北関東地方の4県(茨城・栃木・群馬・埼玉)の高校から指名された選手のリストです。なお、表内の「現役」欄は、○:広島に在籍(12球団の場合は指名球団に在籍)、●他球団に在籍(12球団の場合は指名球団以外の球団に在籍)、×:引退となっています。
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茨城県内からの高校から指名を受けた選手のリストです。
| <投手> |
| 霞ケ浦高等学校 |
| 選手名 |
指名年 |
順位 |
試合数 |
勝利 |
敗北 |
セーブ |
防御率 |
| 遠藤 淳志 |
2017 |
5 |
86 |
11 |
19 |
1 |
3.82 |
| 鈴木 寛人 |
2019 |
3 |
- |
- |
- |
- |
- |
| 市立太田商業高等学校 |
| 選手名 |
指名年 |
順位 |
試合数 |
勝利 |
敗北 |
セーブ |
防御率 |
| 長井 良太 |
2016 |
6 |
4 |
0 |
0 |
0 |
13.50 |
| <野手> |
| 水戸短大付属高等学校 |
| 選手名 |
指名年 |
順位 |
守備 |
試合 |
打数 |
安打 |
打点 |
本塁打 |
打率 |
| 会沢 翼 |
2006 |
高3 |
捕手 |
1062 |
2810 |
703 |
355 |
72 |
.250 |
| <12球団の過去10年(2015年)からの指名選手> |
| 常磐大高等学校 |
| 選手名 |
チーム |
指名年 |
順位 |
守備 |
| 鶴見 凌也 |
オリックス |
2019 |
育5 |
捕手 |
| 明秀日立高等学校 |
| 選手名 |
チーム |
指名年 |
順位 |
守備 |
| 増田 陸 |
巨人 |
2018 |
2 |
内野手 |
| 細川 成也 |
DeNA |
2016 |
5 |
投手 |
| 霞ヶ浦高等学校 |
| 選手名 |
チーム |
指名年 |
順位 |
守備 |
| 乾 健斗 |
オリックス |
2024 |
育6 |
投手 |
| 木村 優人 |
ロッテ |
2023 |
3 |
投手 |
| 赤羽 蓮 |
ソフトバンク |
2022 |
育1 |
投手 |
| 鈴木 寛人 |
広島 |
2019 |
3 |
投手 |
| 遠藤 淳志 |
広島 |
2017 |
5 |
投手 |
| 根本 薫 |
オリックス |
2016 |
9 |
外野手 |
| 綾部 翔 |
DeNA |
2015 |
5 |
投手 |
| 常総学院高等学校 |
| 選手名 |
チーム |
指名年 |
順位 |
守備 |
| 菊田 拡和 |
巨人 |
2019 |
3 |
外野手 |
| つくば秀英高等学校 |
| 選手名 |
チーム |
指名年 |
順位 |
守備 |
| 長井 良太 |
広島 |
2016 |
6 |
投手 |
| 野澤 佑斗 |
ソフトバンク |
2015 |
育1 |
投手 |
☆寸評☆
2006年ドラフトで、ついに広島では初めてとなる茨城県下の高校生である会沢翼選手を指名し、それから10年後の2016年に、つくば秀英高の長井良太投手を6位指名、さらに2017年には霞ケ浦高の遠藤淳志投手を5位指名、そして遠藤投手の後輩である鈴木寛人投手を2019年のドラフト3位で指名しました。鈴木投手に関しては、わずか2年で戦力外通告となり退団したのは残念でなりませんが、近年、茨城県は、カープにとって有望選手の宝庫になっています。
プロ野球全体で見ても、比較的コンスタントに指名選手を輩出している傾向にあります。2019年には先述の鈴木寛人投手や、巨人3位の菊田拡和選手ら3選手が指名されました。また2023年には木村優人投手がロッテの3位指名を受けましたが、近年は古豪・常総学院高をはじめ、霞ケ浦高の注目度も上がっています。
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栃木県内からの高校から指名を受けた選手のリストです。
| <野手> |
| 宇都宮工業高等学校 |
| 選手名 |
指名年 |
順位 |
守備 |
試合 |
打数 |
安打 |
打点 |
本塁打 |
打率 |
| 仁平馨 |
1989 |
2 |
外野手 |
246 |
245 |
63 |
30 |
15 |
.257 |
| <12球団の過去10年(2015年)からの指名選手> |
| 文星芸術大学附属高等学校 |
| 選手名 |
チーム |
指名年 |
順位 |
守備 |
| 堀江正太郎 |
巨人 |
2024 |
育2 |
投手 |
| 白鴎大足利高等学校 |
| 選手名 |
チーム |
指名年 |
順位 |
守備 |
| 北浦 竜次 |
日本ハム |
2017 |
5 |
投手 |
| 作新学院高等学校 |
| 選手名 |
チーム |
指名年 |
順位 |
守備 |
| 今井 達也 |
西武 |
2016 |
1 |
投手 |
| 青藍泰斗高等学校 |
| 選手名 |
チーム |
指名年 |
順位 |
守備 |
| 益子 京右 |
DeNA |
2018 |
5 |
捕手 |
| 石川 翔 |
中日 |
2017 |
2 |
投手 |
☆寸評☆
広島では過去に仁平選手1人のみです。近年では、北関東・甲信越地方にも高山スカウトが配備され、関東地方の高校からの指名選手も増加傾向にあるため、指名選手が少ないとはいえ目を離すことは出来ません。2016年には夏の甲子園優勝校である作新学院高のエース・今井達也投手が西武の1位指名を受けました。さらに2017年は北浦竜次投手、石川翔投手の2投手が指名を受け、2018年には益子京右選手が指名されました。特に今井投手はカープも1位指名候補に入っていた選手です。ただ近年はやや指名が遠ざかっている傾向にあります。
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群馬県内からの高校から指名を受けた選手のリストです。
| <投手> |
| 市立太田商業高等学校 |
| 選手名 |
指名年 |
順位 |
試合数 |
勝利 |
敗北 |
セーブ |
防御率 |
| 相沢 寿聡 |
2005 |
高4 |
4 |
0 |
1 |
0 |
14.73 |
| <野手> |
| 桐生第一高等学校 |
| 選手名 |
指名年 |
順位 |
守備 |
試合 |
打数 |
安打 |
打点 |
本塁打 |
打率 |
| 内田 湘大 |
2022 |
2 |
内野手 |
1 |
3 |
1 |
0 |
0 |
.333 |
| 高崎健康福祉大学高崎高等学校 |
| 選手名 |
指名年 |
順位 |
守備 |
試合 |
打数 |
安打 |
打点 |
本塁打 |
打率 |
| 清水 叶人 |
2022 |
4 |
捕手 |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
| <12球団の過去10年(2015年)からの指名選手> |
| 前橋工業高等学校 |
| 選手名 |
チーム |
指名年 |
順位 |
守備 |
| 星野ひので |
日本ハム |
2023 |
5 |
外野手 |
| 樹徳高等学校 |
| 選手名 |
チーム |
指名年 |
順位 |
守備 |
| 清水 麻成 |
DeNA |
2023 |
育2 |
投手 |
| 利根商業高等学校 |
| 選手名 |
チーム |
指名年 |
順位 |
守備 |
| 内田 湘大 |
広島 |
2022 |
2 |
内野手 |
| 桐生第一高等学校 |
| 選手名 |
チーム |
指名年 |
順位 |
守備 |
| 三塚 琉生 |
巨人 |
2022 |
育6 |
外野手 |
| 北村 流音 |
巨人 |
2022 |
育8 |
投手 |
| 常盤高等学校 |
| 選手名 |
チーム |
指名年 |
順位 |
守備 |
| 山上 信吾 |
巨人 |
2017 |
育2 |
投手 |
| 高崎健康福祉大学高崎高等学校 |
| 選手名 |
チーム |
指名年 |
順位 |
守備 |
| 田中 陽翔 |
ヤクルト |
2024 |
4 |
内野手 |
| 清水 叶人 |
広島 |
2022 |
4 |
捕手 |
| 下 慎之介 |
ヤクルト |
2020 |
育1 |
投手 |
| 山下 航汰 |
巨人 |
2018 |
育1 |
内野手 |
| 湯浅 大 |
巨人 |
2017 |
8 |
内野手 |
| 前橋商業高等学校 |
| 選手名 |
チーム |
指名年 |
順位 |
守備 |
| 清水 大暉 |
日本ハム |
2024 |
4 |
投手 |
| 井上 温大 |
巨人 |
2019 |
4 |
投手 |
☆寸評☆
カープに関してみると、2005年になって初めて相沢寿聡投手が群馬県内の高校から指名されました。その後、2014年には高橋光成投手を外れ1位で指名する可能性があったようで、そこにご当地を担当する高山スカウトの影響もあり、徐々に注目度を高めていました。その中で、2022年に2位指名で利根商高の内田湘大選手、4位指名で健大高崎高の清水叶人選手と、群馬県下の高校から一気に2選手を指名しました。今後も要注目の県といえるでしょう。
東農大二高、前橋工高は比較的多くの選手を輩出しているものの、プロ全体で見ても比較的指名選手が少ない県だったのですが、2000年以降、その指名選手は増加傾向にあるようです。2014年には前橋育英高を初出場初優勝にエースとして導いた高橋光成投手が、埼玉西武から1位で指名されました。その他に、育成選手を含めて3選手…群馬県躍進の年でもありました。2017年には巨人が2選手を指名しており、目下4年連続で指名選手を輩出しています。2022年にはカープが2選手を指名するなど、育成を含めて4選手が指名を受けました。前橋育英高や健大高崎高など、近年では高校野球でもトップクラスの成績を残す高校が現れているため、以前よりも注目度は上がっている県の一つではないかと思います。
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埼玉県内からの高校から指名を受けた選手のリストです。
| <投手> |
| 花咲徳栄高等学校 |
| 選手名 |
指名年 |
順位 |
試合数 |
勝利 |
敗北 |
セーブ |
防御率 |
| 池田 郁夫 |
1992 |
7 |
5 |
0 |
0 |
0 |
15.00 |
| 品田 寛介 |
1993 |
6 |
- |
- |
- |
- |
- |
| 高橋 昂也 |
2016 |
2 |
22 |
6 |
9 |
1 |
6.14 |
| 浦和学院高等学校 |
| 選手名 |
指名年 |
順位 |
試合数 |
勝利 |
敗北 |
セーブ |
防御率 |
| 大竹 寛 |
2001 |
1 |
376 |
102 |
101 |
17 |
3.77 |
| <野手> |
| 花咲徳栄高等学校 |
| 選手名 |
指名年 |
順位 |
守備 |
試合 |
打数 |
安打 |
打点 |
本塁打 |
| 韮沢 雄也 |
2019 |
4 |
内野手 |
63 |
75 |
10 |
3 |
0 |
| 大宮高等学校 |
| 選手名 |
指名年 |
順位 |
守備 |
試合 |
打数 |
安打 |
打点 |
本塁打 |
| 島村 雄二 |
1969 |
7 |
内野手 |
- |
- |
- |
- |
- |
| 所沢商業高等学校 |
| 選手名 |
指名年 |
順位 |
守備 |
試合 |
打数 |
安打 |
打点 |
本塁打 |
| 小畑 幸司 |
1991 |
7 |
投手 |
76 |
35 |
8 |
2 |
1 |
| <12球団の過去10年(2015年)からの指名選手> |
| 大宮東高等学校 |
| 選手名 |
チーム |
指名年 |
順位 |
守備 |
| 冨士 大和 |
西武 |
2024 |
育1 |
投手 |
| 山村学園高等学校 |
| 選手名 |
チーム |
指名年 |
順位 |
守備 |
| 西川 歩 |
巨人 |
2024 |
育5 |
投手 |
| 浦和麗明高等学校 |
| 選手名 |
チーム |
指名年 |
順位 |
守備 |
| 吉川 悠斗 |
ロッテ |
2022 |
育1 |
投手 |
| 昌平高等学校 |
| 選手名 |
チーム |
指名年 |
順位 |
守備 |
| 吉野 創士 |
楽天 |
2021 |
1 |
外野手 |
| 浦和実業高等学校 |
| 選手名 |
チーム |
指名年 |
順位 |
守備 |
| 豆田 泰志 |
西武 |
2020 |
育4 |
投手 |
| 花咲徳栄高等学校 |
| 選手名 |
チーム |
指名年 |
順位 |
守備 |
| 石塚 裕惺 |
巨人 |
2024 |
1 |
内野手 |
| 上原 堆我 |
オリックス |
2024 |
育3 |
投手 |
| 藤田 大清 |
日本ハム |
2022 |
育1 |
外野手 |
| 味谷 大誠 |
中日 |
2021 |
4 |
捕手 |
| 井上 朋也 |
ソフトバンク |
2020 |
1 |
内野手 |
| 韮沢 雄也 |
広島 |
2019 |
4 |
内野手 |
| 野村 佑希 |
日本ハム |
2018 |
2 |
内野手 |
| 西川 愛也 |
西武 |
2017 |
2 |
外野手 |
| 清水 達也 |
中日 |
2017 |
4 |
投手 |
| 高橋 昂也 |
広島 |
2016 |
2 |
投手 |
| 岡崎 大輔 |
オリックス |
2016 |
3 |
捕手 |
| 大滝 愛斗 |
西武 |
2015 |
4 |
外野手 |
| 浦和学院高等学校 |
| 選手名 |
チーム |
指名年 |
順位 |
守備 |
| 金田 優太 |
ロッテ |
2022 |
5 |
内野手 |
| 渡邉 勇太朗 |
西武 |
2018 |
2 |
投手 |
| 榊原 翼 |
オリックス |
2016 |
育2 |
投手 |
☆寸評☆
広島に関しては以上の7名です。全体的に気がつく点としては大竹投手を除いては下位指名が多いということでした。しかし、2016年に高校BIG4と評価が高かった高橋昂也投手を2位指名しました。2019年には巧打と守備のうまさが注目された韮澤雄也選手を4位指名しています。
プロ野球全体で見ると、60年代後半を中心に指名の多かった大宮高、深谷商高、大宮工高、そして80年代以降になって指名選手が増えてきた所沢商高、大宮東高、春日部共栄高あたりも伸びてきましたが、近年は浦和学院高、花咲徳栄高が目立っています。2024年には石塚裕惺選手が巨人の、2021年には吉野創士選手が東北楽天の、2020年には井上朋也選手が福岡ソフトバンクの、それぞれ1位指名を受けました。ここ5年で3人の1位指名選手を輩出しています。
2016年は花咲徳栄高から2選手、浦和学院高から育成選手が1選手指名されました。特に花咲徳栄高は2017年の夏の甲子園を制覇しており、一気に2選手が指名されました。2015年以降、8年連続で指名選手を輩出するだけでなく、その間に12選手が指名を受けており、これからさらに注目度は上がりそうです。
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