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5月27日 名原選手がプロ初本塁打
| 名原選手のプロ初本塁打 |
| 回 |
内容 |
点 |
| 8回裏 |
左本塁打 |
1 |
5月27日、ロッテ戦。
7回に逆転を許し、2点を追う状況になった8回裏。1アウトランナーなしの場面で打席に立ったのは名原選手。この日、第1打席でタイムリーヒットを放ち、この時点で打率.350と、1軍昇格後の猛烈アピールを続けていました。
そしてこの日の第3打席となったこの場面。マウンド上にはロッテ5番手の左腕・鈴木昭汰投手。その初球でした。真ん中寄りに入ってきたカットボールを、積極的に振り抜いた打球は、ぐんぐんと伸びていき、打球はレフトスタンドギリギリに飛び込む1点差に迫る追撃のアーチとなりました。これが名原選手のプロ初本塁打となりました。
支配下登録されるまでの3年半の間、名原選手は2軍で鍛錬を積んできました。ただ、コンパクトなスイングであるゆえに、ファームでも通算本塁打はゼロ。1軍での打席を見ても、積極的にかつコンパクトなスイングで、打球を見ている限りでは、外野の頭上を越えていくような打球は難しいのでは…という印象でした。
しかし、その中で放ったプロ初アーチ。2軍でも放ったことがなかった一発を、1軍の舞台で放つことが出来ました。そして、名原選手はガッツポーズ!喜びを爆発させました。それは前日に、フラフラっと上がったセカンド、ファースト後方の打球を、ライトを守っていた名原選手がチャージしきれずに3人の真ん中に落ちてしまい、痛い失点を喫してしまった…勝敗を左右してしまったその守備への悔しい思いを晴らしたかった、とにかく勝ちたかったという思いもあったのでしょう。いろいろな思いが詰まったように感じる1・2軍通じてのプロ初アーチでした。
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5月22日 名原選手がプロ初出場&初スタメン&初打席&初安打&初打点
| 名原選手のプロ初スタメン試合成績 |
| 打 |
安 |
点 |
振 |
球 |
| 4 |
2 |
1 |
1 |
0 |
| 名原選手のプロ初打席 |
| 回 |
内容 |
点 |
| 3回表 |
三ゴロ |
0 |
| 名原選手のプロ初安打 |
| 回 |
内容 |
点 |
| 5回表 |
中安塁打 |
0 |
| 名原選手のプロ初打点 |
| 回 |
内容 |
点 |
| 7回表 |
右中間3塁打 |
1 |
5月22日、中日戦。
この試合の前日、育成選手として4年目のシーズンを迎えていた名原選手がついに支配下登録を勝ち取りました。そして翌22日、早速1軍に昇格し、いきなりの8番・ライトでスタメン出場を飾りました。これが名原選手にとって初出場、初スタメンとなりました。
第1打席は3回表、ノーアウトランナー1塁の場面で、中日・柳投手の低めの球に引っかけて、サードゴロに終わりました。ゲッツーかと思われた打球でしたが、名原選手の俊足でなんとか1塁はセーフ。初打席でいきなりの初安打というわけにはいきませんでしたが、続く第2打席はカーブにうまくタイミングを合わせて、積極的に打ちにいき、打球は二遊間を破るヒットに!プロ4年目、嬉しい初安打となりました。
そして第3打席となった7回表、2アウト3塁というチャンスの場面で打席が回り、どろんとしたスライダーに逆らわず、バットを柔らかく出し、力感のないフォームでありながら、打球は伸びていき、右中間を破っていくタイムリー3塁打!これが名原選手にとって、プロ初打点となりました。
積極的に食らいついていきながらも、バットを柔らかく出す打撃で、プロ初出場初スタメンからの初物尽くしの1日であり、鮮烈なデビューとなりました。この試合から3試合連続でマルチヒット…これは長いプロ野球の歴史でも、2リーグ制以降、ルーキー以外で、デビューから3試合連続マルチヒットを記録した選手はいないんだとか。いきなり歴史に名を残しましたね。
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5月15日 辰見選手がプロ初安打
| 辰見選手のプロ初安打 |
| 回 |
内容 |
点 |
| 1回表 |
右安打 |
0 |
5月15日、阪神戦。
この日、2番・ライトでスタメン出場した辰見選手は初回、1アウトランナーなしの場面で打席に立ちました。阪神の先発はカープにとって最大の天敵でもある大竹投手でしたが、その3球目、外寄りの変化球を辰見選手らしく、逆らわずに逆方向へはじき返す打撃で、ライトへのヒットとなりました。楽天時代には2024年に3打席立ちましたが、ヒットを放つことはできませんでした。2025年オフの現役ドラフトでカープに移籍し、代走の切り札として戦力となり、そしてこの日のライトへのヒットがプロ4年目での嬉しいプロ初安打となりました。
代走中心の起用ではありますが、打撃が悪いわけではなく、右方向への逆らわないバッティングには定評があり、楽天時代からファームでは結果を残していました。それだけに、スタメンの機会があれば、プロ初安打も時間の問題だと思っていました。しぶとい打撃も魅力ですが、盗塁成功率の高い走塁技術を見ていると、やはり勝負どころでの代走の切り札としての魅力がずば抜けている、走塁でスタジアムの空気を変えられる稀有な存在です。
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5月10日 赤木投手がプロ初先発
| 赤木投手のプロ初先発投球成績 |
| 回 |
打 |
投 |
安 |
振 |
球 |
失 |
責 |
| 2 |
7 |
21 |
1 |
1 |
0 |
0 |
0 |
5月10日、ヤクルト戦。
ドラ5ルーキーの赤木晴哉投手…ルーキーながら、開幕1軍入りを果たし、中継ぎですでにデビューも飾りました。しかし、2軍に降格し、今度は先発調整となった中で、この日、プロ初の先発マウンドに上がることになりました。しかも、この日は「母の日」。8人きょうだいの赤木投手のお母さんが始球式を務め、そのボールを赤木投手に手渡すという親子リレーのワンシーンもありました。
赤木投手は初回、先頭打者に対して2球で追い込み、4球目のフォークで空振り三振を奪う上々のスタート。最速149キロのストレートと、フォーク、スライダーを使い、初回をわずか7球、3人でピシャリと抑えました。2イニング目もストレート主体のピッチングで、2アウトからヒットを許しましたが、最後の打者を粘られながらもショートへのライナーで抑え、2回を無失点に抑えました。
試合開始前から、首脳陣の中では先発といっても、長いイニングを投げさせる予定はなかったようで、2回で降板となりました。いわゆる「オープナー」の起用となりました。ただ、この試合で、まずは最初の2回をゼロで抑え、試合にリズムをつけ、「ブルペンデー」となったこの日、7人の投手でヤクルト打線をゼロに抑えきりました。球団の長い歴史でも、7人の投手を繰り出しての完封勝利は初めてのことだそうです。その先陣を切った赤木投手…完封リレーに大きく貢献したプロ初先発となりました。
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5月5日 持丸選手がプロ初本塁打
| 持丸選手のプロ初本塁打 |
| 回 |
内容 |
点 |
| 9回表 |
右中間本塁打 |
1 |
5月5日、DeNA戦。
3点ビハインドの展開も8回に2点を奪い、1点差に詰め寄るという中での9回表。カープにとってラストとなるイニングの先頭打者として打席に入ったのが持丸選手。ところが、わずか2球で2ストライクと追い込まれました。続く3球目、高めのストレートを見逃すと、4球目はゾーンから外れるように低めに変化した、投じた側の守護神・山崎康晃投手からすれば、完ぺきな軌道のスプリットでした。しかし、持丸選手はそれを平然と見逃しました。相手の決め球を見逃し、並行カウントになったところで、おそらくはストレートで勝負してくると読んだのではないでしょうか。迷わずに振り抜いた打球はぐんぐんと伸びて、右中間スタンドの最も深いところに運ぶ同点アーチ!
これが、持丸選手にとってプロ初本塁打となりました。しかも、土壇場でのこの一発で、試合は延長戦にもつれ込み、結果的に引き分けとなりました。負けが続いていたDeNA戦ですが、この一発が完全に流れを変え、翌日の試合は圧勝。しかも持丸選手は2試合連続となる、特大のアーチ!
本来、パワーのある打者です。スイングも鋭く、芯を捉えれば、スタンドの上段にも打球を運ぶことが出来る長打力があります。かつては、オープン戦でホームランを放ったことはありましたが、1軍の公式戦では初めてのこと。なかなか結果が残せないシーズンが続き、1軍の舞台も4年間遠ざかっていた持丸選手。正念場のシーズンで、大きなインパクトを残すプロ初アーチとなりました。
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4月28日 持丸選手がプロ初打点
| 持丸選手のプロ初打点 |
| 回 |
内容 |
点 |
| 7回表 |
右安打 |
1 |
4月28日、巨人戦。
得点力不足に拍車がかかっていた中での試合は3回に持丸選手のヒットを皮切りに、上位打線がようやくつながり、2点を先制すると、5回には坂倉選手の3ラン、さらにタイムリーが飛び出し、一挙4点を奪いました。それまで1点を奪うにも窮していた打線がウソのようにつながりました。
そして7回表、四球とヒットで2アウト1・2塁のチャンスを作ると、続く持丸選手。3回に先制のきっかけとなるヒットを放っていた中で、今度はライトの頭上を超えるタイムリーヒット!これがプロ7年目にして嬉しいプロ初打点となりました。昨季は2軍でも打率が1割を超えるのがやっとというくらい、打撃不振に陥っていた持丸選手にとって、今季は正念場のシーズンでもありました。その中で、ファームでは開幕から打撃でアピールし、ついに4年ぶりの1軍昇格を勝ち取ると、4月19日にはプロ初安打もマーク。そしてプロ初打点もマークし、1軍でインパクトのある活躍を見せています。
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4月19日 勝田選手がプロ初盗塁
4月19日、DeNA戦。
この試合で7番・セカンドでスタメン出場したドラ3ルーキー・勝田選手。第1打席でヒットを放ち、5回裏の第2打席でもセンター前へ詰まりながらもポテンヒットを放ちました。1塁ランナーとして出塁した勝田選手は、続く床田投手が打席に立った場面、4球目で2塁へ盗塁成功。これがプロ初盗塁となりました。
近畿大時代は、4年間で通算32盗塁を決め、特に3年秋には13試合で10盗塁を決めるなど、50m6秒の俊足で相手を揺さぶりました。将来的には粘り強い打撃と選球眼の良さを活かして、上位打線でチームを引っ張るような選手に育ってほしいものです。ちなみに、この試合で勝田選手は自身2度目の猛打賞を記録しました。打つときは固めて打つ傾向もあるようで、打率、出塁率をどんどん高めて、盗塁を敢行できるチャンスを増やしてほしいですね。
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4月19日 持丸選手がプロ初安打
| 持丸選手のプロ初安打 |
| 回 |
内容 |
点 |
| 7回裏 |
中安打 |
0 |
4月19日、DeNA戦。
自身が支配下登録された2022年以来、4年ぶりの1軍昇格となり、しかもこの日は同じく4年ぶりのスタメンマスクをかぶった持丸選手。1打席目、2打席目と凡退して迎えた7回裏2アウトランナー1塁の場面で打席に立ち、2ストライク2ボールと追い込まれながらも、6球目、低めのフォークを上手くセンター前に運びました。
これが今季5打席目、通算11打席目にして嬉しいプロ初安打となりました。苦節7年目、しかも3シーズンにわたって1軍に昇格できず、しかも昨季は極度の打撃不振で、ファームでも打率1割台と低迷し、今季も続くようなら厳しい立場になるところを踏ん張り、ついにプロ初安打を放つまで、はい上がってきました。
この日は床田投手とバッテリーを組み、試合は残念ながら完封負けとなりましたが、相手打線を2失点に抑え、リード面や守りの面でも成長を感じさせるプレーを見せてくれました。
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4月15日 齊藤汰投手がプロ初ホールド
| 齊藤汰投手のプロ初ホールド投球成績 |
| 回 |
打 |
投 |
安 |
振 |
球 |
失 |
責 |
| 0.2 |
2 |
6 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
4月15日の中日戦。
この試合は、カープが序盤に先制し、6回に小園選手、モンテロ選手のタイムリーでさらに2点を追加し、カープが優勢に試合を進めていました。ビジターでの試合で勝つためには、とにかく主導権を握って離さない…これをまさに実践したような試合運びとなっていました。しかし、6回まで中日打線をゼロに封じていたカープ先発・栗林投手ですが、先頭のベテラン・大島洋平選手に四球を与えたことをきっかけに、1アウト1・2塁のピンチを招くと、そこから2本の長短打で2点を失い、なおも1アウト2・3塁という、同点、さらには逆転の大ピンチを迎えました。
ここで、投手はルーキーの齊藤汰投手にスイッチ。ルーキーに託すには非常に厳しい場面であり、交代のテンポが1つ遅いようにも感じました。しかし、この厳しい場面で、続く福永選手にはライトへの鋭い当たりを打たれましたが、ライナーでライトの正面へ。3塁ランナーのタッチアップを阻止すると、続く村松選手の打球は斎藤汰投手のグラブに当たりながらも、即座の瞬発力で菊池選手が捕球し、1塁へ送球…間一髪でアウトにしました。
1 本のヒットで一気に逆転される可能性があった場面で、打球的には捉えられたもので、方向次第では、それこそ逆転されていたかもしれません。しかし、打球が外野の正面を突いたり、菊池選手の好守のおかげもあって、何とかゼロで切り抜け、その直後には再び2点を追加し、突き放したことで、カープが逃げ切りに成功しました。それとともに、急場をしのいだ齊藤汰投手に、プロ初のホールドが灯りました。
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4月4日 辰見選手がプロ初盗塁
4月4日の阪神戦。
2点リードで迎えた8回裏、2アウトランナーなしからモンテロ選手がセンター前にヒットを放つと、新井監督は代走に辰見選手を送りました。現役ドラフトでカープに移籍しての1年目となる辰見選手にとって、これがカープでの、そして今季の初めてとなる出場となりました。そして、次の打者の2球目ですかさず盗塁成功!2塁へ向かう最中も捕手の動きをチラチラ見るほどの余裕っぷり。完ぺきなスタートを切り、悠々セーフとなりました。これが俊足が武器である辰見選手のうれしいプロ初盗塁となりました。
辰見選手は楽天時代の2024年に浅めの外野フライからタッチアップして決勝のホームを踏み、ヒーローインタビューを経験したことも。また2025年にはイースタンリーグで31盗塁を決め、ダントツの盗塁王にも輝いたほどの足のスペシャリスト。しかし、まだ1軍での盗塁はありませんでした。昨季、イースタンリーグでは8割を超える盗塁成功率を誇っており、1軍で起用されれば、プロ初盗塁の日は近いとは思っていました。これから代走の機会が増えてくれば、ますますその数を伸ばしてくれることでしょう。代走中心の起用で盗塁王…チーム全体で試合終盤にここぞという場面を数多く作っていければ、可能性はあるのではないでしょうか。
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4月4日 佐々木選手がプロ初本塁打
| 佐々木選手のプロ初本塁打 |
| 回 |
内容 |
点 |
| 8回裏 |
左中間本塁打 |
1 |
4月4日の阪神戦。
開幕から4番を務めていた佐々木選手がこの日も「4番・サード」でスタメン出場し、7回終了時点で3打席に立ち、ショートへの内野安打を1本放っていました。そして迎えた4打席目は8回裏の先頭打者として回ってきました。マウンド上は阪神3番手・木下里都投手が上がっています。その2球目は真ん中に入ってきたストレートでした。甘く入ってきた球を佐々木選手は逃さず、まるでこん棒を振り回すように、目いっぱいの力で思い切りたたき、打球はぐんぐんと伸びて、左中間スタンド最前列に飛び込むソロホームラン!右の長距離砲として長打を期待されていた佐々木選手がプロ2年目、待望のプロ初アーチを架けました。
ルーキーイヤーはヒットは出ても、得点圏ではなかなか1本が打てず、単打が中心で、長打が少なく、右の長距離砲としての持ち味をなかなか発揮できず、今年こそはホームランをと意気込んで臨んだことでしょう。その中で、開幕直後にまず1本が飛び出したことで、長距離砲への第1歩を踏み出せました。
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4月2日 岡本投手がプロ初先発
| 岡本投手のプロ初先発投球成績 |
| 回 |
打 |
投 |
安 |
振 |
球 |
失 |
責 |
| 7 |
26 |
101 |
3 |
4 |
2 |
0 |
0 |
4月2日のヤクルト戦。
ルーキーイヤーから中継ぎで躍動した岡本投手が、昨年のオフから先発へ転向することになり、教育リーグやキャンプ、オープン戦でも結果を残し、ついに開幕ローテーション入りを勝ち取りました。そしてこの日、ついにプロ初先発のマウンドに立つことになりました。ただ、本来の先発予定はこの前日の4月1日でした。ところが、残念ながら雨のため中止となり、プロ初先発はいきなりのスライド登板となりました。1軍では先発未経験であるにもかかわらず、いきなりのスライド登板…なかなか厳しい条件の中での登板となりましたが、いつ登板があるか分からない中継ぎで1年間実績を積んできたことが、この日の投球に活きたのかもしれませんね。
岡本投手は初回、いきなり先頭打者に2塁打を浴び、ピンチを迎えました。なかなかコントロールが定まらない部分もあり、2アウト1・3塁のピンチを迎え、続く打者には内角高めに入った球を痛烈にはじき返されますが、レフトへのフライに抑え、何とかゼロで切り抜けました。2回にも先頭打者に内野安打を許し、その後、再びスコアリングポジションにランナーを進める展開となりましたが、スライダーやカットボールや、さらには決め球でもあるツーシームをうまく交え、何とかこのイニングもゼロで抑えました。2回を終わって、すでに球数は38球を数えました。
3回も2アウトから四球でランナーを出し、さらにその後もカウントを悪くする場面もありながら、ゼロで切り抜けると、4回以降は先発としてのリズムをつかみ、多彩な変化球と力強いストレートで、相手打者を圧倒するようなピッチングを展開し、7回までヒット1本しか許さない素晴らしい投球を見せました。
若手の先発が好投すると、なかなか打線が応えてくれないんですよね…。わずか1点の援護にとどまり、勝利投手の権利をもって降板はしたのですが、9回に逆転サヨナラ負けを喫し、岡本投手の先発としてのプロ初勝利はお預けとなってしまいました。こういうときに、好投が報われ、1勝が手に入るのと、入らないのとでは、「成長」のスピードも変わってくるだろうに…と感じずにはいられません。とはいえ、プロ初先発で7回無失点…この投球ならば、今季かどうかは別として、近い将来に2ケタ勝てる投手になれるのではないかと期待が膨らむ内容となりました。
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3月29日 栗林投手がプロ初先発&初完封
| 栗林投手のプロ初先発&初完封投球成績 |
| 回 |
打 |
投 |
安 |
振 |
球 |
失 |
責 |
| 9 |
28 |
95 |
1 |
9 |
0 |
0 |
0 |
3月29日の中日戦。
この日、先発のマウンドに上がったのは、今季から先発に転向した栗林投手でした。ルーキーイヤーから守護神に君臨し、プロ5年間で通算134セーブをマークした栗林投手が、プロで272試合目となる登板は自身初となる、誰も足跡をつけていない、まっさらな先発マウンドとなりました。
守護神時代の栗林投手といえば、主にストレートと決め球のフォークの2種類で勝負していました。近年は登板過多の影響もあってか、ストレートの球威を補うべく、他の持ち球を投げる率も高まってはいましたが、それでも主体となるのはストレートとフォーク…しかし、先発としての栗林投手は守護神時代とは違うスタイルに見事なまでに変貌しました。
立ち上がりからカーブやカットボールを織り交ぜるピッチングで凡打の山を築きます。ストレートは145キロ前後と、守護神時代は150キロを超えていたものの、それもまた先発としてスタミナを維持するため、さらには球威に頼らなくとも、相手を変化球を交えながら打たせて取り、球数をできるだけセーブするために…先発に転向したばかりとは思えないようなピッチングを繰り広げました。
5回には細川選手に対して、この試合で初めてスライダーを投げました。打順も2巡目に入りましたが、あくまでも淡々と1人ずつアウトを積み重ね、気が付けば、7回を終了して、ここまで打者21人をパーフェクトに抑えていました。相手のエース・高橋宏投手との投げ合いで、打線の援護はわずかに1点。緊迫した投手戦でしたが、相手を上回るピッチングを展開していました。
8回表、先頭打者の細川成也選手に詰まりながらもセンター前に運ばれ、パーフェクトは途切れ、しかもこの試合で初めてランナーを背負うことになりましたが、続く打者が初球を引っ掛けてくれたのはラッキーでしたし、それまでゾーン中心の攻めのピッチングが相手の早打ちを誘ったのでしょう。先頭打者を出しながら、その後の3つのアウトをわずか5球で奪い、いよいよ1点差で、慣れ親しんだ、怖さも多分に痛感した9回のマウンドに上がりました。先頭打者をフォークで3球三振を奪うという、どこか前年までの守護神・栗林投手をほうふつとする立ち上がり。2アウトを奪い、最後は2球で追い込んでからの4球目を空振り三振!3人でピシャリと、9回を締めました。
先発に転向したものの、オープン戦では最長で5イニング、最多で58球しか投げていなかった栗林投手。先発として肩のスタミナはどうなのだろうか、先発としての実戦不足ではないだろうか…という不安ばかりが先立ちましたが、そんなのどこ吹く風とばかりに、先発型の栗林投手の投球で、いきなりの95球、いわゆるマダックスでの完封勝利、しかも被安打1、無四球という準完全試合。衝撃的な先発デビューとなりました。
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3月27日 赤木投手がプロ初登板
| 赤木投手のプロ初登板投球成績 |
| 回 |
打 |
投 |
安 |
振 |
球 |
失 |
責 |
| 0.1 |
4 |
6 |
4 |
0 |
1 |
3 |
3 |
3月27日の中日戦。
1点ビハインドの9回表、マウンドに上がったのはこの日の5番手となったドラ5ルーキーの赤木投手でした。オープン戦では先発、ロングリリーフにも挑戦し、結果を残した中でつかんだ開幕1軍となりました。そして開幕戦でいきなり、まだまだ勝機がある中でのプロ初登板となりました。
しかし、先頭の岡林勇希選手に初球をいきなりセンター前にはじき返されると、3連打に四球に盗塁に、さらにタイムリーに、やっと1つアウトを取ったかと思えば、11球も要する状況…オープン戦とは勝手もレベルも雰囲気も違う中で、試合の流れを決定づける、わずか1アウト奪ったのみで3失点という悔しい初登板となりました。
ところが、9回裏になんと4点ビハインドを追いつき、延長10回に同じくルーキーの勝田選手のサヨナラタイムリーが飛び出しました。ルーキーの失敗をルーキーが帳消しにしてくれたワンシーンでもありました。赤木投手はオープン戦でも初戦はなかなか通用しなかったものの、すぐに改善してきました。シーズンでもデビューこそ厳しい結果となりましたが、雰囲気に慣れてくれば、きっと持ち味を発揮できるようになるのではないかと期待しています。
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3月27日 齊藤汰投手がプロ初登板
| 齊藤汰投手のプロ初登板投球成績 |
| 回 |
打 |
投 |
安 |
振 |
球 |
失 |
責 |
| 1 |
4 |
14 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
3月27日の中日戦。
ルーキー勢では平川選手と勝田選手がともにスタメン出場を飾り、一足先にデビューを果たしましたが、この試合の6回表、マウンドに上がったのはドラ2ルーキーの齊藤汰直投手でした。いきなり開幕戦で、中継ぎ1番手として、プロ初登板となりました。
まず先頭打者の石伊選手に対して、いきなり152キロのストレートを投げ込むと、続く150キロのストレートをファーストゴロに。捉えられた当たりではありましたが、ファーストの正面を突いてくれました。次の打者にヒットを打たれ、バントで2塁に進められ、ピンチを迎えました。
しかし、この場面でカリステ選手に対しては変化球を交えながらも、最後は力のこもったストレートで、相手打者のバットを押し込み、センターフライに抑え、デビュー戦は1イニングを投げて無失点に切り抜ける上々の結果を残しました。
春季キャンプでは先発候補の一角という位置付けでしたが、途中から中継ぎに回ることになった齊藤汰投手。オープン戦ではストレートの球速を156キロと、自己ベスト記録を打ち立て、その球威は目を見張るものがありました。デビュー戦でもストレートは最速153キロを計時し、速球で押し込める投球を見せました。今年は中継ぎですが、スタミナもあり、緩急も使えるだけに、将来は先発として期待したい投手ではありますが、どのように成長していくか楽しみです。
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3月27日 勝田選手がプロ初出場&初スタメン&初打席&初安打&初打点
| 勝田選手のプロ初スタメン試合成績 |
| 打 |
安 |
点 |
振 |
球 |
| 5 |
1 |
1 |
0 |
0 |
| 勝田選手のプロ初打席 |
| 回 |
内容 |
点 |
| 3回裏 |
三邪飛 |
0 |
| 勝田選手のプロ初安打&初打点 |
| 回 |
内容 |
点 |
| 10回裏 |
右安打(サヨナラ) |
1 |
3月27日の中日戦。
2026年のプロ野球が開幕したこの日、本拠地・マツダスタジアムで中日を迎えての開幕戦で、ドラ1ルーキーの平川選手が「1番・センター」でスタメンに名を連ねると、8番・ショートでスタメン出場したのがドラ3ルーキーの勝田選手でした。カープでは球団史上初となるルーキー2人が開幕選手のスタメン出場を飾るという快挙となりました。
2回表、岡林選手の打球をライナーで捕球し、これがプロ初の守備機会となった勝田選手は3回裏、ノーアウト1塁の場面でプロ初打席に立ち、中日先発・柳投手に対して、当初はバントの構えも見せましたが、最後はサードへのファウルフライに…残念ながら初打席での初安打はなりませんでした。その後もセカンドゴロ、サードフライ、さらにはまたもサードファウルフライと、オープン戦では結果を残していた打撃も、さすがに公式戦になると勝手が違うのか、4打席とも凡退、外野に飛ばすこともままならない状況でした。
試合は終盤にもつれ、9回裏に4点のビハインドを追いつき、延長戦に突入しました。しかもここで同点タイムリーを放ったのは平川選手でした。そして、10回裏。先頭の佐々木選手が四球を選び、そこから2アウト1・2塁とチャンスを広げ、打席には勝田選手が入りました。新井監督は代打を出すことなく、ここは勝田選手で勝負を賭けました。マウンド上は勝野昌慶投手、その2球目、やや内寄り、高めのストレートでした。そこを力強く振り抜いた打球はライト右へと痛烈に抜けていくプロ初安打!しかも、これで2塁ランナーが生還し、なんとプロ初打点が、プロ初のサヨナラタイムリーとなりました。
この日の勝田選手はプロ初出場、初スタメン、さらには初安打に初打点、そして初サヨナラ打と初モノ尽くし!ヒットは1本でしたが、あまりにも価値のある一打となりました。そして平川選手とともにヒーローインタビューに!今年のカープは今までとは違う、新しい風を吹いてきそうな雰囲気を感じさせるワンシーンとなりました。
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3月27日 平川選手がプロ初出場&初スタメン&初打席&初安打&初打点
| 平川選手のプロ初スタメン試合成績 |
| 打 |
安 |
点 |
振 |
球 |
| 5 |
1 |
3 |
2 |
0 |
| 平川選手のプロ初打席 |
| 回 |
内容 |
点 |
| 1回裏 |
一ゴロ |
0 |
| 平川選手のプロ初打点 |
| 回 |
内容 |
点 |
| 5回裏 |
二ゴロ |
1 |
| 平川選手のプロ初安打 |
| 回 |
内容 |
点 |
| 9回裏 |
左2塁打 |
2 |
3月27日の中日戦。
2026年のプロ野球が開幕したこの日、本拠地・マツダスタジアムで中日を迎えての開幕戦で、「1番・センター」でスタメン出場を飾ったのは、オープン戦で12球団での最多安打となる21安打を放ったルーキー・平川選手でした。ルーキーが開幕戦でスタメン出場を飾ったのは、2022年の末包選手以来、4年ぶりのことですが、1番打者となると球団史上初となる快挙となりました。
そんな平川選手のプロ初打席は初回、先発・柳裕也投手に対して、追い込まれてからの5球目を打ち、セカンドゴロに終わりました。2打席目は三振に終わった平川選手ですが、5回裏、ノーアウト3塁の場面で、比較的とらえた当たりの打球はセカンドゴロに…しかし、その間に3塁ランナーが生還し、これが平川選手のプロ初打点となりました。初安打よりも先に初打点をマークしました。
4打席目も三振に終わった平川選手は9回裏。4点のビハインドで迎えましたが、2点を返し、なおもランナー1・2塁という場面で、打席には平川選手。3ボールという状況の中で、普通なら「1球見送って…」というところでしたが、これまで打点を挙げたものの、4打席凡退していたこともあり、どんどん勝負にいきたかったのでしょう。3ボールという状況から、中日・アブレウ投手の高めのストレートを詰まりながらもレフトのライン際に落とし、1塁走者の代走・大盛選手も一気に生還!劇的な同点2点タイムリーとなりました。これが平川選手にとって、価値あるプロ初安打となりました。
結果は5打数1安打と、オープン戦のようにはなかなかいかない…というところでしたが、それでも勝負どころで同点タイムリーを放つところ、しかもそれが3ボールというカウントで、打ちにいって失敗すれば、一気に逆転への機運が下がりかねないところ…それでも結果を残したのですから、並のルーキーではありません。この日の平川選手はプロ初出場初スタメン、さらに初安打、初打点と初モノ尽くしとなりました。
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