打順別のスタメン出場試合数トップの選手 | ||
打順 | 選手 | 試合数 (全143試合) |
1 | 菊池涼介 | 58 |
2 | 小園海斗 | 46 |
3 | 西川龍馬 | 59 |
4 | 鈴木誠也 | 110 |
5 | 坂倉将吾 | 96 |
6 | 林 晃汰 | 31 |
7 | 菊池涼介 林 晃汰 |
28 |
8 | 林 晃汰 | 29 |
9 | 九里亜蓮 | 25 |
ポジション別のスタメン出場試合数トップの選手 | ||
ポジション | 選手 | 試合数 (全143試合) |
ピッチャー | 九里亜蓮 | 25 |
キャッチャー | 坂倉将吾 | 53 |
ファースト | 坂倉将吾 | 57 |
セカンド | 菊池涼介 | 130 |
サード | 林 晃汰 | 95 |
ショート | 小園海斗 | 113 |
レフト | 西川龍馬 | 89 |
センター | 野間峻祥 | 60 |
ライト | 鈴木誠也 | 125 |
佐々岡監督2年目のシーズンも前年に続いて、新型コロナウイルス感染拡大の不安が広がる中で、チームでも感染者が続出し、非常に難しい戦力のやりくりが求められました。しかも、この年の新外国人であるクロン選手やメヒア選手も思うように機能しない中で、打順、ポジション別の最多スタメンを見ても、外国人選手がいない純国産打線となる試合も増えました。
そんな状況の中で、小園海斗選手がショートのレギュラーに一気に近づき、林晃汰選手はサードで最多出場、スタメンでも6?8番で最多となり、同世代の若手の台頭も目立ちました。さらに坂倉将吾選手は捕手で会沢選手を抜き、最多のスタメンマスクとなり、正捕手へと一歩近づく成長を見せました。コロナ禍で難しい選手起用を強いられた中でも、若手の台頭が感じられ、過渡期を抜け出すきっかけを掴んだシーズンでもありました。
打順別のスタメン出場試合数トップの選手 | ||
打順 | 選手 | 試合数 (全143試合) |
1 | 野間峻祥 | 68 |
2 | 菊池涼介 | 99 |
3 | 西川龍馬 | 54 |
4 | R・マクブルーム | 113 |
5 | 坂倉将吾 | 118 |
6 | 小園海斗 | 30 |
7 | 小園海斗 | 52 |
8 | 会沢 翼 | 78 |
9 | 森下暢仁 | 27 |
ポジション別のスタメン出場試合数トップの選手 | ||
ポジション | 選手 | 試合数 (全143試合) |
ピッチャー | 森下暢仁 | 27 |
キャッチャー | 会沢 翼 | 79 |
ファースト | R・マクブルーム | 120 |
セカンド | 菊池涼介 | 116 |
サード | 坂倉将吾 | 119 |
ショート | 小園海斗 | 124 |
レフト | 西川龍馬 | 63 |
センター | 上本崇司 | 42 |
ライト | 野間峻祥 | 54 |
佐々岡監督3年目のシーズンは、最後の最後までCSを争いましたが、勝負どころで連敗を喫し、結局5位に終わりました。なんせ、この年は鈴木誠也選手がメジャー挑戦のためにチームを去り、新たに打線を築き上げなければならないという状況の中で、4番にはこの年の新外国人選手であるマクブルーム選手を据え、5番にはサード転向の坂倉選手が主に座り、ある程度は機能しました。しかし、特に1、3番はなかなか固定が出来ず、安定した得点力をつけることが難しかったシーズンでもありました。ただ、その中でシーズン途中からメジャーから日本球界に復帰した秋山翔吾選手が加入。カープ1年目は体調不良にも苦しんだものの、セリーグの野球に馴染み始め、チームの懸案だった3番打者に定着し、手応えは感じさせるものとなりました。
ポジションごとに見ても、内野はほぼ固定されていたのに対して、外野は離脱もあったりで、なかなかポジションを固定できなかったことが分かります。これもまた、シーズン中盤以降は秋山選手がセンターのポジションでほぼ固定され、何やらチームのレギュラー争いに変化が出てきたことを感じさせるものとなりました。
打順別のスタメン出場試合数トップの選手 | ||
打順 | 選手 | 試合数 (全143試合) |
1 | 菊池涼介 | 94 |
2 | 野間峻祥 | 82 |
3 | 秋山翔吾 | 103 |
4 | R・マクブルーム | 50 |
5 | 坂倉将吾 | 50 |
6 | M・デビッドソン | 48 |
7 | M・デビッドソン | 30 |
8 | 末包昇大 矢野雅哉 |
23 |
9 | 九里亜蓮 | 24 |
ポジション別のスタメン出場試合数トップの選手 | ||
ポジション | 選手 | 試合数 (全143試合) |
ピッチャー | 九里亜蓮 | 24 |
キャッチャー | 坂倉将吾 | 102 |
ファースト | R・マクブルーム | 60 |
セカンド | 菊池涼介 | 109 |
サード | M・デビッドソン | 88 |
ショート | 小園海斗 | 56 |
レフト | 西川龍馬 | 107 |
センター | 秋山翔吾 | 110 |
ライト | 野間峻祥 | 77 |
新井貴浩監督1年目のシーズンは、ベースは主力選手を中心としたスタメンを組むことが多くありました。一般的には新監督が就任すれば、今までチャンスが少なかった若手が日の目を見ることも多いのですが、新井監督のスタートは、前年よりもスタメンの平均年齢が上がったのではないかというほど、30代の中堅からベテランの選手がスタメンに名を連ねることが多々ありました。
それもあって、シーズン後半から徐々に主力選手に離脱者が目立つようになり、スタメン起用にも苦心している様子が感じられました。実際、スタメンポジションには名前がある西川選手や小園選手がスタメン打順には名前がない…シーズン通して打順が流動的だったり、シーズン後半からの若手起用の影響もあるのでしょう。そんな中で、スタメン打順に末包選手や矢野選手といった若手が少しずつ顔を出しつつあり、野手の過渡期脱出の光が少し見えてきたともいえるシーズンでした。
打順別のスタメン出場試合数トップの選手 | ||
打順 | 選手 | 試合数 (全143試合) |
1 | 秋山翔吾 | 120 |
2 | 野間峻祥 | 49 |
3 | 小園海斗 | 53 |
4 | 小園海斗 | 71 |
5 | 坂倉将吾 | 64 |
6 | 菊池涼介 | 40 |
7 | 矢野雅哉 | 56 |
8 | 会沢 翼 | 34 |
9 | 床田寛樹 | 25 |
ポジション別のスタメン出場試合数トップの選手 | ||
ポジション | 選手 | 試合数 (全143試合) |
ピッチャー | 床田寛樹 | 25 |
キャッチャー | 坂倉将吾 | 64 |
ファースト | 坂倉将吾 | 49 |
セカンド | 菊池涼介 | 128 |
サード | 小園海斗 | 118 |
ショート | 矢野雅哉 | 119 |
レフト | 末包昇大 | 47 |
センター | 秋山翔吾 | 121 |
ライト | 野間峻祥 | 87 |
新井貴浩監督2年目となったこのシーズンは、チーム打率.238、本塁打52本はともにリーグ最低の数字で、打線がなかなか機能せず、得点力不足に悩み続けたシーズンでもありました。それを象徴するかのように、1番・秋山選手こそしっかりと固定されていましたが、特にクリーンアップは3番、4番で小園選手がチームトップのスタメン出場数であり、スタメンで起用された人数は3番が11人、4番が7人、5番がなんと12人と、本来は軸にならなければならないクリーンアップですら、かなり流動的で定まらなかったことが、得点力不足にもつながりました。
また、こうしてみると、外国人選手がいないという非常に珍しいシーズンでもありました。これは新型コロナウィルスの感染拡大の影響を受けた2021年以来のことで、打順別、ポジション別に見ても、長距離砲の名前はレフトの末包選手くらいで、しかも47試合にとどまっています。チームトップの本塁打数が坂倉選手の12本で、2ケタ本塁打も坂倉選手のみ…これではどうしても得点力不足、迫力不足となり、相手投手にもどんどん強気で勝負されてしまうということなのでしょう。