
| 球場データ | |
| 開場年 | 1957年 |
| 所在地 | 静岡県島田市横井 |
| 収容人員 | 16000人 |
| 両翼 | 91メートル |
| 中堅 | 118メートル |
| 照明塔 | 6基 |
| グラウンド | 内野:黒土、外野:高麗芝 |
![]() (写真1(左):JR東海道線島田駅 写真2(右):島田駅からうっすら見える照明塔) |
2023年3月26日。 前日、岐阜県大垣市の球場に足を運び、さらに東へ移動した私。家族旅行ということもあり、途中、静岡県の浜名湖の北側を走る天竜浜名湖鉄道に乗りながら、事前に起点の駅で買った名物の「うな重」のテイクアウトに舌鼓を打ちました。スーパーのうなぎにはない、焼きたての香ばしい味わいとふっくらした食感はたまらないですね。雨のために浜名湖の景色はあまり良くわからず…でも、「花より団子」な私にとってはウナギに夢中でした。 静岡県掛川市内で1泊し、朝からさらに東へ移動。雨が降り続ける中でたどり着いたのが写真1のJR東海道線の島田駅です。島田市は静岡県の中部に位置し、人口10万弱の都市です。きれいで大きな駅なのですが、人通りはまばら…なぜ、この駅で降りたかと言えば、もはや理由は1つ!そう、球場行脚です。球場寅さんの血が騒ぎ、家族にも「仕方ないなあ」と呆れた表情で言われながらも、島田市にある島田球場へと足を運ぶのでした。 それにしても、過去に100以上の球場を巡ってきましたが、これだけ雨に降られたのは、沖縄・久米島の球場を巡ったときくらいで、ほとんど記憶にないんですよね。とはいえ、天気には勝てませんが、雨だから球場がなくなるわけではないので、傘をさして、今回の目的地である島田球場へと向かいました。島田駅から島田球場の照明塔だけがぼんやりとが見えています。晴れているとあまりそうは思わないのでしょうが、雨でモヤッとした浮かぶ照明塔…何だかちょっと不気味にも思えてきます。 |
(写真3(左):島田球場の全容が見えてきた 写真4(右):島田球場正面玄関) |
島田駅から、スマホの地図を頼りに、住宅地の中をウロウロ…すると、ちょっと開けた空地に出てきます。その奥には、島田球場の姿が現れました。その様子が写真3です。広い土地の中にたたずむ島田球場…球場のすぐ裏手にはあの「越すに越される」とされる静岡屈指の大河である大井川が流れています。周りにさえぎる建物もなく、島田球場の全容がハッキリと見えました。でも、雨空の中で、まったく人気がなく、雨音と自分の足音だけが聞こえてくる光景…島田駅を出発した時に見えた照明塔も不気味に感じましたが、島田球場の全容を見ても、「これは今でも現役の球場だろうか…」と思うほど、どこか不気味にも感じられました。 しかし、その中を一歩一歩、島田球場に近づいていくと、いよいよ写真4の正面玄関に!島田駅からは歩いて10分ちょっとといったところでしょうか。その姿はどこにでもあるちょっと古めの地方球場であり、正面玄関の先には明かりが灯っていました。「あぁ、現役の球場だったんだ」と再認識するとともに、ちょっとホッとしたところもありました。なんせついさっきまで不気味な雰囲気があったのですから…その思いが吹き飛び、いつもの球場寅さんの血が騒いできました。 |
![]() (写真5(左):グラウンドセンター方向) (写真6(右):グラウンドレフト方向) |
正面玄関から中に入ると、受付が…そこにいた球場のスタッフの方に許可をもらいましたが、球場の中も案内してくれました。特にアポイントを取っていたわけではなく、突然の飛び込みだったのですが、親切に案内してくださり、しかもベンチの中に入らせていただきました。写真5はグラウンドの様子なのですが、本降りの雨ということもあって、当然ながら誰もいません。ベースもありません。グラウンド上は雨でぬかるんでいます。 そんな島田球場なのですが、見た目は歴史がある雰囲気ですが、その通りで、最初に開場したのが1957年のこと。開場当初はプロ野球の公式戦も開催されるほどでした。その後、大洋ホエールズ(現在の横浜DeNAベイスターズ)が、1972年から1973年にかけて春季キャンプのキャンプ地としても使用していました。その後、1980年には建て替えが行われ、現在の姿となりました。建て替えられてからも、40年以上が経過しており、やはり年季が入った、歴史のある球場という趣があります。 |
(写真7:バックネット側) |
| ベンチから見る球場の風景っていいですね。グラウンドレベルから見る光景は、野球場の広さを感じます。これで天気が良ければ、空にも空間が抜けていく感じで、より広さを感じるのですが、あいにくの雨では仕方がありませんね。雨の日の球場は静まり返り、グラウンドを雨がたたきつける音が響くだけでした。 写真7は1塁側ベンチから3塁側のスタンドを撮影したものです。島田球場の収容人員は16000人と、地方球場としては立派なキャパシティを誇っています。それもそのはずで、建て替え語の1080年には実に22年ぶりとなるプロ野球公式戦が行われました。しかも、ヤクルト主催のホームゲームと、中日主催のホームゲームという、変則的なダブルヘッダーが行われました。その翌年の1981年にも公式戦が行われていますが、それを最後にプロ野球の公式戦は行われていませんが、イースタンリーグの試合であれば、楽天主催のゲームが行われることがあります。 |
![]() (写真8:外野とスコアボード) |
| ただ、島田駅からも見えた照明塔が6基備わっているように、ナイターにも対応しています。しかし、1981年を最後にプロ野球の公式戦が行われていない背景には、両翼91m、中堅118mという、現代のプロ野球の仕様から考えるとグラウンドが狭いことが挙げられるのでしょう。また、最近はプロ野球の1軍公式戦の開催といえば、静岡県西部の浜松市、そして県庁所在地の静岡市が中心となっており、なかなか島田球場での開催がないのが現実のようです。なお、写真8で撮影したグラウンドは、雨でぬかるんでいてわかりにくいのですが、内野は黒土、外野は高麗芝であり、スコアボードは手動式となっています。 ちなみにすぐ隣には島田第2球場があります。こちらも内外野の仕様、グラウンドの広さはまったく同じなのですが、スタンドや照明塔の設備はなく、あくまでも軟式野球とソフトボールのみの利用が可能となっています。 |