甲信越・北陸地方の6県(新潟・富山・石川・福井・山梨・長野)の高校から指名された選手のリストです。なお、表内の「現役」欄は、○:広島に在籍(12球団の場合は指名球団に在籍)、●他球団に在籍(12球団の場合は指名球団以外の球団に在籍)、×:引退となっています。
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| <投手> |
| 中越高等学校 |
| 選手名 |
指名年 |
順位 |
試合数 |
勝利 |
敗北 |
セーブ |
防御率 |
| 今井 啓介 |
2005 |
高2 |
114 |
8 |
20 |
1 |
3.59 |
| <12球団の過去10年(2015年)からの指名選手> |
| 帝京長岡高等学校 |
| 選手名 |
チーム |
指名年 |
順位 |
守備 |
| 茨木 佑太 |
ロッテ |
2024 |
育2 |
内野手 |
| 茨木 秀俊 |
阪神 |
2022 |
4 |
投手 |
| 糸魚川白嶺高等学校 |
| 選手名 |
チーム |
指名年 |
順位 |
守備 |
| 綱島 龍生 |
西武 |
2017 |
6 |
内野手 |
| 関根学園高等学校 |
| 選手名 |
チーム |
指名年 |
順位 |
守備 |
| 滝澤 夏央 |
西武 |
2021 |
育2 |
内野手 |
| 荒井 颯太 |
巨人 |
2017 |
育8 |
外野手 |
| 日本文理高等学校 |
| 選手名 |
チーム |
指名年 |
順位 |
守備 |
| 田中 晴也 |
ロッテ |
2022 |
3 |
投手 |
| 鈴木 裕太 |
ヤクルト |
2018 |
6 |
投手 |
| 田中 豊樹 |
日本ハム |
2015 |
5 |
投手 |
☆寸評☆
2005年、広島は初めて新潟県の高校生として今井啓介投手を指名しました。プロ全体で見ても、1998年の巨人3位・加藤健捕手(新発田農高)以来となりました。それ以来、カープは新潟県下の高校生を指名していません。
プロ全体で見ると、そもそもけして多くのプロ野球選手を輩出していない傾向がありましたが、2022年は茨木英俊投手が阪神の4位、田中晴也投手がロッテの3位指名を受け、一気に2選手を輩出することになりました。2021年は滝沢夏央選手が西武の育成2位で指名を受け、1年目から支配下登録、現在では1軍の貴重な戦力となっています。2024年も茨木佑太選手が育成2位指名でロッテに入団しました。近年は複数名の指名選手が出る年もあり、また、育成ドラフトによってすそ野が広がり、徐々に新潟県の注目度も上がってきたようです。
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富山県内からの高校から指名された選手のリストです。
| <投手> |
| 高岡第一高等学校 |
| 選手名 |
指名年 |
順位 |
試合数 |
勝利 |
敗北 |
セーブ |
防御率 |
| 中村 来生 |
2021 |
育3 |
- |
- |
- |
- |
- |
| <野手> |
| 富山商高等学校 |
| 選手名 |
指名年 |
順位 |
守備 |
試合 |
打数 |
安打 |
打点 |
本塁打 |
打率 |
| 浅井 樹 |
1989 |
6 |
外野手 |
1070 |
1832 |
523 |
259 |
52 |
.285 |
| <12球団の過去10年(2015年)からの指名選手> |
| 氷見高等学校 |
| 選手名 |
チーム |
指名年 |
順位 |
守備 |
| 青野 拓海 |
楽天 |
2023 |
8 |
内野手 |
| 富山第一高等学校 |
| 選手名 |
チーム |
指名年 |
順位 |
守備 |
| 幸山 一大 |
ソフトバンク |
2014 |
育1 |
外野手 |
| 高岡第一高等学校 |
| 選手名 |
チーム |
指名年 |
順位 |
守備 |
| 中村 来生 |
広島 |
2021 |
育3 |
投手 |
☆寸評☆
カープの富山県内の高校生の指名は1989年ドラフト6位・浅井樹選手ただ1人です。左の代打の切り札として活躍しました。そしてそれから、実に32年の時を経て、2021年の育成ドラフト3位で中村来生投手を指名しました。中村投手は残念ながら在籍2年で戦力外通告を付けることになりましたが、カープは比較的北陸地方の指名が多い中で、これから富山県下の高校生の指名も増えてくるかもしれません。
そんな富山県はプロ全体から見ても、中村来生投手の指名は2014年に福岡ソフトバンクの育成1位で指名を受けた幸山一大選手以来、7年ぶりのことでした。その中で、2023年には氷見高校の青野拓海選手が楽天の8位指名を受けたことで、久々の支配下ドラフト指名選手誕生となりました。
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石川県内の高校から指名された選手のリストです。
| <投手> |
| 小松商高等学校 |
| 選手名 |
指名年 |
順位 |
試合数 |
勝利 |
敗北 |
セーブ |
防御率 |
| 谷下和人 |
1985 |
4 |
- |
- |
- |
- |
- |
| 輪島実高等学校 |
| 選手名 |
指名年 |
順位 |
試合数 |
勝利 |
敗北 |
セーブ |
防御率 |
| 丸木唯 |
2004 |
4 |
- |
- |
- |
- |
- |
| <野手> |
| 遊学館高等学校 |
| 選手名 |
指名年 |
順位 |
守備 |
試合 |
打数 |
安打 |
打点 |
本塁打 |
打率 |
| 鈴木将光 |
2005 |
高1 |
外野手 |
6 |
11 |
2 |
0 |
0 |
.182 |
| <12球団の過去10年(2015年)からの指名選手> |
| 門前高等学校 |
| 選手名 |
チーム |
指名年 |
順位 |
守備 |
| 塩士 暖 |
ソフトバンク |
2024 |
育13 |
投手 |
| 日本航空石川高等学校 |
| 選手名 |
チーム |
指名年 |
順位 |
守備 |
| 内藤 鵬 |
オリックス |
2022 |
2 |
内野手 |
| 嘉手苅浩太 |
ヤクルト |
2020 |
6 |
投手 |
| 金沢高等学校 |
| 選手名 |
チーム |
指名年 |
順位 |
守備 |
| 齋藤 大翔 |
西武 |
2024 |
1 |
内野手 |
| 飛田 悠成 |
ソフトバンク |
2022 |
育12 |
内野手 |
| 遊学館高等学校 |
| 選手名 |
チーム |
指名年 |
順位 |
守備 |
| 牧野 翔矢 |
西武 |
2018 |
5 |
捕手 |
| 小松大谷高等学校 |
| 選手名 |
チーム |
指名年 |
順位 |
守備 |
| 東出 直也 |
DeNA |
2021 |
育2 |
捕手 |
| 星稜高等学校 |
| 選手名 |
チーム |
指名年 |
順位 |
守備 |
| 武内 涼太 |
ロッテ |
2023 |
育1 |
捕手 |
| 内山 壮真 |
ヤクルト |
2020 |
3 |
捕手 |
| 奥川 恭伸 |
ヤクルト |
2019 |
1 |
投手 |
☆寸評☆
現時点で広島が石川県の高校から指名した選手は3名です。以前は広島スカウト陣も北陸地方に注目しているようで、2005年には高校生の1巡で鈴木将光外野手(遊学館高)を、2004年には隠し球的な存在として丸木唯投手(輪島実高)が指名されました。かつては北陸地方の高校からの指名選手が多かったカープですが、このところ減少傾向にあります。ただ、2021年は富山第一高の中村来生投手を育成指名しているだけに、けして北陸の注目度が下がっているわけではありません。
プロ全体で見ると、21世紀に入ってからは増加傾向にあります。特に2019年には星陵高の奥川恭伸投手が競合の末、東京ヤクルトの1位指名を受けるほどに注目を集めました。2020年には星稜高の内山壮真選手が東京ヤクルトの3位、日本航空石川高の嘉手苅浩太投手が同じく東京ヤクルトの6位指名を受けました。2022年は長距離ヒッターとして注目された日本航空石川高の内藤鵬選手がオリックスの2位指名を受けており、2024年には齋藤大翔選手が西武の1位指名を受け、先述の奥川投手以来、5年ぶりの1位指名選手っ誕生となりました。石川県自体の注目度も上がっているという印象です。
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福井県内の高校からドラフト指名を受けた選手のリストです。
| <投手> |
| 敦賀気比高等学校 |
| 選手名 |
指名年 |
順位 |
試合数 |
勝利 |
敗北 |
セーブ |
防御率 |
| 竹下 海斗 |
2024 |
育2 |
- |
- |
- |
- |
- |
| 丹生高等学校 |
| 選手名 |
指名年 |
順位 |
試合数 |
勝利 |
敗北 |
セーブ |
防御率 |
| 玉村 昇悟 |
2019 |
6 |
50 |
13 |
15 |
0 |
3.79 |
| 福井商高等学校 |
| 選手名 |
指名年 |
順位 |
試合数 |
勝利 |
敗北 |
セーブ |
防御率 |
| 横山 竜士 |
1994 |
5 |
507 |
46 |
44 |
17 |
3.42 |
| 斎藤 悠葵 |
2005 |
高3 |
66 |
19 |
23 |
0 |
4.46 |
| <野手> |
| 敦賀気比高等学校 |
| 選手名 |
指名年 |
順位 |
守備 |
試合 |
打数 |
安打 |
打点 |
本塁打 |
打率 |
| 前川 誠太 |
2021 |
育2 |
内野手 |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
| 木下 元秀 |
2019 |
育2 |
外野手 |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
| 東出 輝裕 |
1998 |
1 |
内野手 |
1482 |
5094 |
1366 |
262 |
12 |
.268 |
| 福井商高等学校 |
| 選手名 |
指名年 |
順位 |
守備 |
試合 |
打数 |
安打 |
打点 |
本塁打 |
打率 |
| 天谷宗一郎 |
2001 |
9 |
外野手 |
844 |
1932 |
493 |
159 |
27 |
.255 |
| <12球団の過去10年(2015年)からの指名選手> |
| 福井工大福井高等学校 |
| 選手名 |
チーム |
指名年 |
順位 |
守備 |
| 篠原 響 |
西武 |
2024 |
5 |
投手 |
| 丹生高等学校 |
| 選手名 |
チーム |
指名年 |
順位 |
守備 |
| 玉村 昇悟 |
広島 |
2019 |
6 |
投手 |
| 啓新高等学校 |
| 選手名 |
チーム |
指名年 |
順位 |
守備 |
| 牧 丈一郎 |
阪神 |
2017 |
6 |
投手 |
| 敦賀気比高等学校 |
| 選手名 |
チーム |
指名年 |
順位 |
守備 |
| 竹下 海斗 |
広島 |
2024 |
育2 |
投手 |
| 高見澤郁魅 |
DeNA |
2023 |
育1 |
内野手 |
| 前川 誠太 |
広島 |
2021 |
育2 |
内野手 |
| 長谷川 信哉 |
西武 |
2020 |
育2 |
外野手 |
| 笠島 尚樹 |
巨人 |
2020 |
育3 |
投手 |
| 木下 元秀 |
広島 |
2019 |
育2 |
外野手 |
| 黒田 響生 |
巨人 |
2018 |
育4 |
内野手 |
| 山崎 颯一郎 |
オリックス |
2016 |
6 |
投手 |
| 平沼 翔太 |
日本ハム |
2015 |
4 |
内野手 |
☆寸評☆
2019年、カープは福井県下の高校生を2名指名しました。6位の玉村昇悟投手(丹生高)と育成2位の木下元秀選手(敦賀気比高)です。これは2005年、高校生ドラフト3巡で斎藤悠葵投手を指名して以来、14年ぶりのことです。さらに、2021年には敦賀気比高の前川誠太選手を指名しました。またまた、2024年には同じく敦賀気比高の竹下海斗投手を育成2位で指名しています。このところ福井県下の高校生の指名ラッシュとなっているカープ。東出輝裕コーチや横山竜士コーチも福井県出身だけに、カープと何かと縁があるようです。
プロ野球全体で見ても、ドラフト開始後、やはり強豪・敦賀気比高の注目度は非常に高いようで、福井県全体でも、2019年カープが2選手を指名しましたが、育成ドラフトも含めると、2018年から4年連続、さらに2023年、2024年と育成選手として1名指名され、コンスタントにプロ野球選手を輩出しています。敦賀気比高を中心に、今や注目県といえるでしょう。
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山梨県内の高校から指名された選手のリストです。
| <投手> |
| 巨摩高等学校 |
| 選手名 |
指名年 |
順位 |
試合数 |
勝利 |
敗北 |
セーブ |
防御率 |
| 矢崎健治 |
1965 |
12 |
- |
- |
- |
- |
- |
| 韮崎工高等学校 |
| 選手名 |
指名年 |
順位 |
試合数 |
勝利 |
敗北 |
セーブ |
防御率 |
| 芦沢公一 |
1987 |
6 |
- |
- |
- |
- |
- |
| 山梨学院大付高等学校 |
| 選手名 |
指名年 |
順位 |
試合数 |
勝利 |
敗北 |
セーブ |
防御率 |
| 苫米地鉄人 |
1999 |
6 |
44 |
7 |
6 |
0 |
4.76 |
| 玉山健太 |
2000 |
3 |
7 |
1 |
0 |
0 |
5.49 |
| 大島崇行 |
2001 |
3 |
97 |
3 |
14 |
3 |
6.68 |
| <野手> |
| 遊学館高等学校 |
| 選手名 |
指名年 |
順位 |
守備 |
試合 |
打数 |
安打 |
打点 |
本塁打 |
打率 |
| 杉田勇 |
1991 |
5 |
捕手 |
3 |
1 |
0 |
0 |
0 |
.000 |
| <12球団の過去10年(2015年)からの指名選手> |
| 山梨学院大付高等学校 |
| 選手名 |
チーム |
指名年 |
順位 |
守備 |
| 垣越 建伸 |
中日 |
2018 |
5 |
投手 |
☆寸評☆
90年代に入り、指名選手が増えてきた山梨県。特筆すべきは、1999年から山梨学院大付高の苫米地鉄人投手、玉山健太投手、大島崇行投手と3年連続で同一校から選手を指名し話題となりました。しかし、その3投手は既にプロの世界からは離れています。そして大島投手以来、カープの山梨県下の高校生の指名はありません。
それをプロ全体で見ても、山梨県は山梨学大付高、東海大甲府高、そして最近では日本航空高などといったところが指名の中心となっていますが、このところは指名が遠ざかる傾向にあります。2018年は中日が山梨学院大付属高の垣越建伸投手を指名したことで、山梨県勢では2011年の3球団の競合で高橋周平選手が中日の1位指名を受けて以来となる7年ぶりのプロ指名選手誕生となりました。しかし、この10年でも指名選手は1人のみとなっています。
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長野県内の高校から指名された選手のリストです。
| <12球団の過去10年(2015年)からの指名選手> |
| 東京都市大塩尻高等学校 |
| 選手名 |
チーム |
指名年 |
順位 |
守備 |
| 今野 瑠斗 |
DeNA |
2022 |
育3 |
投手 |
| 上田西高等学校 |
| 選手名 |
チーム |
指名年 |
順位 |
守備 |
| 横山 聖哉 |
オリックス |
2023 |
1 |
内野手 |
| 笹原 操希 |
巨人 |
2021 |
育4 |
外野手 |
| 高寺 望夢 |
阪神 |
2020 |
7 |
内野手 |
| 松商学園高等学校 |
| 選手名 |
チーム |
指名年 |
順位 |
守備 |
| 直江 大輔 |
巨人 |
2018 |
3 |
投手 |
☆寸評☆
現時点で広島で長野県の高校から指名された選手はいません。
プロ全体で見ても、指名選手が少ないのが長野県。過去には松商学園高が注目を集めた時期もありました。そんな中、2023年、上田西高の横山聖哉選手がオリックスの1位指名を受けました。長野県下の高校生の1位指名は、1991年に日本ハムが1位指名した松商学園高の上田佳範選手以来、実に32年ぶりとなりました。過去には、2014年に百瀬大騎選手がドラフト本指名では、1997年の巨人5位・田中健太郎投手以来、実に17年ぶりに指名されるほどに、プロ指名から遠ざかっていた長野県。しかし、その後は比較的コンスタントに指名選手を輩出しており、少しずつ注目度は高まっているようです。
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