北東北大学リーグから指名された選手のリストです。
<野手> | ||||||||||
選手名 | 指名年 | 順位 | 守備 | 試合 | 打数 | 安打 | 打点 | 本塁打 | 打率 | 現役 |
名原 典彦 | 2022 | 育1 | 外野手 | - | - | - | - | - | - | ○ |
<12球団の過去10年(2014年)からの指名選手> | |||||
選手名 | チーム | 指名年 | 順位 | 守備 | 現役 |
庄司 陽斗 | 広島 | 2023 | 育4 | 投手 | ○ |
名原 典彦 | 広島 | 2022 | 育1 | 外野手 | ○ |
蝦名 達夫 | DeNA | 2019 | 6 | 外野手 | ○ |
☆寸評☆
2022年、カープは球団史上初めて青森大の選手を指名しました。地元・広島出身の名原選手です。走攻守3拍子揃った右打ちの外野手で、育成選手としての指名ではありますが、早期に支配下登録され、戦力となることが期待されています。
青森大は12球団で見ると、2001年に西武の自由枠で指名された細川亨選手を皮切りに、過去に指名選手は4人にとどまっていますが、ここ5年で3選手が指名されており、その注目度はアップしているように思います。2022年には名原選手をカープが指名…広島出身ということもあるでしょうが、それだけカープが広島からは距離が遠くとも、北海道・東北の逸材にも注目しているということでしょう。
<12球団の過去10年(2014年)からの指名選手> | |||||
選手名 | チーム | 指名年 | 順位 | 守備 | 現役 |
大坂谷啓生 | 楽天 | 2014 | 育2 | 外野手 | × |
☆寸評☆
過去にカープが青森中央学院大学の選手を指名したことはありません。2014年、育成ドラフトでの指名ではありましたが、青森中央学院大学から初めてのプロ選手が誕生しました。果たして、これから先、さらに指名選手が現れるのかが注目されます。
☆寸評☆
過去にカープが岩手大の選手を指名したことはありません。12球団で見ると、2011年に育成3位ながらも三浦翔太投手が福岡ソフトバンクから指名を受け、初めて岩手大学からプロ野球選手が誕生しました。国立大学ですが、果たして今後もプロ野球選手が誕生するのか注目です。
八戸学院大学から指名された選手のリストです。
<投手> | ||||||||
選手名 | 指名年 | 順位 | 試合数 | 勝利 | 敗北 | セーブ | 防御率 | 現役 |
大道温貴 | 2020 | 3 | 75 | 7 | 6 | 0 | 4.08 | ○ |
<12球団の過去10年(2014年)からの指名選手> | |||||
選手名 | チーム | 指名年 | 順位 | 守備 | 現役 |
松山晋也 | 中日 | 2022 | 育1 | 投手 | ○ |
大道温貴 | 広島 | 2020 | 3 | 投手 | ○ |
中道佑哉 | ソフトバンク | 2020 | 育2 | 投手 | × |
高橋優貴 | 巨人 | 2018 | 1 | 投手 | ○ |
☆寸評☆
2020年のドラフト会議でカープはドラフト3位で、大道温貴投手を指名しました。これがカープ史上初の八戸学院大の選手の指名となりました。150キロ台のストレートにタテに割れるスライダーなどを投げ込む本格派右腕で、1年目から中継ぎに先発にと4勝をマークし、2023年には中継ぎで48試合に登板し、頭角を現してきました。
12球団で見ると、北東北大学野球リーグでは屈指の存在であり、特に2001年以降はその数を一気に伸ばしています。2018年に高橋優貴投手が巨人の1位指名を受けました。1位指名は2010年の東北楽天・塩見貴洋投手以来8年ぶりとなります。2020年にカープが指名した大道投手も1位で消えても不思議ではない好素材とされていたほどです。
そんな中、2021年のシーズン中に、メジャーリーグに挑戦していた八戸学院大出身の秋山翔吾選手がカープに入団するというビッグニュースがありました。秋山選手といえば、西武時代の2015年にプロ野球のシーズン最多記録である216安打をマークするヒットメーカーです。超大物選手のカープ入団は2021年最大のトピックスでした。これから、カープの中でも八戸学院大は注目度が高まるのではないでしょうか。
富士大から指名された選手のリストです。
<投手> | ||||||||
選手名 | 指名年 | 順位 | 試合数 | 勝利 | 敗北 | セーブ | 防御率 | 現役 |
中村恭平 | 2010 | 2 | 97 | 2 | 11 | 0 | 4.23 | × |
<12球団の過去10年(2013年)からの指名選手> | |||||
選手名 | チーム | 指名年 | 順位 | 守備 | 現役 |
金村尚真 | 日本ハム | 2022 | 2 | 投手 | ○ |
佐藤龍世 | 西武 | 2018 | 7 | 内野手 | ○ |
鈴木翔天 | 楽天 | 2018 | 8 | 投手 | ○ |
小野泰己 | 阪神 | 2016 | 2 | 投手 | × |
多和田真三郎 | 西武 | 2015 | 1 | 投手 | × |
外崎修汰 | 西武 | 2014 | 3 | 内野手 | ○ |
山川穂高 | 西武 | 2013 | 2 | 内野手 | ● |
☆寸評☆
2010年、ドラフト当初は3位以下ならば社会人行きを明言していた中村恭平投手を2位で指名しました。これがカープが指名した初の富士大の選手でした。一時期は最速156キロのストレートで、勝ちパターンの中継ぎでも活躍しました。
プロ野球全体で見ると、21世紀に入り一気に指名人数を伸ばしてきました。2015年にはついに、埼玉西武が多和田真三郎投手をドラフト1位指名を受けました。2016年には小野泰己投手が阪神の2位指名を受けており、なんと4年連続でプロ野球選手輩出となりました。2022年には金村尚真投手が日本ハムの2位指名を受け、4年ぶりの指名選手誕生となりました。近年は埼玉西武の指名が多いイメージがありますが、北東北大学リーグの中では非常にコンスタントにプロ指名選手を誕生させており、今後も非常に注目株の大学であると言えるでしょう。