湘南海岸&東京湾岸6部作の前編の最終回です。平塚から千葉へ回り、そして東京湾を反時計回りに・・・。そして、今回から後編にかけて3回にわたって東京都内の球場をご紹介したいと思います。今回はちょっとしたアクシデントもあっての大変な行脚となりましたが・・・。 | |
![]() |
2005年8月28日。この日の朝、私は前夜から痛めていた右アキレス腱が、一晩たっても痛いことに気が付きました。その痛みを押しての球場行脚です。その後の診断で、そのアキレス腱痛は、部分断裂であることがわかるのですが・・・。 さて、今回の舞台は江戸川区球場。そんな舞台への入り口は、かつての営団地下鉄、今の東京メトロ東西線の西葛西駅です。今や、江戸川区だけでなく、東京23区の東部の中心として注目されている西葛西が今回の球場行脚のスタート地点です。そんなスタート地点なのですが、右足を引きづりながらの行脚となったわけです・・・。 個人的には「西葛西かぁ・・・」と感慨にふけりながら歩いたわけですが。その理由はこのコーナーの最後で。 |
![]() |
今まで球場行脚というと、最寄り駅から何十分も歩いてようやくたどり着くといった感じだったのですが、今回は右足を引きずった状態でもあっという間でした。 江戸川区西葛西というと、今では地味な印象のある江戸川区では、都内東部の中心地的な存在となっています。その周囲は、いたって普通の住宅地なのですが・・・。 左の写真は、川を挟んで西部にある江東区へ向かう広い道に沿うように立地している江戸川区球場です。住宅地の中にある立派な球場ですね。この球場へ向かう陸橋も建設されているくらい、駅からのアクセスに関しては完璧といっていいかもしれません。 |
![]() |
さて、そんな江戸川区球場の中に入ってみましょう。この日はすんなりと中に入ることが出来ました。それは、この日は高校野球の東京都の秋季大会が行われていたからです。ちなみに、この日、江戸川区球場で行われていた試合は正則学園高と関東一高の対戦でした。関東一高といえば、広島ではかつて山崎健投手(2006年現在、千葉ロッテ)や遠藤竜志投手が所属していた後攻です。 左の写真は江戸川区球場の全景です。なかなかきれいな球場ですね。バックネットとホームベースの間には、定番であるかのように球場名が「EDOGAWA」と白い文字で記されています。 |
![]() |
江戸川区球場は両翼91メートル、中堅は120メートル中堅は広島市民球場よりも広いんですね・・・。しかも、夜間用の照明塔も設置されていて、環境もばっちりです。かつてはヤクルトがイースタンリーグの試合で使用したこともあり、また大学野球でも毎年使用されています。 また、左の写真は一塁側の内野スタンドなのですが、この球場には主に内野スタンドのみに座席があり、その収容人員は3944人となっています。駅から近いという点で立地条件も整っており、大学野球や高校野球をやるには十分なキャパを誇っているといえるでしょうね。 |
![]() |
そして、左の写真はスコアボードです。地方の小さな球場では珍しい電光掲示板となっています。ただし、それはスコアボードのみ。選手名を表示するような電光掲示板はなく、あくまでも守備位置だけを順番に並べる、開店手動式のものとなっています。でも、野球をプレーする環境としてはばっちりですね。 この球場の周囲は「江戸川区総合レクリエーション公園」となっており、都内なのに緑の多い空間となっています。荒川のほとりにあるだけに、空気もさわやかです。散歩がてら、この球場を行脚してみるのもいいのでは? |
今回は江戸川区球場をご紹介しました。普段はプロ野球を行わない小さな球場ですが、このような場所を行脚するのもいいものですね。 さて、今回で湘南海岸&東京湾岸6部作もちょっとお休み。後編は次々回から再びスタートする予定です。次回は場所をかえて、2004年の球界再編問題の震源地となったあのドーム球場。そう、2006年4月から命名権買収で名前が変わる・・・といわれているあの球場です。お楽しみに! |
行脚の休憩茶屋
(行脚した球場近辺の観光スポットをご紹介します)
![]() |
さて、おまけコーナーです。 西葛西といえば、新興住宅地という感じの街なのですが、その西隣の駅である東京メトロ東西線の南砂町駅から、徒歩10分くらいの場所にジャスコ南砂店を含めたトピレックプラザというショッピングセンターがあります。 実は、私自身、昔はこの付近に住んでいて、このジャスコには毎日のように通っては、買い物をしていました。10年くらい前まではスーパーしかない不便な場所でしたが、これが出来たことで一気に便利な街になりました。都内でも屈指の大きさを誇るこのジャスコ、ぜひ一度行ってみてください。ボーリング場やゲームセンター、カラオケなどもあったりするので、きっと楽しいと思いますよ。 |