今季のプロ初○○!!<2025年シーズン版>

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4月5日 田村選手がプロ初本塁打

田村選手のプロ初本塁打
内容
11回裏 右中間本塁打 1
 4月5日、DeNA戦。

 この日は先制を許しながらも、カープ打線がDeNAのエース・東投手から、相手のミスを得点に結びつけながら、4点のリードを奪いました。しかし、9回に守護神・栗林投手が先頭打者への四球から、一気に崩れ、あれよあれよという間に逆転を許しました。その直後、カープ打線が粘りを見せ、なんとか1点をもぎ取り、同点となり、延長戦に持ち込みました。

 7ー7の同点のまま迎えた延長11回裏。この日までにプロ通算232セーブを挙げている実績十分の山崎康晃投手がマウンドに上がり、打席には、それまでの2イニングを5奪三振、パーフェクトに抑えた森浦投手の代打として田村選手が立ちました。その初球、やや高めにきたストレートでした。

 積極的に振りにいきました。甘く入ってきた球を逃しませんでした。打球はやや低めの放物線を描き、ぐんぐんと伸びていき、右中間スタンドの最も深いところに飛び込む劇的なサヨナラアーチ!1球、まさに一振りで試合を決めてくれました。そしてこの劇的なホームランが、田村選手にとって、プロ4年目にして飛び出した待望のプロ初アーチとなりました。プロ初本塁打がサヨナラホームランとなったのは、プロ野球史上43人目であり、カープではなんと1990年、佐々岡真司前監督が現役時代、ルーキーイヤーの8月14日中日戦で、当時の広島市民球場のライトスタンドに放った以来の快挙となりました。

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3月28日 岡本投手がプロ初登板

長谷部投手のプロ初登板投球成績
1 3 11 0 0 1 0 0

 3月28日の阪神戦。

 2025年の開幕戦は4年ぶりに地元・マツダスタジアムでの開催となりましたが、開幕投手を務めた森下投手が初回にいきなり2ランを浴び、劣勢の展開が続きました。反発力のない打線はスコアボードにゼロを並べ、4点のビハインドという展開で9回表を迎えました。ここでマウンドに上がったのはドラ3ルーキーの岡本投手。この年のルーキー勢で唯一の開幕1軍キップをつかみ、そして、開幕戦でいの一番にデビューを飾りました。

 岡本投手は先頭の木浪選手に対して、ショート頭上を越えそうな打球を打たれますが、名手・矢野選手がジャンピングキャッチでアウトをもぎ取ると、続く村上投手を見逃し三振に抑えました。2アウトからヒットでランナーを許しますが、最後の打者をストレートでレフトフライに抑え、1回を無失点で抑える上々のデビューとなりました。

 甲南大初のプロ野球選手誕生となりましたが、即戦力というよりは、まずはしっかり身体づくりをして、来年以降に本格的に1軍で戦力となってくれれば…というスカウトの見立てでしたが、大学時代は封印していたツーシームの復活で一気に頭角を現し、ルーキー勢でデビュー1番乗り。体力面は気になりますが、1軍での成長が期待されます。

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