週刊カープ評論版!2014年月間MVP!

3・4月5月6月7月8月9・10月

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9・10月

投手
(計31票)
野手
(計36票)
1位 該当者なし
(18票・58.1%)
R・ロサリオ外野手
(初)
(21票・58.3%)
2位 大瀬良大地投手
(6票・19.4%)
菊池涼介内野手
(6票・16.7%)
3位 D・ヒース投手、中崎翔太投手
(3票・9.7%)
小窪哲也内野手
(5票・13.9%)

 9・10月、一番肝心な局面で、カープは失速してしまいました。挙句、144試合目で2位を明け渡してしまうという始末…。この結果に、がっかりした方も少なくはないと思います。

 そんな9・10月でセリーグの野手部門で見事月間MVPを受賞したのがロサリオ選手。期間の打率は.386、6本塁打、20打点と、どれをとっても素晴らしい数字。将来性を見越して獲得した助っ人が、今シーズンの最後に花を咲かせました。もはや第3の助っ人野手ではなく、来季はチームの主砲として期待されます。

 一方で投手は…4ヶ月連続の該当者なしとなってしまいました。まあ、シーズン終盤の失速を見ていると、目立った選手もいませんでしたし、この結果も仕方がないでしょう。最近は投手陣の「該当者なし」が増える傾向にあります。これも寂しいところですが、どんどん新星に出てきてほしいものです。

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8月

投手
(計37票)
野手
(計37票)
1位 該当者なし
(11票・29.7%)
会沢翼捕手
(初)
(20票・54.1%)
2位 D・ヒース投手
(10票・27.0%)
菊池涼介内野手
(9票・24.3%)
3位 戸田隆矢投手
(6票・16.2%)
梵英心内野手
(3票・8.1%)

 8月のカープは15勝10敗と勝ち越し、優勝への希望を膨らませた1ヶ月でもありました。その中での8月のカープ月間MVPですが、投手からは3ヶ月連続で「該当者なし」という寂しい結果に終わりました。確かに、「まずまず」の成績の選手はいるものの、全体的に突出した選手が少なく、選びようがないというのが正直なところだったのではないでしょうか。

 一方で野手は、会沢選手が初受賞!月間6本塁打を放つなど、下位打線がより活発化することで厚みを増したように思います。捕手の月間MVP選出は、2007年7月に石原選手が受賞して以来、実に7年ぶりのことになります。ただ…8月31日の試合で足の肉離れを起こしてしまい、戦線を離脱してしまいました。重要な局面での離脱…チームの調子が上向いてきた矢先だっただけに、会沢選手自身にとっても、チームにとっても痛すぎる離脱となってしまいました。

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7月

投手
(計53票)
野手
(計46票)
1位 該当者なし
(14票・26.4%)
丸佳浩外野手
(初)
(16票・34.8%)
2位 福井優也投手
(15票・28.3%)
菊池涼介内野手
(10票・21.7%)
3位 前田健太投手
(2票・3.8%)
小窪哲也内野手
(8票・17.4%)

※トップの票数が5割未満で「該当者なし」が20%を超えた場合、
また、「該当者なし」がトップと同票の場合はMVPの選出を行いません

 7月もまた9勝11敗と、2ヶ月連続で月間負け越しとなったカープ。それだけに、投手に関して言えば、今月もまた、あまり月間MVPにするには…というような結果に終わったという印象でした。それゆえに、福井投手がトップ票数でしたが、得票数は5割に届かず、しかも「該当者なし」が20%を越えたために、2ヶ月連続で「該当者なし」となってしまいました。

 一方で野手は月間で3割を超える成績を残した選手が多かったこともあり、かなりの激戦となりました。序盤は菊池選手がリードを奪っていたのですが、後半から丸選手が巻き返してきました。そして、最後は丸選手が逃げ切り、意外にも初受賞となりました。勝負強い打撃、月間打率も3割8分を超え、すっかり背番号「9」が板についてきましたね。

 ちなみに菊池選手は昨年の9・10月から5ヶ月連続で3位以内に入っているのですが、どうしても1位になれませんね…。

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6月

投手
(計28票)
野手
(計34票)
1位 該当者なし
(10票・35.7%)
該当者なし
(7票・20.6%)
2位 中田廉投手
(8票・28.6%)
B・エルドレッド外野手
(7票・20.6%)
3位 久本祐一投手
(6票・21.4%)
菊池涼介内野手
(6票・17.6%)

※トップの票数が5割未満で「該当者なし」が20%を超えた場合、
また、「該当者なし」がトップと同票の場合はMVPの選出を行いません

 交流戦10年目にして初めて、セリーグ首位で突入したカープですが、4連敗、9連敗と長いトンネルが立て続けにあった中で、カープ月間MVPの結果も非常に辛いものになりました。チームの成績を考えると、これもいたし方のないところです。

 投手は「該当者なし」がトップになりました。2位・中田投手の頑張りもあったのですが、いかんせん、チームの成績が悪すぎました。野手陣でも、「該当者なし」が、初めてトップでエルドレッド選手と同票で並びました。規定の結果、「該当者なし」が全体の20%をギリギリ超えたために、同票であっても、残念な結果に…。結局、投打ともに、「該当者なし」となりました。

 6月は菊池選手がセリーグの月間MVPを受賞しました。過去に、セリーグの月間MVPを受賞しながら、カープ月間MVPを受賞できなかったのは初めてのケースです。やはり、チームの成績がこのMVP選手に如実に現れるということでしょう。

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5月

投手
(計36票)
野手
(計39票)
1位 大瀬良大地投手
(初)
(16票・44.4%)
B・エルドレッド内野手
(2ヶ月連続2度目)
(28票・71.8%)
2位 中田廉投手
(11票・30.6%)
R・ロサリオ外野手
(4票・10.3%)
3位 一岡竜司投手
(9票・25.0%)
小窪哲也内野手&菊池涼介内野手
(3票・7.7%)

 4月に開幕ダッシュを見事に決めたカープ。この5月はその当時の勢いには若干かげりが見えたものの、月間の勝ち越しをかろうじて決めることが出来ました。調子がいいときばかりでなく、悪いときにいかにそれなりに結果を残すか…その点では、調子が下降気味でも勝ち越しを決めた意味は大きかったと思います。

 その中で、今月は月間3勝をマークしたルーキー・大瀬良投手が投手部門のカープ月間MVPを初受賞しました。5勝目をマークしたときには、なんとチームの勝ち頭になった大瀬良投手。ルーキーイヤーでの2ケタ勝利をなんとしても達成してほしいところですね。一方で野手は4番にしっかり定着しているエルドレッド選手が、先月に続いて2ヶ月連続の受賞となりました。2ヶ月連続受賞は昨年の7、8月のキラ選手以来のこと。4番として、かつてない破竹のペースでホームランを量産しているエルドレッド選手は頼もしい存在ですね。

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3・4月

投手
(計81票)
野手
(計86票)
1位 一岡竜司投手
(初)
(55票・67.9%)
B・エルドレッド内野手
(初)
(79票・91.9%)
2位 大瀬良大地投手
(17票・21.0%)
菊池涼介内野手
(7票・8.1%)
3位 B・バリントン投手&中田廉投手
(3票・3.7%)
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 開幕ダッシュを見事に決めてくれたカープ。投打にがっちりとかみ合って、首位での4月終了となりました。それゆえに、今回の月間MVPは大激戦になるのではないかと思いましたが、意外と一方的な結果となりました。

 投手では一岡投手。中継ぎ、特にセットアッパーとして投げる機会も多く、気迫こもった投球で、1点も奪われることなく、4月ではチーム最多の登板数。この投手がいたからこそ、僅差の試合でもモノに出来た…巨人から素晴らしい投手を獲得できたと、改めて実感し、もはやチームには欠かせない存在です。
 一方で、野手ではエルドレッド選手。4月のセリーグ月間MVPにも輝きました。だからこそ、今回のカープ月間MVPは文句なしでしょう。しかも、その得票率は2011年8月の栗原選手を上回る、なんと91.9%。ここ一番での勝負強さに一発の魅力…「こんな助っ人を待ってたんだよ!」という感じですね。

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