カープ助っ人列伝〜1991年度版〜

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5 タイラー・リー・バン・バークレオ(外野手)

1962年10月7日生まれ。
チャッツワース高〜西武(1987〜90)〜広島(91)〜
アナハイム・エンゼルス〜コロラド・ロッキーズ

1991年に広島を退団。現在はシアトルマリナーズのベンチコーチとして活躍
試合 打数 安打 打点 本塁打 三振 盗塁 失策 打率
1991 29 59 12 5 2 22 0 ? .203
通算 225 656 157 128 55 211 5 ? .239

 広島が2008年現在、最後に優勝した年である1991年にカープに入団した新外国人選手がバークレオ選手でした。この時代のカープは、とにかく一発のある選手が少なかった。この年、最もホームランを放った選手は江藤選手(現西武)の11本でした。そんなチーム事情の中で、バークレオ選手に求められていたのは長打力でした。

 バークレオ選手といえば、西武の選手というイメージがあるかと思います。1987年のシーズン途中に西武に入団したバークレオ選手は、1年目こそ1軍に上がることなくシーズンを終えますが、2年目には38本塁打、90打点という文句なしの成績を残しました。しかし3年目以降は弱点を相手に研究されたのか、時折、本来の長打力を発揮するのですが、「ホームランか三振か」という言葉が当てはまる典型的な選手になってしまいました。

 1990年オフに自由契約となったバークレオ選手でしが、その長打力に魅力を感じたカープが獲得しました。しかし、チームは優勝を飾る一方で、まったく期待通りの活躍ができないまま・・・。わずか29試合の出場で、放ったヒットもわずか12本。かつて38ホーマーはなった栄光は既に過去のものとなってしまったかのようでした。しかし、西武ファンにとっては、同じ「レオ」のつくバークレオ選手は今の心に残る選手なのではないでしょうか。

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