弘前市運動公園野球場(青森県弘前市・場所はこちら

 東北日本海&津軽海峡編第1幕。秋田をスタートしての第1幕は今回が最終回です。そんな第3弾は場所を秋田からさらに北へ、本州最北の県・青森県に上陸。そして、その地は青森県では青森市、八戸市に次いで第3の都市である弘前にある弘前市運動公園野球場です。

(写真1:JR奥羽本線・弘前駅)

(写真2:弘南鉄道弘南線・運動公園前駅)
 2006年4月8日。前日の夜に寝台特急で秋田に向かい、この日は朝から雨模様の中、秋田市内の球場行脚。そして、昼過ぎから場所をさらに北へ。そして降り立ったのは、写真1にあるJR奥羽本線・弘前駅です。

 4月といえば、学校では新学期が始まり、春の陽気が漂う桜の季節。しかし、今回の行脚で秋田から青森へ移動した際は、県境付近はまさに銀世界。私自身は4月生まれなのですが、誕生日間際で雪を見たのは生まれて初めてのことでした。

 さて、雪の話はここまでにして、今回ご紹介する弘前市運動公園野球場のアクセスへと話題を切り替えましょう。
 弘前市運動公園野球場は写真1にあるJR奥羽本線の弘前駅城東口が起点となり、ここから歩いて20分強といったところでしょうか。弘前駅中央口に比べて閑静な雰囲気が漂っています。
 ただ、もう一つのアクセスは弘前駅から出ている弘南鉄道弘南線で4分ほどのところにある写真2の運動公園前駅を利用すれば、駅前には弘前市運動公園野球場があります。

 

(写真3・弘前市運動公園野球場正面玄関)
 今回の行脚では弘前駅から徒歩で弘前市運動公園野球場へと向かいました。比較的簡単な道のりなのですが、歩くと意外に時間がかかります。特に運動公園の敷地内に入ってからも結構な距離があります。弘前駅上等口からだと徒歩で早くても20分強といったところでしょうか。

 そんな感じで歩いてやってきたのが写真3の弘前市運動公園野球場です。地方にある球場らしく非常にシンプルな正面玄関です。やっぱり特に印象的なのが、その正面玄関にただ単に「野球場」とだけ表記されていることでしょうか。こじんまりとした印象を受ける正面玄関ではないかと思います。

(写真4・1塁側内野席から内野方向を撮影)
 この日は試合もなく、球場は閉ざされていたのですが、球場内は比較的、簡単に撮影することが出来ました。

 まずは写真4ですが、こちらは1塁側の内野席から内野方向を撮影したものです。土のグラウンドで、内野には座席のあるスタンドが完備されています。
 ちなみにこの弘前市運動公園野球場は、現在は高校野球の予選大会などで使用されているようですが、過去にはプロ野球の公式戦も何度か行われていたようです。ただ、ここ20年以上、プロ野球からは遠ざかっています。照明設備も小さいことも影響しているのかもしれませんね。弘前だけでなく青森県自体がプロ野球開催から遠ざかっていますが、東北楽天が青森での2軍戦も行っており、また将来的には青森に新幹線が繋がることからも、近いうちに青森でのプロ野球開催もありそうですね。

(写真5・外野スタンド)
 さて、次に外野に目を転じてみましょう。

 座席が配置されている内野席に対して、外野席はすべて芝生席となっており、地方球場には良く見られるタイプのものです。

 さて、この球場ですが、両翼は93メートル、中堅は120メートルという、アマなら十分の広さでしょうが、プロ仕様となると現代の球場では狭い部類に入るでしょうね。ただ、このような地方球場でさえ、広島市民球場と比べるとグラウンドそのものは広いのですから・・・。

 ちなみに、この球場の収容人員は1万2000人となっています。外野スタンドの幅が若干狭めなのが影響しているかもしれませんね。

(写真6・スコアボード)
 最後にスコアボードです。写真6をご覧いただければ、得点と選手名、審判、カウント名が表示されるタイプのごくごく一般的な地方球場タイプのスコアボードであることが分かるかと思います。

 スコアボードは電光掲示板、さらに選手名の表示は手書きの回転式のものとなっているようです。

 さて、この弘前市運動公園野球場の周辺は文字通り、運動公園が広がっています。野球場だけじゃなく、陸上競技場やテニス場、さらには武道館や弓道場もあり、弘前市のスポーツ施設の中枢といえるでしょうね。
 今回で東北日本海&津軽海峡編5部作の第1幕は終わりです。第2幕はまた後ほど・・・。第2幕ではさらに北へと歩を進めていく津軽海峡編です。
 さて、次回からは場所を一気に南に移して先日までお届けした沖縄編8部作第2幕のスタートです。第1部では那覇市、そして海を渡って久米島へと行脚してきましたが、第2幕は再び本島に戻り、沖縄本島の内陸側にある2球場をお届けしていきます。そんな第1作目は那覇市の北にあるベッドタウン。東京ヤクルトスワローズの春季キャンプ地として知られるあの球場をご紹介します。お楽しみに!

行脚の休憩茶屋
(行脚した球場近辺の観光スポットをご紹介します)


(写真7・JR弘前駅前の風景)

(写真9:ねぷた祭りの絵)

(写真8・弘前駅構内にあるりんごのモニュメント)
 さて、おまけコーナーなのですが・・・。

 今回は弘前の滞在時間が非常に短かったため、市内を回ることが出来ませんでした。なので、JR弘前駅の中央口から見た弘前市内の風景と、弘前駅の構内にある、青森の夏の風物詩・ねぶた祭りの絵と、青森の名産であるリンゴのオブジェクトを撮影してみました。

 ちなみに、ここ弘前ではゴールデンウィークに弘前城や、それを取り囲む弘前公園を舞台に、弘前桜祭りが開かれます。花見のシーズンにはもってこいのこのイベント。今では福岡の博多どんたく、広島のフラワーフェスティバルとともにゴールデンウィークの風物詩となりました。ぜひ弘前の地へ行ってみてはいかがでしょうか。

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