東京6大学リーグからの
指名選手リスト(2024年版!)
東京6大学リーグから指名された選手のリストです。
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慶応義塾大から指名された選手のリストです。
<投手> |
選手名 |
指名年 |
順位 |
試合数 |
勝利 |
敗北 |
セーブ |
防御率 |
現役 |
萩野 友康 |
1972 |
3 |
- |
- |
- |
- |
- |
× |
矢崎 拓也 |
2016 |
1 |
123 |
37 |
5 |
25 |
3.66 |
○ |
<12球団の過去10年(2013年)からの指名選手> |
選手名 |
チーム |
指名年 |
順位 |
守備 |
現役 |
廣瀬 隆太 |
ソフトバンク |
2023 |
3 |
内野手 |
○ |
萩尾 匡也 |
巨人 |
2022 |
2 |
外野手 |
○ |
橋本 達弥 |
DeNA |
2022 |
5 |
投手 |
○ |
正木 智也 |
ソフトバンク |
2021 |
2 |
外野手 |
○ |
渡部 遼人 |
オリックス |
2021 |
4 |
外野手 |
○ |
木澤 尚文 |
ヤクルト |
2020 |
1 |
投手 |
○ |
佐藤 宏樹 |
ソフトバンク |
2020 |
育1 |
投手 |
○ |
津留崎 大成 |
楽天 |
2019 |
3 |
投手 |
○ |
郡司 裕也 |
中日 |
2019 |
4 |
捕手 |
● |
柳町 達 |
ソフトバンク |
2019 |
5 |
外野手 |
○ |
植田 将太 |
ロッテ |
2019 |
育2 |
捕手 |
○ |
岩見 雅紀 |
楽天 |
2017 |
2 |
外野手 |
× |
加藤 拓也 |
広島 |
2016 |
1 |
投手 |
○ |
山本 泰寛 |
巨人 |
2015 |
5 |
内野手 |
● |
横尾 俊建 |
日本ハム |
2015 |
6 |
内野手 |
× |
☆寸評☆
2016年、カープが3度目のドラフト1位で、153キロのストレートを投げ込む右腕・加藤(現・矢崎)拓也投手を指名しました。カープにとっては、1972年に慶応大の選手を指名したことはあるものの、交渉権を喪失したために、慶応大からは実質初めてのプロ野球選手といえるでしょう。入団からしばらくは伸び悩みましたが、2022年に中継ぎで急成長を遂げ、今や勝利の方程式の一角、時には守護神も担うほど、チームに欠かせない存在となっています。
プロ全体で見ると、近年指名選手が増加傾向にあり、ここ5年間で、育成選手を含めて11名が指名されています。とりわけ2019年には津留崎大成投手が東北楽天3位で指名されたことを筆頭に、育成ドラフトも含めて4名の選手が指名されました。また、2020年には木沢尚文投手が、加藤拓也投手以来4年ぶりとなるドラフト1位指名を受け、2022年には萩尾匡也選手が巨人2位、橋本達弥投手がDeNA5位の指名を受け、4年連続で2人以上の指名選手が誕生するほど、注目度が上がっています。
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法政大学出身で広島からの指名を受けた選手のリストです。氏名は指名された当時のもので書いています。
<投手> |
選手名 |
指名年 |
順位 |
試合数 |
勝利 |
敗北 |
セーブ |
防御率 |
現役 |
小松 剛 |
2008 |
3 |
30 |
6 |
6 |
0 |
5.99 |
× |
武内 久士 |
2009 |
3 |
11 |
0 |
1 |
0 |
5.47 |
× |
<野手> |
選手名 |
指名年 |
順位 |
守備 |
試合 |
打数 |
安打 |
打点 |
本塁打 |
打率 |
現役 |
鎌田 豊 |
1965 |
3 |
外野手 |
117 |
146 |
25 |
8 |
3 |
.171 |
× |
山本 浩司 |
1968 |
1 |
外野手 |
2284 |
8052 |
2339 |
1475 |
536 |
.290 |
× |
西田 真二 |
1982 |
1 |
外野手 |
777 |
1412 |
402 |
226 |
44 |
.285 |
× |
小早川 毅彦 |
1983 |
2 |
内野手 |
1431 |
3997 |
1093 |
626 |
171 |
.273 |
× |
瀬戸 輝信 |
1990 |
1 |
捕手 |
537 |
1125 |
274 |
91 |
10 |
.244 |
× |
広瀬 純 |
2000 |
2 |
外野手 |
978 |
2178 |
595 |
253 |
51 |
.273 |
× |
宇草 孔基 |
2019 |
2 |
外野手 |
101 |
279 |
72 |
23 |
5 |
.258 |
○ |
<12球団の過去10年(2014年)からの指名選手> |
選手名 |
チーム |
指名年 |
順位 |
守備 |
現役 |
是沢 涼輔 |
西武 |
2022 |
育4 |
捕手 |
○ |
村上 喬一朗 |
オリックス |
2022 |
育5 |
捕手 |
○ |
山下 輝 |
ヤクルト |
2021 |
1 |
投手 |
○ |
三浦 銀二 |
DeNA |
2021 |
4 |
投手 |
○ |
岡田 悠希 |
巨人 |
2021 |
5 |
外野手 |
○ |
鈴木 昭汰 |
ロッテ |
2020 |
1 |
投手 |
○ |
高田 孝一 |
楽天 |
2020 |
2 |
投手 |
○ |
石川 達也 |
DeNA |
2020 |
育1 |
投手 |
○ |
宇草 孔基 |
広島 |
2019 |
2 |
外野手 |
○ |
福田 光輝 |
ロッテ |
2019 |
5 |
内野手 |
○ |
中山 翔太 |
ヤクルト |
2018 |
2 |
外野手 |
× |
石田 健大 |
DeNA |
2014 |
2 |
投手 |
○ |
☆寸評☆
カープはこれまでに9名の選手を法政大から指名しています。1968年の山本浩司(後の山本浩二)選手の活躍により、それまでは東京の大学との連携が弱かった広島にとって法政大は強固なパイプラインを完成させた初めての大学と言っても良いでしょう。近年は指名が遠ざかっていたのですが、2019年のドラフト2位で宇草孔基選手を指名しました。カープが法政大の選手を指名するのは2009年の武内投手以来、実に10年ぶりのことです。さらに2021年には、ドラフト1位指名を抽選で外したカープが、再指名で山下輝投手を指名しました。結果的に、ここでも抽選を外してしまうのですが、法政大の選手としては2年ぶりの指名であり、まだまだつながりの健在を感じさせます。
さて、プロ全体で見ると、ほぼ毎年のようにプロ選手を輩出し、その合計人数は全国の大学でトップの数字を残しています。かつて、1977年にはクラウンライター(現西武)1位・江川卓投手をはじめ5名の選手が指名されたことも。その後もコンスタントに指名選手を出すほどの注目大学であり、野球に関しては、東京六大学の雄ともいえる存在でした。
しかし、2015年から3年間、ぱったりと指名が途絶えたこともありました。この低迷期を乗り越え、近年ではまたプロ選手を輩出するようになりました。2020年は千葉ロッテ1位で鈴木昭汰投手が指名を受けるなど、合計3名の選手が一気に指名されました。2021年も先の山下輝投手が東京ヤクルトの1位指名を受け、計3選手が指名されました。2022年は育成で2選手が指名されています。この5年間で、実に11人の選手が指名を受けたことになります。カープも2019年に宇草選手を指名しているだけに目が離せない大学となりそうです。
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立教大から指名された選手のリストです。
<投手> |
選手名 |
指名年 |
順位 |
試合数 |
勝利 |
敗北 |
セーブ |
防御率 |
現役 |
広池浩司 |
1996 |
8 |
248 |
9 |
12 |
1 |
5.47 |
× |
<12球団の過去10年(2014年)からの指名選手> |
選手名 |
チーム |
指名年 |
順位 |
守備 |
現役 |
荘司 康誠 |
楽天 |
2022 |
1 |
投手 |
○ |
中川 颯 |
オリックス |
2020 |
4 |
投手 |
● |
熊谷 敬宥 |
阪神 |
2017 |
3 |
内野手 |
○ |
田中 和基 |
楽天 |
2016 |
3 |
外野手 |
○ |
田村 伊知郎 |
西武 |
2016 |
6 |
投手 |
○ |
澤田 圭佑 |
オリックス |
2016 |
8 |
投手 |
× |
大城 滉二 |
オリックス |
2015 |
3 |
内野手 |
○ |
☆寸評☆
カープは、立教大在籍の選手を直接指名したことはありません。ただ、広池投手は立教大卒業後、全日空に勤めていましたが、退職し、その後ドミニカカープアカデミーなどでプロで活躍するために練習に取り組んできた苦労人でもあります。今回は、ドラフトにおいては「元全日空」ではなく、「立教大卒」として指名されたので、大学出身枠に入れました。
さて、立教大の指名傾向をプロ全体で見ると、東京6大学の中では5番目と、けして多い方ではありません。しかし、近年では、2016年には楽天3位の田中和基選手など、史上初の一気に3名の選手が指名されました。2020年にはオリックスが4位で、アンダースローの中川颯投手を指名したことで、3年ぶりのプロ指名選手誕生となり、2022年には荘司康誠投手が、2009年の楽天1位・戸村健次投手以来となる、1位指名を楽天から受けました。東京6大学の中ではプロへの輩出スピードは遅いものの、着実に注目選手を出しているという印象です。
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早稲田大から指名された選手のリストです。
<投手> |
選手名 |
指名年 |
順位 |
試合数 |
勝利 |
敗北 |
セーブ |
防御率 |
現役 |
福井 優也 |
2010 |
1 |
154 |
32 |
41 |
0 |
4.58 |
× |
塚田 晃平 |
2011 |
育3 |
- |
- |
- |
- |
- |
× |
<野手> |
選手名 |
指名年 |
順位 |
守備 |
試合 |
打数 |
安打 |
打点 |
本塁打 |
打率 |
現役 |
比嘉 寿光 |
2003 |
3 |
内野手 |
8 |
16 |
3 |
2 |
1 |
.188 |
× |
土生 翔平 |
2011 |
4 |
外野手 |
10 |
9 |
1 |
0 |
0 |
.111 |
× |
<12球団の過去10年(2014年)からの指名選手> |
選手名 |
チーム |
指名年 |
順位 |
守備 |
現役 |
蛭間 拓哉 |
西武 |
2022 |
1 |
外野手 |
○ |
徳山 壮真 |
DeNA |
2021 |
2 |
投手 |
○ |
西垣 雅矢 |
楽天 |
2021 |
6 |
投手 |
○ |
早川 隆久 |
楽天 |
2020 |
1 |
投手 |
○ |
小島 和哉 |
ロッテ |
2018 |
3 |
投手 |
○ |
大竹 耕太郎 |
ソフトバンク |
2017 |
育4 |
投手 |
● |
星 知弥 |
ヤクルト |
2016 |
2 |
投手 |
○ |
石井一成 |
日本ハム |
2016 |
2 |
内野手 |
○ |
重信慎之介 |
巨人 |
2015 |
2 |
投手 |
○ |
茂木栄五郎 |
楽天 |
2015 |
3 |
内野手 |
○ |
有原航平 |
日本ハム |
2014 |
1 |
投手 |
● |
中村奨吾 |
ロッテ |
2014 |
1 |
内野手 |
○ |
☆寸評☆
東京六大学でも2番目、全国の大学でも2番目に多くプロ野球選手誕生させている大学が早稲田大学です。
カープは長く早稲田大とは縁遠い印象でしたが、2003年のドラフトで、早大3連覇のときの主将だった比嘉寿光選手が入団したことで、なにやら新しい流れが出てきました。比嘉選手は現在ではカープの広報となり、裏方で活躍されています。これにより早稲田大との縁が出来たこともあってか、2010年には福井優也投手をカープが指名し、入団が決まりました。
この年のドラフトは早稲田大の投手がとりわけ脚光を集め、斎藤祐樹投手が北海道日本ハムへ、大石達也投手が埼玉西武へとそれぞれドラフト1位指名を受けました。なんと3人の投手がドラフト1位指名を受けるほどに注目されました。さらにカープでは2011年には土生翔平選手がドラフト4位、塚田晃平投手が育成ドラフト3位で指名を受け、一気に2名の早稲田大の選手がカープに入団することになりましたが、その後は指名から遠ざかっています。
プロ全体で見ても、コンスタントに指名選手を輩出しています。2019年は指名選手がなく、指名記録は9年連続で途絶え、一時の勢いは見られなくなりましたが、2020年に早川隆久投手が1位指名で4球団競合するという注目選手となり、2021年にも2人の選手が指名されました。2022年にも蛭間拓哉選手が西武の1位指名を受け、2年ぶりの1位指名選手誕生となりました。名門大学だけに、今後もコンスタントに注目選手を輩出していくのではないでしょうか。カープも目が離せない存在です。
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明治大から指名された選手のリストです。
<投手> |
選手名 |
指名年 |
順位 |
試合数 |
勝利 |
敗北 |
セーブ |
防御率 |
現役 |
野村 祐輔 |
2011 |
1 |
208 |
80 |
63 |
0 |
3.54 |
○ |
森下 暢仁 |
2019 |
1 |
89 |
37 |
24 |
0 |
2.82 |
○ |
<野手> |
選手名 |
指名年 |
順位 |
守備 |
試合 |
打数 |
安打 |
打点 |
本塁打 |
打率 |
現役 |
上本 崇司 |
2012 |
3 |
内野手 |
479 |
688 |
179 |
43 |
3 |
.260 |
○ |
<12球団の過去10年(2014年)からの指名選手> |
選手名 |
チーム |
指名年 |
順位 |
守備 |
現役 |
上田希由翔 |
ロッテ |
2023 |
1 |
内野手 |
○ |
石原 勇輝 |
ヤクルト |
2023 |
3 |
投手 |
○ |
村田 賢一 |
ソフトバンク |
2023 |
4 |
投手 |
○ |
村松 開人 |
中日 |
2022 |
2 |
内野手 |
○ |
丸山 和郁 |
ヤクルト |
2021 |
2 |
外野手 |
○ |
入江 大生 |
DeNA |
2020 |
1 |
投手 |
○ |
森下 暢仁 |
広島 |
2019 |
1 |
投手 |
○ |
伊勢 大夢 |
DeNA |
2019 |
3 |
投手 |
○ |
渡辺 佳明 |
楽天 |
2018 |
6 |
内野手 |
○ |
齋藤 大将 |
西武 |
2017 |
1 |
投手 |
× |
柳 裕也 |
中日 |
2016 |
1 |
投手 |
○ |
佐野 恵太 |
DeNA |
2016 |
9 |
内野手 |
○ |
中道 勝士 |
オリックス |
2016 |
育5 |
捕手 |
× |
上原 健太 |
日本ハム |
2015 |
1 |
投手 |
○ |
高山 俊 |
阪神 |
2015 |
1 |
外野手 |
● |
坂本 誠志郎 |
阪神 |
2015 |
2 |
捕手 |
○ |
山崎 福也 |
オリックス |
2014 |
1 |
投手 |
● |
☆寸評☆
2011年、明治大のエースで、明治神宮大会で優勝へ導いた野村祐輔投手を指名しましたが、それはカープにとっては球団初となる明治大の選手の指名でした。この年の大学球界トップの技巧派右腕を一本釣りすることに成功しました。さらに2012年には野村投手と同じ広陵高出身の上本崇司選手を指名。2年連続で明治大、そして同じ広陵高出身という共通点のある選手の指名でした。とりわけ野村投手は1年目から防御率1.98という抜群の成績で9勝をマークし、新人王を受賞しました。
そして2019年、カープは大学球界ナンバーワン右腕と評価された森下暢仁投手を一本釣りしました。広島出身ではない明治大の選手としては、カープでは初めてのこと。しかも、森下投手は前評判にたがわぬ活躍で、1年目から10勝、防御率1.91と、先輩の野村投手を超える成績を残しました。これまでカープが過去に指名した明治大の3選手は、いずれも主力として活躍しており、これもまた明治大とのパイプを強固にすることにつながることでしょう。。
明治大学の指名選手をプロ全体で見ても、非常にコンスタントに指名選手を輩出しています。2023年は上田希由翔選手がロッテの1位指名を受けるなど、計3選手がプロの門をたたくことになったことで、実に14年連続でプロ指名選手が誕生することになりました。東京6大学の中でも、今や最も勢いがある大学…それが明治大学であり、これからも注目度が高い大学であるといえそうです。
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東京大から指名された選手のリストです。
<12球団の過去10年(2014年)からの指名選手> |
選手名 |
チーム |
指名年 |
順位 |
守備 |
現役 |
宮台康平 |
日本ハム |
2017 |
7 |
投手 |
× |
☆寸評☆
現時点では、上記に挙げた以外で東京6大学に所属する東京大学からの広島に指名された選手はいません。ただ、2004年には松家卓弘投手(後に横浜に入団)、2017年の宮台康平投手の指名も検討していた経緯があります。話題になる選手がいれば、リストには挙がるようですが、いまだ指名には至っていません。
プロ全体で見ると、東京6大学では最も少ない5名の選手が指名された東京大学です。日本最高学府として名高い東京大学ですが、東京六大学野球では常に苦戦を強いられている現状があります。六大学では唯一の国立大学ということもあり、他の大学と違って有力選手を推薦でスカウトすることも出来ず、超難関を突破する学力も必要になってくることも挙げられるでしょう。
ただ、ひとたび有力選手が現れると、指名に至るケースもある東京大学。2017年にはチームのエースである宮台康平投手が注目され、実に13年ぶりのドラフト指名を受けました。日本ハムでは1999年に遠藤良平投手を指名しており、18年ぶりの東大の選手指名となり話題を呼びました。有力選手も皆無ではない状況。ただ、プロの1軍で活躍した選手となると、まだ残念ながらいないのが現状です。
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