CARP選手名鑑2025<投手編3>

 2025年カープの選手名鑑投手編3です。

46 高木 快大
Haruto Takagi
(愛知県出身・2004年3月29日生まれ・22歳・25年7位)
中京大3年の春には、名城大を相手に完全試合を達成するなど、リーグ戦4勝、防御率0.51という圧倒的な成績で最多勝やベストナインなど、多くのタイトルを総なめにした。しかし、右ひじの状態が思わしくなく、4年秋のリーグ戦は登板を回避。仮契約成立後、トミー・ジョン手術を受けることに。1年目はリハビリのシーズンとなるが、それでもカープが指名したのはその素質の高さが高評価されているからだ。2年目の本領発揮のために、リハビリに専念する。

47 斉藤 優汰
Yuta Saitoh
(北海道出身・2004年5月27日生まれ・22歳・22年1位)
昨シーズン1軍成績2試合0勝1敗0S、防御率7.94
昨シーズン2軍成績30試合4勝4敗2S、防御率3.18
プロ3年目の昨季、シーズン序盤に中継ぎでプロ初登板を果たし、1回を無失点に抑え、ストレートも150キロ台を計時した。シーズン終盤にはプロ初先発も経験。雨の影響で試合開始が遅延し、コンディショニングが難しい中で、5回途中5失点という悔しい結果になった。ストレートの球威は十分感じるが、コントロールには大きな課題がある。力でねじ伏せる直球があるだけに、もう少し、全体的に低めに集めるコントロールを手にし、4年目は1軍に定着を。

48 アドゥワ 誠
Makoto Adowa
(熊本県出身・1998年10月2日生まれ・28歳・16年5位)
昨シーズン1軍成績4試合0勝3敗0S、防御率5.21
昨シーズン2軍成績15試合5勝7敗0S、防御率4.09
昨季は春季キャンプ中の内転筋の張りの影響で、出遅れを余儀なくされた。しかし、復帰後もなかなか本来の調子をと戻すことが出来ず、1軍でも4試合の登板にとどまった。2024年はキャリアハイに並ぶ6勝しただけに、高い実力があることは証明されている。しかし、良かったシーズンの翌年は低迷し、なかなか安定した力を発揮できていない。投手の補強により、先発候補が続々と入団する中で、立場は年々厳しくなる。もう一度、先発として存在感を。

53 岡本 駿
Syun Okamoto
(徳島県出身・2002年6月12日生まれ・24歳・24年3位)
昨シーズン1軍成績41試合1勝1敗0S、防御率2.88
昨シーズン2軍成績3試合5勝7敗0S、防御率0.00
ドラフト指名当初は、まだ投手としての経歴も浅かったため、数年後の戦力に…というのが、スカウトの見立てであったが、甲南大時代にはほとんど投げなかったツーシームがプロでは大きな武器となることが分かり、一気に投球の幅が広がった。1年目から中継ぎで41試合に登板し、プロ初勝利も手にした。オフには先発転向を目指し、フェニックスリーグではマダックスを達成するなど、その高い適性を見せている。先発ローテーションの1枠を勝ち取る。

65 玉村 昇悟
Shogo Tamamura
(福井県出身・2001年4月16日生まれ・25歳・19年6位)
昨シーズン1軍成績17試合6勝8敗0S、防御率3.87
昨シーズン2軍成績6試合2勝2敗0S、防御率2.19
これまで2021年、2024年とキャリアハイとなる4勝を挙げたが、なかなか5勝目に手が届かなかった。昨季も、4勝目を挙げた途端、なかなか勝てなくなり、2軍での調整を余儀なくされた時期もあった。しかし、シーズン終盤に得た先発のチャンスを見事に活かし、結果的にキャリアハイを塗り替える6勝をマークした。先発頭としてようやく壁を1つ乗り越えたところ。しかし、防御率は4点台に近く、この数字を下げ、シーズン通して、先発ローテを守り切りたい。

66 遠藤 淳志
Atsushi Endoh
(茨城県出身・1999年4月8日生まれ・27歳・17年5位)
昨シーズン1軍成績7試合1勝2敗0S、防御率5.79
昨シーズン2軍成績25試合4勝3敗1S、防御率2.44
毎年、先発ローテーションの候補には挙がるのだが、なかなか1軍で結果を残せないシーズンが続いている。昨季はストレートの球威に手ごたえを感じ、2軍ではある程度結果を残してきた。1軍では2年ぶりの勝利投手にもなったが、その後の投球は安定せず、わずか7試合の登板にとどまっている。今季でいよいよプロ9年目となり、いつまでも先発候補ではいられない。近年の登板試合数を考えても、いよいよ正念場だろう。もう1度、1軍で戦力になりたい。

67 菊地ハルン
Harun Kikuchi
(千葉県出身・2007年1月21日生まれ・19歳・24年5位)
昨シーズン1軍成績4試合0勝0敗0S、防御率2.25
昨シーズン2軍成績10試合0勝0敗0S、防御率2.87
高卒ルーキーながら、シーズン終盤には1軍に昇格を果たし、4試合に登板した。デビュー戦ではストレートで押す投球で、1回を3人でピシャリと抑える素晴らしい結果を残した。身長2mの長身から繰り出すストレートには角度と球威があり、打者はすぐ近くから投げ込まれているような錯覚を覚えるのではないか。恵まれた体格を活かして、現在は140キロ台中盤の速球が、150キロ台をコンスタントに出せるようになってくれば、守護神候補になれる。

68 テイラー・ハーン
Taylor Hearn
(米国テキサス州出身・1984年8月30日生まれ・32歳)
昨シーズン1軍成績55試合1勝2敗8S、防御率3.35
昨シーズン2軍登板なし
来日2年目の昨季は、開幕から中継ぎの一角に入り、シーズン通して登板を重ね、結果的に55試合に登板した。150キロをはるかに超える剛速球は健在だったが、来日1年目と比較すると、コントロールが安定せず、イニング数を上回るヒットを浴び、防御率も3点台中盤と、中継ぎとしては物足りない数字となってしまった。左腕からの剛速球は大きな魅力。栗林投手が先発に転向したことで、その経験はより必要になってくる。来日3年目の今季は防御率1点台を。

70 日高 暖己
Atsumi Hidaka
(宮崎県出身・2004年9月16日生まれ・21歳・22年オリックス5位)
昨シーズン1軍登板なし
昨シーズン2軍成績21試合3勝7敗0S、防御率5.11
カープへ移籍して2年目のシーズン…新天地で腰を落ち着かせて、今年こそはと臨んだシーズンは、ウエスタンリーグでのシーズン初登板で6回途中までノーヒットノーランに抑える好投を見せた。しかし、その調子は長くは続かず、打たれだすと止められない、打者2巡目以降で球威が落ちるといった、技術だけでなく、先発としてのスタミナ面でも課題が残った。今季は移籍3年目、通算4年目…まずは2軍で、先発として園庭した投球を見せたい。

98 辻 大雅
Taiga Tsuji
(神奈川県出身・2004年8月29日生まれ・22歳・22年育成3位)
昨シーズン1軍成績16試合0勝0敗0S、防御率1.13
昨シーズン2軍成績23試合1勝1敗1S、防御率3.80
昨季のウエスタンリーグ開幕直後は、球速も140キロ前後で、打ち込まれる試合もあったりと、その後の急成長の予感はまったく感じられなかった。しかし、当時の野村祐輔3軍コーチから助言を受けながら、フォームを修正し、ストレートの球速は一気に150キロにまで達した。若い選手はちょっとしたきっかけや手応えで一気に成長するものだ。7月下旬には支配下登録を勝ち取り、1軍でも16試合に登板。中継ぎで安定した投球を見せた。今季は先発に挑戦し、さらに飛躍する。