投手 (計33票) |
野手 (計30票) |
|
1位 | 森下暢仁投手 (2020年8月以来3度目) (19票・57.6%) |
長野久義外野手 (2019年9・10月以来2度目) (14票・46.7%) |
2位 | 九里亜蓮投手 (12票・36.4%) |
菊池涼介内野手 (6票・20.0%) |
3位 | ケムナ誠投手&遠藤淳志投手 (1票・3.0%) |
田中広輔内野手 鈴木誠也外野手 (4票・13.3%) |
10・11月のカープは、先発投手陣が主力選手が抜けた厳しい状況にも関わらず、続々と試合を作るピッチングを見せてくれました。やはり投手陣が踏ん張れば、勝利に結びつく可能性も高まるもので、昨年の5月、球団史上初の月間20勝を飾って以来となる、月間勝ち越しとなりました。
投手陣の中では特に、10月は月間防御率0.58という抜群の安定感を見せた九里投手と、10・11月で4勝をマークし、特に10月は防御率0.31という無敵のピッチングを見せた森下投手が、非常にハイレベルな結果を残しました。どちらがMVPを受賞しても不思議ではない成績でしたが、セリーグの投手部門のMVPも受賞した森下投手が、ルーキーながら、1シーズンで3度目という、ものすごいハイペースでのカープ月間MVP受賞となりました。
一方の野手では、随所に勝負強さを見せた長野選手が昨年9月以来、2度目の受賞となりました。毎年、スロースターターで、「夏男」と言われている長野選手ですが、秋風が吹き、肌寒さもあった10・11月に、5本塁打を放ち、2年ぶりの2ケタ本塁打をマークするところ、ちょっと今までの長野選手とはイメージが違う活躍ぶりでした。もしかしたら、エンジンがかかるまでに時間がかかるものの、エンジンがかかれば、気温なんて関係ないという感じですね。
投手 (計26票) |
野手 (計25票) |
|
1位 | 九里亜蓮投手 (2019年6月以来2度目) (18票・69.2%) |
大盛穂外野手 (初) (13票・48.1%) |
2位 | 森下暢仁投手 (7票・26.9%) |
松山竜平外野手 (9票・33.3%) |
3位 | ケムナ誠投手 (1票・3.8%) |
田中広輔内野手 菊池涼介内野手 坂倉将吾捕手 (1票・3.7%) |
9月…カープ投手陣は苦しみました。大瀬良投手、ジョンソン投手と左右の両輪が完全離脱してしまい、試合を振り返ると、12−12、10−10という、もはや野球の試合とは思えないようなスコアが2度もありました。そんな苦しい9月の月間MVPは…
まず投手は九里投手が昨年6月以来、1年ぶり2度目の受賞となりました。9月28日の横浜DeNA戦では、自身2年ぶりの完封勝利を達成するなど、月間3勝。ライバルでもあり、同期でもある大瀬良投手が離脱したことで、自分自身の役割により責任を感じたのか、一気に調子を上げてきました。お子さんの応援ももちろん心の支えになったのでしょう。苦戦が続く投手陣の中で、九里投手の安定感は際立ちました。
野手は大盛選手が初受賞となりました。育成ドラフト出身で、昨年オフに支配下登録を勝ち取った大盛選手…2005年から始まったこのコーナーで、育成ドラフト出身選手の月間MVPは史上初の快挙です。西川選手が離脱する中で、センター、そしてチームのリードオフマンの座を務め、月間打率は.338。プロ初本塁打も放ちました。あくまでも西川選手の「代役」という感じではありましたが、インパクトのある結果を残し、今後への期待感も膨らみます。
投手 (計30票) |
野手 (計34票) |
|
1位 | 森下暢仁投手 (2か月連続2度目) (15票・50.0%) |
坂倉将吾捕手 (初) 松山竜平外野手 (2017年9・10月以来3度目) (6票・17.7%) |
2位 | 塹江敦哉投手 (5票・16.7%) |
− |
3位 | 野村祐輔投手 遠藤淳志投手 (2票・6.7%) |
羽月隆太郎内野手 長野久義外野手 堂林翔太内野手 (5票・14.7%) |
首位・巨人を相手に3タテしてみたり、かと思えば接戦に競り負けてみたり、サヨナラ勝ちをして勢いづくかと思えば、あっという間に鎮火してみたり…波に乗れそうで乗れない、そんな感じの8月は、それを象徴するかのように、12勝12敗2分という五分の成績に終わりました。
そんな8月のカープ月間MVP。
まず投手部門は2か月連続で森下投手が受賞しました!8月14日の阪神戦では、相手打線をわずか2安打に抑える素晴らしいピッチングで、相手打線のスタメン全選手から三振を奪い、しかも無四球で、プロ初完封勝利を達成しました。8月はカープ投手陣の中で、唯一となる月間3勝をマークし、しかも月間防御率1.80、登板した4試合ですべてQS(6回3自責点以内)を達成するなど、申し分のない成績でした。ルーキーであることを忘れ、もはや「エース」ではないかと思うほどの素晴らしいピッチングを見せています。
一方で野手部門は史上まれに見る大混戦。最後の最後まで4人が同数で並ぶという展開でしたが、最後に一歩抜け出したのが、坂倉選手と松山選手でした。坂倉選手は初受賞、松山選手は3年ぶり3度目の受賞となります。
坂倉選手は正捕手の会沢選手と併用されたり、代打で起用されたりと、起用がまちまちの状況であっても、月間3本塁打、9打点をマークし、打撃面で急成長を見せています。一方、松山選手は守備ではポロポロとこぼしている場面が多々あり、それにより相手に点を与えてしまうこともあるのですが、月間19打点と、4番にどうもタイムリーが出てこない状況の中で、勝負強さを見せてくれました。
ちなみに、票数6票、得票率17.7%での月間MVP受賞は史上最少であり、2人の同時受賞は2005年9・10月の野村謙二郎選手、前田智徳選手のダブル受賞以来、実に15年ぶりのこととなりました。
投手 (計35票) |
野手 (計43票) |
|
1位 | 森下暢仁投手 (初) (14票・40.0%) |
堂林翔太内野手 (初) (23票・53.4%) |
2位 | 大瀬良大地投手 (9票・25.7%) |
鈴木誠也外野手 (6票・14.0%) |
3位 | 野村祐輔投手 (5票・14.3%) |
三好匠内野手 坂倉将吾捕手 (2票・4.7%) |
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、3か月遅れての開幕となったプロ野球。佐々岡新監督率いるカープも、ようやく船出となりました。開幕直後こそ、まずまずのスタートを切ったものの、投手陣、とりわけ勝利の方程式に大きな課題が表出し、7月終了時点で12勝18敗4分で、最下位という結果に終わりました。
そんな6・7月のカープ月間MVPは、両者に大きな違いはあれど、ともに初受賞となりました!
投手ではルーキーの森下投手。このコーナーは弊ブログのメインサイト「週刊カープ評論」では、2005年から行っていますが、ルーキーがいきなり最初の月度からカープ月間MVPを受賞するのは初めてのこと。明治大の先輩・野村祐輔投手は2012年の3・4月、1位の前田健太投手にわずか5票差の2位でした。プロ初登板でも横浜DeNA打線を相手に7回無失点の好投を見せ、プロ2試合目の先発ではあと2人で初完封、あと1人で初完投というところまで迫るピッチングで、プロ初勝利を手にしました。さすが、即戦力ルーキーという風格あるピッチングで、月間2勝をマークしました。苦しむ投手陣の中で、大きな希望の光となりました。
一方、野手では堂林選手。プロ11年目、長い低迷期を経て、ついに月間MVP初受賞となりました。開幕から打率4割を超えるほど、安定感のある打撃を見せました。とりわけ、堂林選手の代名詞でもある、逆方向への伸びる打球も連発。6・7月だけで7本塁打をマークしましたが、ライト方向への一発も目立ちました。長らく、期待された「鯉のプリンス」がようやく目覚めた…そんな6・7月の成績でした。