CARP選手名鑑2026<投手編2>

 2026年カープの選手名鑑投手編2です。

26 益田 武尚
Takehisa Masuda
(福岡県出身・1998年10月6日生まれ・28歳・22年3位)
昨シーズン1軍成績4試合0勝0敗0S、防御率9.00
昨シーズン2軍成績37試合2勝0敗1S、防御率4.58
大学、社会人を経て、即戦力の期待は高かったものの、昨季は3年目にして自己ワーストとなる1軍登板4試合にとどまった。ウエスタンリーグでも防御率4点台中盤と、なかなか思うような結果を残せていない。しかし、昨秋のキャンプやフェニックスリーグでは相手打者を打たせて取る投球で、手ごたえをつかんだ。ツーシームに磨きをかけて、相手のバットを詰まらせる技術を磨き、中継ぎの戦力として首脳陣の期待は高まった。今季に勝負をかける。

28 佐藤柳之介
Ryunosuke Sato
(宮城県出身・2002年11月1日生まれ・24歳・24年2位)
昨シーズン1軍成績6試合1勝2敗0S、防御率3.60
昨シーズン2軍成績18試合4勝3敗0S、防御率3.09
技巧派の即戦力左腕として、先発ローテーション入りの期待は高かったものの、プロの壁は高く、2軍では、ピンチの場面で粘ることが出来ず、打たれだすと止められなくなることもしばしば…ランナーを出してからのピッチングに課題が残った。しかし、1軍ではプロ初登板初先発でいきなり初勝利をマーク。やはり、持っているものの素質は非常に高い。球威と緩急、コントロールの技巧的な投球を1軍レベルに押し上げ、今季こそは先発ローテーション入りを。

29 ケムナ・ブラッド・誠
Brad Makoto Kemna
(米国ハワイ州出身・1995年6月22日生まれ・31歳・17年3位)
昨シーズン1軍登板なし
昨シーズン2軍成績24試合1勝1敗1S、防御率4.78
2020年から3年連続でシーズン40試合以上に登板したものの、それ以降は急激に登板機会が激減し、いよいよ昨季は、ルーキーイヤーの2018年以来、1軍昇格すら果たせないままシーズンを終えた。かつての古傷がどうしても気になり、思い切った投球が出来ないようだ。しかし、それを振り切り、昨季の終盤には2軍でも150キロ台のストレートを取り戻してきた。中継ぎが手薄になりつつ状況の中で、チャンスはまだある。1軍戦力に割って入りたい。

30 滝田 一希
Kazuki Takita
(北海道出身・2001年12月28日生まれ・25歳・23年3位)
昨シーズン1軍成績7試合0勝0敗0S、防御率2.16
昨シーズン2軍成績28試合5勝2敗0S、防御率2.35
コントロールにはばらつきがあり、粗削りな一面もあるが、それでもウエスタンリーグでは防御率2点台にまとめている。奪三振率が高いのは、荒れ球であることも要因しているのだろう。しかし、それも秋季キャンプより、球威とコントロールを徐々に両立できるようになり、投球に安定感が出てきた。周囲からの評価もアップしていたが、春季キャンプが始まるとともに、左ひじを故障し、長期離脱することに…本人が最も悔しいだろうが、まずはしっかり完治させることだ。

34 高橋 昂也
Kohya Takahashi
(埼玉県出身・1998年9月27日生まれ・28歳・16年2巡)
昨シーズン1軍成績24試合2勝1敗0S、防御率2.57
昨シーズン2軍成績13試合1勝1敗0S、防御率3.81
長年低迷を続けていたが、2024年のシーズン最終戦で3年ぶりの1軍マウンドに上がり、最速149キロのストレートを投げ込み、プロ初セーブを挙げた。昨季は中継ぎとして、キャリアハイとなるシーズン24試合に登板。先発ローテーションの谷間となれば、オープナーという形ではあるが、先発を任されることもあった。ストレートの球威は152キロまで増し、ようやくその素質が開花してきた。先発への思いもあるだろうが、与えられた持ち場で今季も役割を果たす。

35 工藤 泰己
Taiki Kudoh
(北海道出身・2003年9月29日生まれ・23歳・25年4位)
北海道の古豪・北海高から北海学園大に進学した右腕は、大学時代、最速159キロのストレートを投げ込み、一気にプロからの評価を上げた。昨季の大学生ではトップクラスの球威を誇り、カーブやフォークなどの変化球を操る。本人は1年目から守護神を目指しているが、抜群の球威があれば、可能性も十分にあるだろう。しかし、春季キャンプ前に右太ももを痛めてしまった。まずは焦ることなく、しっかり完治させ、故障のない身体を作り、改めて守護神を目指す。

36 塹江 敦哉
Atsuya Horie
(香川県出身・1997年2月21日生まれ・29歳・14年3位)
昨シーズン1軍成績28試合0勝1敗1S、防御率5.40
昨シーズン2軍成績24試合1勝2敗2S、防御率1.93
2024年はフォームをサイドスローに変更し、それでもストレートの球速を150キロ台に維持し、それが功を奏して3年ぶりとなるシーズン50試合以上の登板を果たした。しかし、サイドスロー2年目となった昨季は、登板を重ねるほどに調子を崩してしまい、シーズン後半は2軍で過ごす時間が長くなってしまった。サイドから球威のあるストレートは健在なのだが、左打者に打たれる傾向があり、その特性を活かしきれていない。今季はもう一度、中継ぎの一角を狙う。

39 長谷部銀次
Ginji Hasebe
(愛知県出身・1998年7月29日生まれ・28歳・22年6位)
昨シーズン1軍成績5試合0勝0敗0S、防御率15.19
昨シーズン2軍成績35試合1勝1敗2S、防御率2.18
ウエスタンリーグではここ2年、安定感ある投球で好成績を残している。2軍レベルはすでに卒業したようにも感じるが、1軍に昇格すると、なかなか思うような結果が残せない。3年目の昨季も1軍ではコントロールを乱し、大量失点を喫する場面もあった。ただ、1イニングであれば、ある程度抑えられる感覚はつかめつつある。首脳陣からの信頼を勝ち取る道のりはまだ遠いが、大学、社会人を経ての4年目、しかも28歳…今年こそ1軍で結果を残さなくては。

41 鈴木 健矢
Kenya Suzuki
(千葉県出身・1997年12月11日生まれ・29歳・19年4位)
昨シーズン1軍成績24試合2勝0敗0S、防御率1.89
昨シーズン2軍成績10試合0勝0敗0S、防御率1.19
おそらくはカープの球団史上、最も低い位置から投げ込むサブマリンだろう。現役ドラフトでカープに入団し、1年目のシーズンは中継ぎとして、一時は調子を崩し、2軍に回ることもあったが、それでも、それまでは苦手だった夏場もしっかりと役割をこなし、24試合に登板した。相手の目先を大きく変える貴重なサブマリンだ。しかも、昨季の後半にはストレートの球威も増し、さらに安定感が出てきた。今季はもっと勝負どころで使っても良いと感じさせる貴重な中継ぎだ。

42 フレディ・ターノック
Freddy Tarnok
(米国・フロリダ州出身・1998年11月24日生まれ・28歳)
昨シーズンメジャー登板なし
昨シーズンマイナー(3A)成績27試合7勝5敗0S、防御率4.43
昨季はメジャーで中継ぎで5試合に登板して1勝、マイナーでは29試合(うち先発は10試合)に登板して、4勝をマークした。浮き上がってくるような球威あるストレートは最速157キロで、高めでも相手は思わず手を出してしまうほど。また、カープやツーシーム、チェンジアップと球種も豊富で、緩急を使いながら、相手打者を抑えることが出来る。新井監督も事前に動画を確認し、先発としてすでに太鼓判を押している。先発の4番手として、勝ちを計算できる投手に。

43 島内颯太郎
Sotaroh Shimauchi
(福岡県出身・1996年10月14日生まれ・30歳・18年2位)
昨シーズン1軍成績60試合4勝2敗1S、防御率1.40
昨シーズン2軍登板なし
昨季も主にセットアッパーとして、試合の重要な局面で右腕を思い切り振り、打者に剛速球を投げ込んだ。60試合登板は、2023年に次いで2年ぶり2度目であり、ここ3年間で180試合に登板する、チームには欠かせない中継ぎのエースだ。今季からはチームのキャプテンにも就任し、より責任感は増したことだろう。近年の登板過多は気になるところだが、チームのためにさらなる活躍が期待される。栗林投手が先発に回ったことで、守護神の有力候補だ。

45 松本 竜也
Ryuya Matsumoto
(奈良県出身・1999年9月18日生まれ・27歳・21年5位)
昨シーズン1軍成績4試合0勝0敗0S、防御率4.91
昨シーズン2軍成績31試合1勝1敗2S、防御率2.81
ルーキーイヤーに中継ぎで50試合に登板したのも、すでに4年前の話だ。そこから年を追うごとに、1軍の登板数は減少し、いよいよ昨季は4試合の登板にとどまった。マウンド上ではあくまでも無表情で、伸びのあるストレートを投げ込むのだが、なかなかピンチで粘り切れないところもある。かつての経験や実績もあり、5年目のチャンスをもらったが、立場はけして楽観視できない。どんどん遠ざかっている1軍のマウンドを、自分の力でもう一度手繰り寄せる。