は「9回」を投げきり、しかも勝利!さらに、コントロールに課題のある岡田投手にとっては、さらに一皮むけるのではないかと思わせる無四球完投勝利!見事な、胸を張って堂々と言えるプロ初完投勝利となりました。
床田投手のプロ初勝利試合成績 | |||||||
回 | 打 | 投 | 安 | 振 | 球 | 失 | 責 |
7 | 27 | 97 | 5 | 8 | 1 | 5 | 5 |
プロ初登板初先発から1週間が経ち、今度は敵地・東京ドームでの巨人戦の先発マウンドに立ったドラフト3位ルーキーの床田投手。しかし、いきなり初回に阿部慎之助選手に2ランを浴びる展開となりました。
しかし、この日は打線がしっかり援護。取られたら取り返す、しかもベテランの一発攻勢を見せました。2点を失った直後に新井貴浩選手、さらにはエルドレッド選手のソロホームランで同点に追い付くと、3回には新井選手の3ランに、またしてもエルドレッド選手がソロホームラン!相次ぐ一発攻勢で得点を積み重ね、試合をひっくり返し、リードを広げ、床田投手を強力に援護しました。
大きなリードに支えられた床田投手でしたが、5回にランナーをためて村田修一選手に3ランを浴びてしまいます。その後も7回まで投げた床田投手。2本のホームランで5点を失い、結果的には試合を作ったとはいえないピッチングではありましたが、無失点で切り抜けたイニングはボールも低めに集める床田投手らしい内容でした。ベテランが勢いをつけ、大量援護をしてくれたことも重なり、床田投手にはプロ2試合目で嬉しいプロ初勝利を手にし、7日の加藤投手に続いて、期待のルーキーが1勝目を挙げました。
加藤投手のプロ初登板初先発初勝利試合成績 | |||||||
回 | 打 | 投 | 安 | 振 | 球 | 失 | 責 |
8.1 | 32 | 135 | 2 | 7 | 7 | 1 | 1 |
この年のドラフト1位ルーキー・加藤拓也投手(後に矢崎に改姓)。荒れ球ながら剛速球が魅力の投手ですが、オープン戦でも良かったり悪かったり…それゆえ開幕ローテーションからは外れていました。しかしこの日、本来先発予定だったジョンソン投手が咽頭炎を発症し、登板回避となり、急きょ加藤投手がプロ初登板初先発という大役を任されることになりました。
なんせコントロールは荒れていました。ただ、プロ初登板ということはすなわち、相手にとっても初見であるわけで、150キロを超える荒れ球のストレートとフォークを交え、勝負どころでズバッとくるピッチングをすれば、相手もなかなか踏み込めなかったのでしょう。
それにしても、荒れ球だけに四球も多く、割とランナーを出していたのですが、8回まで終わって、打たれたヒットはなんとゼロ!プロ初登板初先発がノーヒットノーランに…ものすごい快挙が目前でしたが、あと2人というところで東京ヤクルト・バレンティン選手に三遊間を破られてしまいました。こうなると立て続くもので、タイムリーを許し、9回1死で降板となりました。プロ初完投初完封は逃しましたが、かなりインパクトのあるセンセーショナルなデビューでした。
床田投手のプロ初登板初先発試合成績 | |||||||
回 | 打 | 投 | 安 | 振 | 球 | 失 | 責 |
6.1 | 29 | 109 | 9 | 6 | 1 | 3 | 3 |
春季キャンプ、オープン戦と評価を上げていたこの年のドラフト3位ルーキー・床田投手が開幕ローテーションに入り込み、この日の中日戦がプロ初登板、しかも初先発となりました。
初回から1点を失う苦しい立ち上がりとなりました。しかし、2死満塁の大ピンチをしのぎ、1点で食い止めました。しかし、その後は5回に1点を失い、7回には自分自身が残したランナーを中継ぎが生還を許してしまいましたが、全体的にコントロールも低めに集め、テンポも良く、初登板初先発とは思えないような、落ち着いたピッチングを見せました。
7回途中まで109球、9本のヒットを打たれました。しかし、ピンチを迎えても、ビッグイニングを作らせず、1失点にとどめるなど粘りのピッチングを見せました。好投が勝ち星にはつながりませんでしたが、最終回にカープが粘りを見せ、何とか同点に追い付いたことで、黒星がつくこともありませんでした。先発としての仕事を十分に果たしたピッチングで、次の登板に対する期待も膨らむとともに、カープにとっては待望の先発左腕の誕生を予感させる投球内容でした。