今季のプロ初○○!!<2016年シーズン版>


9月19日 塹江投手がプロ初先発

塹江投手のプロ初先発試合成績
5 18 80 2 6 3 2 2

 プロ初登板が1アウト、6失点の大炎上で、防御率162.00となった塹江投手。その日から8日後の横浜DeNA戦で先発のチャンスが巡ってきました。優勝決定前であれば、大炎上後に即2軍降格だったかもしれません。しかし優勝決定後ということもあり、ポストシーズンへの戦力探しも兼ねていたのでしょう。塹江投手にもう一度チャンスを与えようということになったのかもしれません。なんせ150キロを超えるストレートを投げ込める左腕は魅力的ですから。

 そんな塹江投手は初回に2ランを浴びてしまいます。またも登板早々に一発を浴び、果たして何点取られるだろう…そんな雰囲気ばかりが漂いましたが、2回以降は立ち直り、ストレートとスライダーを中心としたピッチングで、ゼロを並べました。コントロールも低めに集め、ランナーを出しても、バックの堅い守りもあって、要所要所をしっかり締めました。

 結果的には5回2失点で、先発として何とか試合を作り、今後への期待が膨らんだ塹江投手。ただ、先発としてはコントロールや変化球の球種など、まだまだ課題は多いという印象でした。しかし、試合前まで162.00という防御率は、今日の好投で11.37まで改善した、そんなプロ初先発のマウンドでした。

▲このページのトップに戻る


9月11日 塹江投手がプロ初登板

塹江投手のプロ初登板試合成績
0.1 7 19 4 0 2 6 6

 当時プロ2年目だった期待の左腕・塹江投手。この前日にカープは東京ドームで25年ぶりとなる悲願のセリーグ制覇を成し遂げ、たまたま1軍に合流していた未成年だった塹江投手も宿舎でジュースをかけて祝ってもらったそうです。そんな優勝の余韻が残る中で、プロ初登板の機会が巡ってきました。

 2点ビハインドの7回裏にマウンドに上がった塹江投手でしたが、後にチームメイトとなる当時巨人の長野選手から初球を左中間スタンドに運ばれ、いきなりプロの洗礼を浴びました。それに動揺したのか、ヒットと連続四球であっという間に満塁のピンチを招き、アウトを1つ奪ったものの、立て続けに連打を浴びて、あれよあれよという間に6点を失う結果に。1アウトのみで6失点、防御率は162点。大炎上のプロ初登板でしたが、あの大野豊さんも1年目、防御率135点からのスタートだったのですから、カープを代表する偉大な左腕と似たような滑り出しに今後の成長が期待されます。

▲このページのトップに戻る


7月12日 船越投手がプロ初出場初打席初安打

船越選手のプロ初本塁打
内容
7回裏 中安打 0

 2015年のドラフト4位でカープに入団したこの年のルーキー捕手・船越選手。春季キャンプが始まって早々に左中間スタンドに一発を放つという強烈なアピールをしたものの、その直後に故障でリタイア…。いきなり波の激しいスタートとなりました。

 そんな船越選手が1軍初昇格を果たしたのが、この日の巨人戦。オールスター戦が間近に控え、若手にチャンスを与えるべく、前半戦の登板機会がない先発投手が2軍に回る中で、船越選手にもそのチャンスが巡ってきました7回裏に代打で登場した船越選手は、そのプロ初出場初打席の場面で、巨人・ 戸根投手からセンター前にきれいにはじき返すヒットを放ち、嬉しいプロ初安打をマークしました。後に、これがプロ野球選手として最初で最後のヒットになるとは思いませんでしたが…

▲このページのトップに戻る


7月10日 戸田投手がプロ初完投・初完封

戸田投手のプロ初完投・初完封試合成績
9 37 140 8 6 3 0 0

 この試合の先発は前2試合、結果が残せていなかった戸田投手。自身にとっても、先発生き残りのために「今日こそ!」という強い思いがあったのではないでしょうか。そんな先発マウンドで、打線は初回に3点、2回に5点と、合計8点を奪い、戸田投手を強力援護しました。

 戸田投手は2回まで低めに集める投球でパーフェクトに抑えていましたが、3回以降は7回を除き、すべてのイニングでランナーを出すという苦しい投球となりました。しかし、それでも粘り強くスコアボードにゼロを並べました。そこにはもちろん8点の大量援護もあったことでしょう。

 そして8回までスコアボードにゼロを並べ続け、いよいよ9回のマウンドに立ちます。このイニングもスコアリングポジションにランナーを許し、2死からヒット…これで完封を逃したかと思われましたが、相手がセカンドランナーに代走を出してないことが幸いし、本塁への生還を許さず、最後の打者をセンターフライに押さえ3アウト!140球もの球数を投げ、8安打を許し、ピンチの連続でもありました。しかし、最後まで低目を意識し、ストレートは思い切り投げ込む投球を見せ、プロ初完投を見事なプロ初完封勝利で飾りました。

▲このページのトップに戻る


6月25日 岡田投手がプロ初勝利

岡田投手のプロ初勝利試合成績
6.0 26 80 8 2 0 2 2

 この年のドラ1ルーキー・岡田投手。カープによく見られる傾向ですが、まだプロ未勝利の若手投手が先発し、試合を作れば作るほどに打線が援護してくれない、守りでもミスをする…まるで敵は身内にありという感覚すら覚えるほどで、この年の岡田投手についても、好投しながらも勝ち星に見放されている試合が幾度となくありました。

 そして、先発として9試合目のマウンド。しかも一時期の2軍調整から復帰し、好投を続けていましたが、岡田投手が投げると打線が打てなくなったり、中継ぎが打たれたり…その悪循環が続いていました。ルーキーだからこそ、調子が良いうちに初勝利をつけてあげたい…

 岡田投手は序盤からランナーを背負う場面が多かったものの、粘りのピッチングを見せます。打線も3回に先制、5回には新井さんの激走による得点もあったりで、何としても岡田投手にプロ初勝利をという強い思いが伝わる攻撃を見せてくれました。おかげで、岡田投手は4点のリードをもらうことができました。

 7回に2ランを浴び、いよいよ相手打者に捉えられつつあると感じました。しかし、イニング途中で後を継いだヘーゲンズ投手がそれ以上の失点を許さず、ジャクソン投手、中崎投手と勝利の方程式をしっかりとつなぎ、逃げ切りに成功!9試合目の先発、「9度目の正直」で、ルーキー・岡田投手にようやくプロ初勝利がついたのです。

▲このページのトップに戻る


6月19日 下水流選手がプロ初本塁打

下水流選手のプロ初本塁打
内容
6回裏 左本塁打 2

この日、マツダスタジアムでのオリックスとの交流戦は鈴木誠也選手が3試合連続となる決勝ホームランを放つド派手な活躍を見せ、振り返れば25年ぶりのセリーグ制覇を実現できた大きなポイントであった3連戦でした。この年の流行語大賞である「神ってる」が生まれたのもこの試合でした。

そんなインパクトの強かったこの試合で、序盤の劣勢を同点に持ち込む一発を放ったのが下水流選手でした。2点ビハインドの6回裏、1死から新井選手が左中間を破るエンタイトル2塁打で出塁し、2死2塁となって、打席には代打・下水流選手。マウンド上にはオリックス・白仁田投手。5球目の真ん中高めに入ってきたストレートを逃さず、力強く振り抜いた打球は、ぐんぐんと伸びていき、左中間スタンドに飛び込む同点ホームラン!

このホームランが下水流選手にとってはプロ初のホームランとなりました。プロ入り4年目、即戦力の右の長距離砲として期待されながら、なかなかそのパワーを1軍で発揮することが出来ずに苦しんでいました。しかし、ようやくこの日、下水流選手が本来の持ち味を見せ付けて、嬉しいプロ第1号を放ったのです。

▲このページのトップに戻る


6月3日 土生選手がプロ初安打

土生選手のプロ初安打
内容
7回裏 ライト前ヒット 0

 プロ初出場初打席から3日後、この日の福岡ソフトバンクとの試合で、土生選手が6番・ライトでプロ初スタメンとなりました。

 カープ打線は福岡ソフトバンク先発・東浜巨投手の前にわずか3安打に終わりました。しかし、その中で土生選手が、7回裏、先頭打者として打席に入り、ライト前に痛烈な打球を放ち、5年目にしてようやく嬉しいプロ初安打を放ちました。しっかりと捉えた打球は、糸を引くような豪快で、素晴らしいものでした。ただ、振り返れば、これが土生選手にとって、最初で最後のヒットになるとは…ただ、この1本は土生選手にとって大きな大きなものになったのではないでしょうか。

▲このページのトップに戻る


5月31日 土生選手がプロ初出場・初打席

土生選手のプロ初出場・初打席
内容
7回表 空振り三振 0

 2011年のドラフト4位で早稲田大からカープに入団した土生選手。しかし、プロ入り後は壁にぶち当たり、即戦力の期待とは裏腹に、4年間は1軍出場を果たせないままでした。そして、5年目のこの年、ついに1軍昇格、初出場初打席のチャンスが巡ってきました。

 交流戦、千葉ロッテとの対戦で相手は石川投手。7回表1死2塁というチャンスの場面で、石原慶幸選手の代打で初出場となりました。シンカーの使い手である石川投手の球筋やキレ味はもはや一度も見たことがないものだったかもしれません。しかし、ストライクだと思った球は迷わずに積極的に振りにいきました。バットにボールが当たることはなく、最後はシンカーで空振り三振。しかし、3回、すべてスイングした印象深いプロ初出場初打席となりました。

▲このページのトップに戻る


5月20日 磯村選手がプロ初打点

磯村選手のプロ初打点
内容
12回表 左安打 1

 この日の阪神戦はカープが黒田投手、阪神が岩貞投手の息詰まる投手戦でした。黒田投手は6回まで、岩貞投手は7回までを投げ、試合は8回を終わって0ー1とカープが1点ビハインドという展開で、いよいよ9回を残すのみとなりましたが、カープが粘りを見せて、エルドレッド選手の犠飛で同点に追い付きました。

 1ー1のまま、延長12回表。カープ最後の攻撃は2死3塁のチャンス。打席にはこの日途中出場でマスクをかぶっていた磯村選手。阪神・田面投手に対し、フルカウントからショート左をしぶとく抜けていくレフトへのタイムリーを放ち、これがプロ初打点!しかも、この1点が勝ち越し点となり、チームは敵地での延長戦を制す大きな1勝を手に入れました。昔ならプロ初勝利打点ともなったインパクトあるプロ初打点でした。

 そして同じ日、もう1人の選手がプロ初勝利を手にしたのです。

▲このページのトップに戻る


5月20日 戸田投手がプロ初セーブ

戸田投手のプロ初セーブ試合成績
1 5 20 1 1 1 0 0

 磯村選手のプロ初打点となる勝ち越しタイムリーで勝ち越したこの日の阪神戦は、延長12回まで勝負がもつれる熱戦となりました。カープは12回2死から決定的な3点を奪いました。

 総力戦となった試合で、カープはすでに勝ちパターンの中継ぎ陣をすべて使い切っていました。その中で緒方監督がマウンドに送ったのは戸田投手。先頭打者を抑えたものの、ヒットと四球で一打同点のピンチを迎えました。しかし、ここで続く打者を三振、ピッチャーライナーに抑えて、何とか逃げ切りに成功しました。延長戦でチームがリードした直後にマウンドに上がり、何とか抑えた戸田投手にプロ初セーブが灯ったのです。

▲このページのトップに戻る


4月27日 野村投手がプロ初完封

野村投手のプロ初完封試合成績
9 32 129 5 3 2 0 0

 4月27日の東京ヤクルト戦は前日、新井さんのプロ通算2000本目の安打達成とあって、敵地・神宮であっても、どこかカープの本拠地ではないかという雰囲気。その中で先発マウンドに上がった野村投手は立ち上がりからストレートに球威があり、3回までパーフェクトピッチング。

 4回表が終わって7点リードという味方の手厚い援護もあって、ピンチを招いても堂々たるピッチングを繰り広げました。4回裏にはこの日許した初めてのヒットから無死1・2塁のピンチを招き、3番・山田選手、4番・バレンティン選手という恐怖の打順となりましたが、山田選手をファーストへのファウルフライに、バレンティン選手に対しては、内角へのシュート気味の球で見事に詰まらせ、ゲッツーを奪い、ピンチを切り抜けました。

 バックの守り、さらなる打線の援護の中で、野村投手はイニングを重ねても球威は衰えず、8回まで無失点。そして9回裏1死1・2塁とピンチを招きますが、最後まで攻めの姿勢を崩さず、プロ5年目にして、ようやくプロ初完封を達成しました!3年前、呉でのオリックス戦でプロ初完投勝利を達成しましたが、それ以来の完投勝利を見事完封で飾りました。

▲このページのトップに戻る


4月5日 西川選手がプロ初打点

西川選手のプロ初打点
内容
8回裏 左安打 1

 この年のドラフト5位ルーキー・西川選手。天性のバッティングセンスで開幕1軍を勝ち取り、プロ初出場、初安打と順調にプロとしてのスタートを切りました。そして、4月5日のヤクルト戦ではカープが一方的にリードする展開で、8回裏2死3塁のチャンスで西川選手に打順が回りました。

 マウンドには左の変則派投手の久古投手。ルーキーならば、しかも左打者なら面食らうような投球フォームでしょうが、西川選手は逆らわずにレフト前にはじき返すタイムリー!プロ初打点は、試合展開の中ではダメ押し点でしたが、天才的と評される西川選手らしいものとなりました。

▲このページのトップに戻る


4月2日 岡田投手がプロ初登板初先発

岡田投手のプロ初登板初先発初勝利試合成績
6.2 31 118 9 3 3 3 2

 2016年、期待のドラフト1位ルーキー・岡田投手が開幕2カード目にして、早くも1軍でのプロ初登板を飾りました。しかも初先発となったこの日の巨人戦は初回、後にチームメイトとなる長野選手にヒットを浴び、坂本選手に3塁打を打たれ、あっという間に1点を失うという波乱の幕開けとなりました。

 その後はヒットを許しましたが、粘りのピッチング。2回以降は6回までスコアボードにゼロを並べました。7回に3本のヒットを集められて1点を失い、ここで降板。リードを奪った状態でマウンドを降りたのですが、その後、味方のエラーで同点に追い付かれ、初勝利をつかむことはできませんでした。しかし、プロ初登板初先発ではありましたが、それでも淡々と試合を作った岡田投手、楽しみな存在になるのではと期待の膨らむピッチングでした。

▲このページのトップに戻る


3月30日 横山投手がプロ初登板初先発初勝利

横山投手のプロ初登板初先発初勝利試合成績
7.2 35 108 7 2 6 3 3

 この日の試合を迎えるまで、カープはナゴヤドームで年をまたいで8連敗中と鬼門にしていました。この日、先発のマウンドに上がったのは、即戦力として期待が高く、オープン戦でも結果を残したことで、先発ローテーション入りを果たしたドラフト2位ルーキー・横山投手。最速150キロを誇る右腕ですが、打たせて取るピッチングを持ち味としています。

 横山投手は変化球でもストライクを奪うピッチング。フェンス際の大飛球を打たれる場面もありましたが、それでもフェンスを越えさせなかったのは、ナゴヤドームがホームランの出にくい球場であることもありますが、微妙に打者のバットの芯を外していたからでしょう。

 この日は打線もこれ以上ない強力援護をしてくれました。横山投手自身もセーフティスクイズを決める場面もあるなど、打線は中日投手陣から11点を奪いました。ピッチング自体は8回途中まで3つの死球を与えるなど、コントロールにバラつきがあったのは確かですが、打線の強力援護にも守られて、3失点で切り抜け、プロ初登板初先発という代役を初勝利で飾るとともに、チームもナゴヤドームでの連敗を8で止めました。

▲このページのトップに戻る


3月27日 オスカル投手がプロ初勝利

オスカル投手のプロ初勝利試合成績
1 3 13 1 0 0 0 0

 2日前、この年の開幕戦でルーキーながらいきなりプロ初登板の機会をつかみ、何とか無失点デビューを果たしたオスカル投手。なんせ、中継ぎ左腕の不足はカープにとって長年にわたる課題だけに、その解消に向けての期待が膨らみました。

 この日、6回裏に同点に追いつき、3−3で迎えた7回表にマウンドに上がったオスカル投手。いきなりヒットを許しますが、味方の攻守に助けられて、何とか無失点で切り抜けました。しっかり抑えた…という内容ではなく、やはりシーズンに入ると、オープン戦のようにはいかないという怖さも感じたのではないでしょうか。ただ、直後にカープがエルドレッド選手のタイムリーなどで勝ち越し、ラッキーなプロ初勝利が転がり込んできました。ドラフト6位の下位指名で入団したオスカル投手は、12球団のルーキー投手で一番乗りの初勝利を手にしたのです。

▲このページのトップに戻る


3月27日 西川選手がプロ初安打

西川選手のプロ初安打
内容
8回裏 右中間への3塁打 0

 前日にプロ初出場を果たしたばかりの西川選手は、この日も8回表にサードの守備に入りました。しかし、前日と異なるのは、その直後の8回裏、5−3の2点リードで迎えた場面で、先頭打者として打順が回ってきました。これがプロ初打席となりました。

 その初打席で西川選手は横浜DeNA・小杉投手から右中間を破っていく当たりで一気に3塁を陥れる3塁打を放ちました。俊足とツボにはまれば長打もある天才的とも評価される打撃をいきなり見せ付けました。さらにその後、田中広輔選手がセンター前ヒットで、西川選手が生還。プロ初得点もマークするというおまけ付き。試合展開を考えても、貴重なダメ押し点となっただけに、プロ初安打は勝利に貢献した大きな一打となりました。

▲このページのトップに戻る


3月26日 西川選手がプロ初出場

西川選手のプロ初出場
内容
8回表 サードの守備固め -

 この年のドラフト5位ルーキー・西川龍馬選手。巧みなバッティングが評価されてのドラフト指名・入団となり、その実力を発揮して、開幕1軍のキップを掴みました。そして、開幕カードとなった横浜DeNA戦、2−1で迎えた8回表からサードの守備に入り、プロ初出場となりました。

 後に外野に挑戦し花開く西川選手ですが、プロ初出場は同じく後に苦手意識を持つサードの、しかも僅差での守備固めだったというのは面白い話です。ちなみにプロ初出場となったこの日、西川選手の守備機会はなく、打席に立つこともありませんでした。

▲このページのトップに戻る


3月25日 オスカル投手がプロ初登板

オスカル投手のプロ初登板試合成績
0.2 3 7 1 0 0 0 0

 この年のドラフト6位ルーキーのオスカル投手はWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)ではブラジル代表を務め、日本代表とも対戦経験がある即戦力左腕として入団しました。オープン戦からストレートでぐいぐいと攻める積極的で強気なピッチングで、開幕1軍を掴み取りました。

 この日はプロ野球の開幕戦となる横浜DeNAとの一戦。先発・ジョンソン投手の好投が報われないまま、1点ビハインドで9回に。1死ランナーなしの場面でマウンドに送られたのがオスカル投手でした。ルーキーながらいきなり開幕戦でプロ初登板を果たし、ピンチを迎えながらも、左打者を2人をしっかり抑えて、まずは無失点ピッチングでデビューを飾りました。即戦力左腕として期待されたオスカル投手のスタートは上々なものでした。

▲このページのトップに戻る