今季のプロ初○○!!<2010年シーズン版>


9月11日 木村選手がプロ初本塁打

木村選手のプロ初打点
打撃結果 打点 三振 四死球 本塁打
右本塁打 2 1 1 1

 二遊間に故障選手が現れると、そのポジションを救うかのように現れる木村選手。しかし、その本心を探ると、やはり代打要員ではなく、スタメンを勝ち取りたい問い気持ちのほうが強いようです。でも、それはプロの選手としては当然のことであるように感じます。

 この年、東出選手の穴を埋めるべき奮闘した木村選手は、東出選手が2軍で残していた打率を大きく上回る.320台の打率でした。しかし、翌年の開幕スタメンには東出選手の姿はなし…過去の栄光とは、来期の監督候補などと考える前に、まずは一試合をモノにしようとする姿勢…それが今のカープには必要だと思います。木村選手のライトフェンスぎりぎりに入るホームランももちろんですが、このような玄人好みのヒットの積み重ねが今のチームには必要だと思います。

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9月5日 会沢選手がプロ初本塁打

会沢選手のプロ初打点
打撃結果 打点 三振 四死球 本塁打
左本塁打 2 0 0 1

 カープの将来の正捕手として期待が高まる会沢選手。2軍では三振も少なく、ミートセンスのある打撃には長打力も兼ね備え、打率の残せる捕手となっています。そんな会沢選手が阪神の久保田投手から、この日、左中間スタンドに見事な2ランホームランを放ちました。これが会沢選手にとって嬉しいプロ初本塁打となりました。

 この試合、0−7と一方的な負け試合となっていたカープでしたが、この会沢選手の本塁打によって、一気に5−7と詰め寄った試合でもありました。カープの捕手陣の課題はやはり打撃。でも、会沢選手は打率を残せる打撃があります。これを1軍でも生かせるようになれば、非常に大きな強みとなるところですが…。

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8月31日 伊東投手がプロ初完投勝利

伊東投手のプロ初登板利
1 3 14 0 1 0 0 0

 岩手県の盛岡大付属高校からドラフト5位でカープに入団した伊東投手。岩手県では菊池雄星投手の話題で持ちきりだった中、彼よりも早く1軍マウンドを経験することになりました。それも、2軍では先発ローテーションの一角として、まずまずの投球を見せていたこと、そして貴重な左腕ということもあってのことだったのでしょう。

 そんな伊東投手のプロ初マウンドは若々しさ前回の素晴らしいものでした。中日の主軸が並ぶ打線を見事に三者凡退に抑える投球。怖いもの知らずといってしまえば良いのかもしれませんが、それ以上にマウンド度胸の素晴らしさを感じました。ドラフト上位と下位…スタートは横一線などときれいごとは良く耳にしますが、どの選手も素質は高い。最近、ドラフト下位の投手が育っていない印象があるカープだけに、伊東投手にはそれを打ち破る活躍…期待したいと思います。

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8月22日 齊藤投手がプロ初完投勝利

齊藤投手のプロ初完投勝利
9 33 115 8 2 2 1 1

 高卒ルーキーイヤーから1軍で先発のチャンスをもらい、しかも5回無失点で見事にプロ初勝利を挙げた斉藤投手。その素質の高さは証明できたものの、なかなか安定して勝利を勝ち取ることが出来ず、しかも、スタミナ面の問題もあって、なかなか完投や完封どころか、先発として6回以降も投げられる試合が少ない状況でした。

 しかし、この日は齊藤投手の未知の領域でもあるイニングにも突入しました。ところが、そのときの得点は6−1でカープが大量リードを奪っていたこともあったのでしょう。ヒットを打たれながらも粘りの投球を見せ、プロ初完投を達成することが出来ました。「先発として勝ちを計算できるものの、関東はは絶対に無理…」というイメージを覆すようなプロ初完投勝利でした。

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8月18日 今村投手がプロ初登板初先発

今村投手のプロ初先発投球成績
2 13 49 4 0 2 5 4

 高卒ルーキーながら、期待のドラ1、しかも即戦力ともされていた今村投手がプロ初登板をしかも先発で飾ることが出来ました。対東京ヤクルトとの試合で登板した試合で、今村投手は2回までに5点を失い、屈辱のマウンドとなりました。

 高校時代はMAX152キロの剛速球を投げた込んだ今村投手。しかし、この日の投球はMAX136キロと、高校時代の面影も見られないまま、わずか2イニングでマウンドを下りました。緊張もあったのでしょうか・・・。けして「素質は感じられた」という内容でもなく、それはまったく別人の投球でもありました。

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7月27日 山本芳選手がプロ初打点

山本芳選手のプロ初打点
打撃結果 打点 三振 四死球 本塁打
右犠飛 0 0 0

 1ヶ月以上も前に、1軍に昇格したものの、なかなかで番がなかった山本芳選手が、この日、7番・サードでスタメン出場を果たしました。そしてその第1打席に、9年目にしてついにこの日がやってきたのです。

 2回表、無死2・3塁のチャンスで打席が回ってきた山本芳選手。相手投手は東京ヤクルトの村中投手でしたが、その投球をライトに運び、先制点となる犠牲フライとなりました。実はこれが山本芳選手にとっては9年目にして嬉しいプロ初打点となりました。2軍ではパワーのあるところも見せている山本芳選手。カープに希少な右で一発のある打者だけに、そろそろ1軍で持ち味を出してほしいところです。

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7月16日 中田投手がプロ初登板

中田投手のプロ初登板投球成績
1 4 10 1 0 0 0 0

 体調不良によってルーキーのシーズンをほぼ棒に振った中田投手。しかし、2年目に飛躍のきっかけをつかむことになりました。投手陣に相次いで故障者が出る中で、この日、プロ初の1軍昇格を果たすと、いきなり4番手として登板機会を得ることになりました。

 いきなり2塁打を打たれる苦しい展開になったものの、その後のバッターを打ち取り、この回を無失点で抑える上々のデビューを果たしました。2軍でもけして満足な成績を残したわけでもなかったのですが、1軍に昇格できたのは苦しい台所事情があってのもの。意外と速い1軍デビューとなりましたが、いずれにしてもチャンスはチャンス。その中で無失点で抑えられたこと・・・1軍初登板はまずまずの滑り出しとなりました。

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7月14日 大島投手がプロ初セーブ

大島投手のプロ初セーブ投球成績
1 6 26 2 1 2 1 1

 2010年のカープの守護神は、その座に就くたびに故障に見舞われるというめぐり合わせの悪さ。結局、現有戦力で日替わりストッパーという形になり、その順番が大島投手にも巡ってきました。

 7月14日の横浜戦。3点差というセーフティーリードながら、大島投手が9回から登板し、ピンチを迎え、1点を失いながらも、何とかこの回を切り抜けました。3点差もあるゆとりのある状況だったにもかかわらず、守護神という大役に緊張したのでしょうか。守護神としては失格の投球ではありましたが、ホロ苦い守護神デビュー、そしてプロ初セーブとなりました。

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7月4日 岩本選手がプロ初ホームラン

小松投手のプロ初打点
打撃結果 打点 三振 四死球 本塁打
左本塁打 0 0 1

 当時2年目の岩本選手。広島出身の期待の長距離砲でありながら、1年目はそのパワーを1軍で活かすことができませんでした。この2010年もシーズン序盤は2軍で悩む日々…。しかし、打撃フォームを修正してからは2軍では打ち出の小槌状態で打撃が上向き、この日の1週間ほど前に、1軍昇格を果たしたばかりでした。

 この日の試合で第1打席に横浜・清水直投手から左中間スタンドに放った一発。逆方向の打球が伸びるという前評判どおりの「らしさ」満開の一発を放ってくれました。カープ期待の左の長距離砲・岩本選手。この年は採取的に14本のホームランを放ちましたが、この勢いで、近い将来にカープの主軸を打ってもらわなければ困る選手です。

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7月2日 上野投手がプロ初セーブ

上野投手のプロ初セーブ投球成績
1 5 27 1 0 1 0 0

 この年のカープの守護神はとにかく目まぐるしく変わりました。永川投手が不振に苦しみ、シュルツ投手が故障・・・守護神につけば故障で離脱するという変なジンクスの中で、上野投手にも守護神の座が巡ってきました。

 この日の横浜戦で1点差の9回に登板した上野投手は、1死2・3塁と逆転負けの大ピンチを背負いますが、何とかこの局面をしのぎきり、冷や汗をかくようなプロ初セーブとなりました。本当ならパワーアームとして、もっと早い段階で守護神候補になっていないといけなかったのでしょうが・・・。

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5月22日 相沢投手がプロ初登板

相沢投手のプロ初登板投球成績
2 1/3 15 54 7 2 2 6 6

 齊藤投手、今井投手と同期が続々と1軍で登板を果たし、ともにプロ初勝利も飾った中で、相沢投手がしんがりとして先発のマウンドに立ちました。1軍に上がることも初めてならば、登板も、そして先発も初めてという厳しい状況の中で、相手は強打の福岡ソフトバンク打線であり、しかも敵地。厳しい状況が積み重なった中での初登板は3回途中KOという結果に終わりました。

 2回までは何とか抑えていたのですが、打者2巡目に入って、やはり相手も攻略法を練ってきたようで、それにすっぽりはまる形になってしまいました。2回までの投球はよかっただけに、踏ん張ってほしかったのですが…。でも、短いイニングなら使えることの証明でもあったのではないでしょうか。短いイニングなら抑えられる…中継ぎなら飛躍できるタイプのように感じました。

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5月7日 武内投手がプロ初登板

武内投手のプロ初登板投球成績
1/3 1 3 0 0 0 0 0

 大学時代はMAX154キロの剛速球を投げ込む右腕として注目された武内投手が、ついに初の1軍マウンドに上がりました。完全に敗色濃厚となった試合で、阪神・新井選手を相手にショートゴロに抑え、わずかワンアウトのみの登板ながら、上々の1軍デビューを果たしました。

 速球派として伸びてほしい選手ではありますが、なかなか2軍でも本来の速球の威力が見られません。即戦力と期待されながら、この年はわずか5試合に登板に終わってしまいました。そろそろ本来の速球を取り戻し、1軍で中継ぎとして結果を残してほしい選手です。

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5月1日 小松投手がプロ初打点

小松投手のプロ初打点
打撃結果 打点 三振 四死球 本塁打
左安打 0 0 0

 5月1日の中日戦で先発のマウンドに登った小松投手。その試合の2回裏、2死1・3塁の場面で打席に立った小松投手は、中日の先発・バルデス投手からレフト前にタイムリーヒットを放ちました。これが小松投手にとってはプロ初打点となりました。

 しかし、この日の小松投手は投手として4回途中でKOを食らってしまいました。2010年のシーズンはわずか1勝に終わってしまった小松投手。ルーキーイヤーは5勝を挙げただけに、期待も大きかったのですが・・・。素質のある投手だと思うだけに、1軍での台頭を期待したいところです。

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4月30日 青木高投手がプロ初完投初完封

青木高投手のプロ初完投初完封投球成績
9 34 119 8 8 1 0 0

 2010年、フォームをまるでトルネードのように、上体をひねって投げる独特のピッチングスタイルに修正した青木高広投手。これまでルーキーイヤーの5勝からは伸び悩んでいましたが、この4月は安定感抜群の投球で先発ローテをしっかり守っていました。そしてその安定感が一層爆発したのがこの日の青木高投手でした。

 中日打線を相手にヒットを許しながらも、失点を防ぐ柔軟な投球。そして打線はそんな青木高投手を序盤から猛烈援護しました。3回までに8点のプレゼント。青木高投手と言えば、ルーキーイヤーから好投しながら打線の援護がない・・・そんなタイプの投手でしたが、この日はこれ異常ない援護に恵まれて、ついに4年目にしてプロ初完投勝利をしかも完封で飾りました。この勢いでどんどん勝ちまくってほしかったのですが・・・シーズンがこの1勝で終わってしまったのは残念です。

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