今季のプロ初○○!!<2008年シーズン版>


9月20日 前田健選手がプロ初完投初完封

前田健投手のプロ初完投初完封成績
9 30 102 4 7 0 0 0

 ついにマエケンがやってくれました。

 相手はこれまで苦手にしてきた中日戦。そんな天敵を相手にして、マエケンの快刀乱麻の投球が冴え渡りました。投げては102球という先発としては数少ない投球数、そして何と無四球というおまけつき。打線は初回に幸先よく先制すると、6回、7回と4点ずつ奪うビッグイニングを作りました。打線のマエケンを後押しして、プロ7勝目にして初めての完投を見事完封で飾りました。

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7月5日 前田健選手がプロ初打点

前田健選手のプロ初打点
打撃結果 打点 三振 四死球 本塁打
右犠飛 1 0 0 0

 打撃にも定評のある前田健投手が、プロ初安打よりも早く、プロ初打点を挙げました。

 3回、嶋選手、シーボル選手、梵選手の3連打で1死満塁のチャンスを作って、前田健投手に打席が回ってきました。このチャンスの場面で、前田健t脳腫はライトへしっかり犠牲フライを放ちました。この日の前田健投手は、投手としては非常に苦しい投球内容・・・。ストレートに伸びもなく、それでも何とか抑えてきたのですが、5回に打ち込まれてしまい、チームのリードをすべて吐き出してしまいました。結果的に同点引き分けとなった試合ですが、結果論からいえば前田健投手が放った犠牲フライのおかげで、同点に持ち込めたわけです。

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6月18日 前田健投手がプロ初勝利

篠田投手のプロ初勝利成績
8 29 114 2 4 4 0 0

 昨季9勝を挙げて、一気にブレークしたマエケンこと、前田健投手。そんなマエケンのプロ初勝利はこの6月18日、広島市民球場で行われた北海道日本ハム戦でした。この試合、マエケンはプロで4試合目の先発マウンドとなりました。

 立ち上がりこそ、いきなりデッドボールあり、連続四球ありとけして安心できる投球ではありませんでした。それでも、自分が招いたピンチはしっかりと切り抜け、徐々にマエケン自身のペースで投球を進めていくことが出来るようになりました。打線は北海道日本ハムのルーキー・多田野投手に手こずりますが、天谷選手の本塁打などで2点をリードします。

 マエケンはというと、そこから素晴らしい投球を披露し、スコアボードにゼロを並べます。7回を終わって2対0。スコアボードはゼロがずらっと並んでいますが、良く見るとHのところにもゼロが。そう、ここまでノーヒットノーランだったのです。8回、先頭の稲田選手にレフト前にヒットを放たれ、夢はついえたものの、8回を投げて被安打2。

 素晴らしいの一言。そして、ここからわずか3ヵ月半で9勝を挙げるという快進撃のスタートでもありました。背番号「18」、次世代のエース・マエケン。その成長に顔もほころぶばかりです。

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6月7日 小窪選手がプロ初本塁打

小窪選手のプロ初盗塁成績
場面
2 1死ランナーなしからソロホーマー

 このコーナーではプロ初物尽くしで名前がずらっと並んでいる選手ですが、恐らくこれが最後であろう「プロ初○○」なのがプロ初本塁打です。初打席、初安打、初打点と記録してきただけに、このプロ初ホームランを期待してしたファンの方も多かったのではないでしょうか・

 交流戦も真っ最中の6月上旬のオリックス戦。場所は広島市民球場。1死ランナーなしから放った打球はレフトスタンドへまっしぐら。広い新球場ならホームランだったのでしょうが、広い新球場ならどうなっていたでしょうか。それでも、小窪選手のプロ初本塁打はきれいな放物線を描きました。ふわっと上がり、レフトスタンドへ着弾。見事なホームランでした。

 この試合は11対3でオリックスに敗れるという大敗でしたが、小窪選手の見事なプロ初本塁打。大きな特徴はないもののいぶし銀の活躍を見せる小窪選手。右打ちが身上という楽しみな選手です。意外な一発もあるだけに、これからの活躍を期待せずにはいられません。

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5月11日 篠田投手がプロ初勝利

篠田投手のプロ初勝利成績
5 2/3 22 89 5 3 0 1 1

 わずか6日前にプロ初のマウンドに登った篠田投手が、この日の東京ヤクルト戦でプロ初先発という大役を任されました。本当なら前日の先発予定だったものの、雨で中止となったことを受けてのスライド登板。プロ初先発はルーキーにとってちょっと厳しい状況下でのマウンドでした。

 大学時代から慣れ親しんでいる神宮のマウンドで、ルーキーは躍動しました。プロ初登板の試合では強気の投球でどんどんストレートで押していく投球でしたが、この日は前回のような球威がない・・・。そこで、チェンジアップにスライダーにと変化球を上手く織り交ぜての技巧的なピッチングを見せました。

 この日は打線の援護も少なかったものの、少ない点数を必死で守り抜き、6回途中でマウンドを降りました。その後の継投で、リードを守り抜いたことで、篠田投手に嬉しいプロ初勝利が舞い降りました。この勝利を含めて、このシーズンに3勝を挙げた篠田投手。これからもどんどん飛躍してほしい左腕です。

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5月5日 篠田投手がプロ初登板

篠田投手のプロ初勝利成績
3 10 45 1 3 1 0 0

 期待の即戦力ルーキー左腕・篠田投手。春季キャンプで扁桃腺を腫らしたことで、スタートから出遅れてしまいましたが、5月5日、大学・社会人ドラフトで指名された選手としては大トリで、1軍昇格を果たし、その日に初登板のチャンスが巡ってきました。

 5月5日、こどもの日の横浜戦。長谷川投手の乱調もあり、4回から2番手として登板しました。6対2と4点のビハインドという場面。まだ序盤ということもあり、けして敗戦処理というレベルではない展開でした。

 そんな初登板で篠田投手は輝きを放ちました。先頭打者にいきなり、四球で歩かせますが、その後はとにかく若々しさあふれる思い切りの良い投球を披露しました。とにかく球に力がある!ストレートはMAX146キロと抜群の球威!!何も文句のつけようのない素晴らしいマウンドでした。今後に期待の膨らむ投球内容に、左腕不足に嘆くチーム事情に、新しい光が差し込むかのようでした。

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5月4日 小窪選手がプロ初盗塁

小窪選手のプロ初盗塁成績
場面
8 1死2・3塁(2塁走者・小窪選手)

 4月下旬に1軍昇格を果たしてから、初出場、初安打、初打点・・・次々と「初」を1軍で達成た小窪選手が、今度は意外な形で初盗塁を決めました。

 この試合で1死2・3塁というチャンスの場面。バッターボックスは東出選手、そして2塁走者が小窪選手。スクイズを狙った東出選手、そして3塁走者・石原選手と、2塁走者の小窪選手はスタートを切ります。しかし、東出選手は横浜・木塚投手の球を空振りします。万事休すかと思いきや、その球を鶴岡選手(現巨人)が後ろにそらし、カープに貴重な1点が加わりました。このときの走塁が何と盗塁として認められ、小窪選手に思わぬ形でプロ初盗塁の記録が付きました。

 ちなみにこの盗塁が2008年の唯一の盗塁となりました。そもそも50m6秒2と、けして俊足ではありませんが、2009年以降はもうちょっと足でも魅せてほしいですね。

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5月4日 岸本投手がプロ初勝利

岸本投手のプロ初勝利成績
5 5 13 2 1 0 1 1

 パワーアームを切望していたカープが横浜からトレードで獲得した選手が岸本投手でした。MAX152キロという速球は、制球力に課題があるとはいっても、非常に魅力のある投手でした。

 横浜では3年間で1軍での勝利を得ることが出来ないままでした。しかし、カープへ来て、公式戦が始まってわずか1ヶ月ちょっとでプロ初勝利を手にしました。その勝利は、自分自身が自分の力を発揮することが出来ず、失点を喫した直後に味方打線が大奮起し、4点と言う美ハンドをひっくり返したことで、転がり込んできた勝利でもありました。

 結果として岸本投手にはプロ初勝利という称号が付きましたが、その日の岸本投手の登板内容には、本人も悔しさがこみ上げるほど。そりゃ、1点を奪われ、さらには打線の奮起によって転がり込んできた勝利ですから。次の勝利こそは自分の力で勝ち取ったと思えるようなものにしたい、そんな嬉しくもあり悔しくもある初勝利の夜でした。

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4月29日 小窪選手がプロ初安打&初打点

小窪選手のプロ初安打
打撃結果 打点 三振 四死球 本塁打
二塁打 0 0 0 0
小窪選手のプロ初打点
打撃結果 打点 三振 四死球 本塁打
右安打 1 0 0 0

 つい3日前のこと。小窪選手が1軍に初昇格を果たし、そしてその日の試合でプロ初打席に立ったということをお伝えしたのは。

 そして3日後の巨人戦。プロ初スタメンに並んだのが小窪選手でした。ポジションは8番・ショート。その第1打席目は空振り三振に終わり、見ている側にとっては1軍の壁の高さを感じさせる結果となりました。

 しかしPL学園高校から名門・青山学院大へと進む、常に野球界ではエリートコースを歩んできた小窪選手がその本性を現したのは第2打席でのことでした。無死1塁から昨季最多勝の巨人先発・グライシンガー投手から左中間を破る2塁打を放ち、見事プロ初安打を達成しました。

 そして次の打席では、2死2塁という場面からライト前へしぶとく弾き返し、プロ初打点を記録しました。元来右方向への打球を得意としていた小窪選手らしい、食らいつく打撃で法度に結び付けた小窪選手。目指す選手像が「必殺仕事人」である小窪選手にとって、逆方向へ運ぶヒットは何よりも彼の象徴であり、最高の形での初打点ではなかったでしょうか。

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4月29日 赤松選手がプロ初本塁打

赤松選手のプロ初本塁打
打撃結果 打点 三振 四死球 本塁打
本塁打 1 0 0 1

 2007年のオフ、新井選手が阪神へFA移籍したことを受けて、2008年の正月明けにカープが補償選手として指名したのが赤松選手でした。50m5秒6という俊足が武器で、その足や守備はブラウン監督も一目置いていたようです。

 そんな赤松選手はこの日、1番打者としてスタメンに入りました。東京ドームということもあり、まだこの日、誰も立っていないバッターボックスへ赤松選手は歩を進めました。対戦相手の巨人の先発はグライシンガー投手。その2球目でした。振り抜いた打球はレフトのポールのちょっと右。カープファンの待つレフトスタンドの中断へ運ぶ特大のアーチでした。細身の体なのに秘めたるパワーはすごい!4年目にしてプロ初ホームランとなりました。

 それにしても、プロ初本塁打を放ったその翌日も、高橋尚投手から同じ2球目を同じようにレフトスタンドに運ぶという、前夜のVTRを見ているかのような2試合連続の先頭打者本塁打を放ちました。そして驚きなのは、さらに翌日の試合でも3打席目にレフトスタンドにアーチを架けました。けして長距離ヒッターではない赤松選手ですが、この3試合で見せた3本のアーチ、2008年シーズンのカープ10大ニュースに入れてもおかしくないくらいの出来事でした。

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4月26日 小窪選手がプロ初打席

小窪選手のプロ初打席
打撃結果 打点 三振 四死球 本塁打
犠打 0 0 0 0

 2007年の大学・社会人ドラフトで3巡目指名された小窪選手。開幕1軍こそ逃しましたが、2軍では3割5分台の高打率をマークし、満を持して1軍昇格を果たしました。4月26日に1軍昇格を果たし、すぐさま出場の機会が巡ってきました。

 この日は横浜戦。マウンド上には横浜・マットホワイト投手。8回表無死1塁という場面で、小窪選手はきっちりとバントを決めました。小窪選手が目指す選手像は「必殺仕事人」。自分の役目をしっかり果たし、小技も確実に決めるという理想を掲げています。そんな小窪選手のプロ初打席は、緊張感高まるバントの場面でしたが、それをしっかり決めたところ。「必殺仕事人」を目指す小窪選手らしいデビューとなりました。

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4月24日 松山選手がプロ初打席

松山選手のプロ初打席
打撃結果 打点 三振 四死球 本塁打
二ゴロ 0 0 0 0

 2007年ドラフトで4巡指名となった松山竜平選手。入団直後から「アンパンマン」の相性で一気に人気爆発。そんな愛嬌あるキャラクターながら、打撃力も抜群。特に遠くに飛ばす力を春のキャンプから思う存分に発揮し、開幕1軍どころから、スタメンも・・・の声もありましたが、残念ながらオープン戦で結果が出せず2軍スタート。

 4月24日。2軍で3割を軽く越える打撃成績を残し、満を持しての1軍昇格後、いきなりの代打。しかし、結果は追い込まれてのセカンドゴロ。打撃の風貌はどことんるトラさんこと西田真二さんに似ている感じがしましたね。そんな松山選手の1軍生活はわずか10日程度で2打席しかチャンスを与えられることはありませんでした。6月現在、2軍では調子を崩しているようですが、その打棒を取り戻せば、きっと1軍で活躍できるはず。

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4月5日 前田健投手がプロ初登板初先発

前田健投手のプロ初登板投球成績
5 22 104 5 1 3 3 3

 2007年は1年間2軍でしっかり実戦感覚を養い、そして翌2008年の春季キャンプ、オープン戦ではその成長振りを失火リアピールし、結果も残してきた前田健投手。2008年からは背番号も「18」に変わって、カープの勝利のエースとしての期待もどんどん膨らんでいきました。

 そんな前田健投手のプロ初登板は4月5日の横浜戦。2回、3回、5回と1点ずつ失いましたが、5回を投げて3失点。確かに課題も多くありました。5回まで104球という球数がそれを物語っています。しかし、先発投手としての役割は果たしました。

 チームは8期まで3対1という劣勢の展開。このっま行けば前田健投手にプロ初黒星がつくかと思いましたが、9回2死から前田智選手にタイムリーで同点に追いつき、前田健投手の黒星が消えると、延長10回、天谷選手のサヨナラヒットで見事な逆転勝利!前田健投手に黒星がつかなかったこと、そして結果的にチームが勝利したこと。前田健投手、何か運を持ってる投手だと感じました。カープのエースへの第一歩は上々のものでした。

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