鳥取、米子と続いた山陰3部作もこれで最終回。西へ西へと山陰路を行脚し、最終目的地である島根県は松江市にやってきました。今回は松江市営球場をご紹介します。 | |
![]() (写真1:JR山陰線松江駅) |
2005年10月10日。 降り立ったのは島根県の県庁所在地・松江市の中心駅である松江駅。前日の鳥取もそうですが、きれいで立派な駅ですね。 私自身、島根県に足を踏み入れたのは17年ぶりのことで、そのときは島根県をほんの少しかすった程度だったので、ちゃんとその土地を巡るというのは、実質初めてになると思います。 天気も良く、見事な球場行脚日和となりました。それではこの松江駅から、目指す松江市営野球場へと向かいましょう |
![]() (写真2:JR山陰線乃木駅) ![]() (写真3:運動公園入口バス停) |
それでは今回も鳥取県営布勢野球場と同じく、行きと帰りでは別のルートをたどって、松江市営野球場を行脚してみましょう。 まず行きは列車を使って行ってみました。降り立った駅はJR山陰線の乃木駅(写真2)。こじんまりした小さな駅で、松江駅から1つ西よりの駅です。そこから住宅街を歩くこと20分ほどで松江総合運動公園内にある松江市営野球場に到着します。 帰りはバス。松江総合運動公園の入口付近にある運動公園入口バス停からの移動となります。市内を回っている松江市営バス南循環線外回りに乗って約20分で松江駅へと到着します。もちろん松江駅からバスを利用してくることも出来ます。 |
![]() (写真4:松江市営野球場正面玄関) |
松江総合運動公園に入り、奥の方へと歩いていくと見えてくるのが、今回の目的地である松江市営野球場です。 写真4は松江市営野球場の正面玄関です。コンクリート作りの比較的、殺風景な作りではありますが、地方球場ならではの雰囲気が漂っている球場であるといってもいいのではないでしょうか。 |
![]() (写真5:グラウンド全景) |
では、球場の中へと入ってみましょう。この日はラッキーなことに、少年野球の試合が行われていたことで、中へと入ることが出来ました。 写真5はグラウンドの全景を撮影したものです。内野は土、外野は天然芝のきれいなグラウンドです。総合運動公園だけに、周囲は自然が多くあって、何とものどかな風景です。特にこの日は天気が良かったこともあり、秋の心地よい風が吹き、非常に気持ちのいい球場です。こういった気候の良い日は、やはりオープン球場の良さを感じますね。 |
![]() (写真6:スコアボード) |
写真6はスコアボードです。磁気反転式の地方球場に良くあるタイプのスコアボードですが、比較的こじんまりとした、まとまりのあるスコアボードになっています。ちなみに外野席は芝生席となっています。 さて、この球場の広さですが、両翼が92メートル、中堅が120メートルとなっています。近年の球場では狭い部類に入る球場といえるでしょう。 そんな松江市営野球場は1985年を最後にプロ野球の公式戦は行われていません。その座は米子に完全に委譲してしまったといえるでしょう。その原因の一つは照明塔の明るさがナイター開催には不足していることにあるようです。 |
![]() (写真7:;内野席) |
最後に内野席を撮影してみました。一般的な座席となっていますが、1塁側と3塁側の内野席はコンクリート製の座席となっています。 ちなみのこの球場の収容人員ですが、内外野すべてで14951人となっています。前回ご紹介した米子市民球場が16000人だけに、遜色ないキャパを誇っています。それだけに、球場設備さえプロ仕様になれば、再び公式戦が開催できるだけの能力がある球場といえるのでしょうが・・・。 |
これで山陰3部作は終了です。風光明媚で魚も美味しいこの山陰の地。毎年のように米子では広島戦が行われるだけに、観戦のついでに魚介類に舌鼓を打つというのもいいかもしれませんね。 さて次回からは、東北日本海&津軽海峡編の第2部。第1部では秋田から弘前までを行脚しましたが、いよいよ本州最北の県庁所在地へ。そう、いよいよ後半の津軽海峡編の始まりです。お楽しみに! |
行脚の休憩茶屋
(行脚した球場近辺の観光スポットをご紹介します)
![]() (写真8:宍道湖の風景1) |
最後におまけコーナーです。 松江市の西側には宍道湖が広がっています。日本国内では7番目の広さを誇る湖です。 この宍道湖周辺には小泉八雲記念館や、ルイス・C・ティファニー庭園美術館、松江城や、まつえ宍道湖温泉、玉造温泉と観光地が目白押しとなっており、風光明媚な観光地となっています。 またシジミが名産の土地でもあり、海産物に関しても味覚が豊富な場所でもあります。出雲そばを含めて、名産が多いこの松江の地をぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。 |
![]() (写真8:宍道湖の風景2) |