CARP選手名鑑2019<内野手編>

 2019年カープの選手名鑑内野手編です。

00 曽根 海成
Kaisei Sone
(大阪府出身・1995年4月24日生まれ・24歳・13年福岡ソフトバンク育成3位)
昨シーズン1軍出場11試合0本塁打2打点、打率.278
昨シーズン2軍成績10試合0本塁打1打点、打率.317(広島での成績)
2018年のシーズン途中、美間選手との交換トレードで福岡ソフトバンクからカープに入団した。1軍の舞台では、環境の違いから、かなり緊張した面持ちだったが、それでも定評のあった守備、ストレートに強い打撃で持ち味を発揮し、日本シリーズでは重責のかかる場面でバントも決めた。大舞台を経験して、さらに攻走守のすべての面で成長する。

上本 崇司
Takashi Uemoto
(広島県出身・1990年8月22日生まれ・29歳・12年3位)
昨シーズン1軍成績59試合0本塁打0打点、打率.091
昨シーズン2軍成績24試合0本塁打7打点、打率.265
昨季は自身ではキャリア・ハイとなる59試合に出場した。そのほとんどは守備固めや代走としての起用ではあったが、勝負を分けるような好走塁を見せたこともあった。何よりも、ベンチを盛り上げるムードメーカーとしての役割は、チームにとっても貴重な存在。すっかり打撃への期待は薄まったが、その存在感と代走・守備では欠かせない存在だけに、打撃がカギとなる。

田中 広輔
kosuke Tanaka
(千葉県出身・1989年7月3日生まれ・30歳・13年3位)
昨シーズン1軍成績143試合10本塁打60打点、打率.262
昨シーズン2軍出場なし
2015年4月から連続フルイニング出場を、ショートという動きが激しいポジションで継続しているのは、チームにとっても頼もしいことだろう。1番打者として高い出塁率を誇り、ショートでは念願のゴールデングラブ賞も受賞した。しかし、打撃には苦しみ、一時は1番打者を外れる悔しさも味わった。今年はより出塁にこだわり、打線を牽引していきたい。

小窪 哲也
Tetsuya Kokubo
(奈良県出身・1985年4月12日生まれ・34歳・07年大社3巡)
昨シーズン1軍成績17試合0本塁打3打点、打率.308
昨シーズン2軍成績76試合4本塁打15打点、打率.248
プロ11年目にして、ウエスタンリーグでは自己最多の76試合に出場した。しかし、一方で1軍では自己最少の17試合の出場にとどまった。今年34歳を迎え、リーグ連覇に貢献したかつての選手会長としてはあまりにも寂しい数字だ。右方向へ流す打球は一級品だったはず。昨季の終盤にはその技術を1軍で見せてくれただけに、もう一度、1軍で右の切り札になってほしい。

安部 友裕
Tomohiro Abe
(福岡県出身・1989年6月24日生まれ・29歳・07年高校生1巡)
昨シーズン1軍成績72試合4本塁打24打点、打率.236
昨シーズン2軍成績15試合1本塁打1打点、打率.250
2017年、一時はセリーグの首位打者になるほど打撃では成長を見せた。サードのレギュラーを奪い取ったかに思えたが、昨季は序盤から故障と不振で長く1軍を離脱していた時期もあった。日本シリーズでは猛追を見せる満塁本塁打を放つなど、復調の気配を見せている。本領を発揮すれば、サードのレギュラー最有力なのは間違いない。3番打者を奪う勢いを見せてほしい。

堂林 翔太
Shota Dobayashi
(愛知県出身・1991年8月17日生まれ・28歳・09年2位)
昨シーズン1軍成績63試合0本塁打5打点、打率.216
昨シーズン2軍成績32試合6本塁打21打点、打率.309
毎年、2軍では素晴らしい成績を残している。しかし、1軍へ昇格すると、毎年のように抑えられてしまい、どうしても殻を破れない時期が続き、気がつけば今年で10年目を迎えることになった。今季は再びサードにも挑戦する。右で長打力のあるサード…チームにとってはほしい戦力だ。そこに何としてもハマり、レギュラーを奪還したい。いよいよ正念場だ。

33 菊池 涼介
Ryosuke Kikuchi
(東京都出身・1990年3月11日生まれ・29歳・11年ドラフト2位)
昨シーズン1軍成績139試合13本塁打60打点、打率.233
昨シーズン2軍出場なし
昨季は6年連続のゴールデングラブ賞を受賞した反面で、打撃では非常に苦しんだ。勝負強い打撃は健在で、打点は自己最多の60打点を稼いだ反面で、打率が.233では寂しすぎる。オフの契約更改の場ではポスティングによる大リーグ挑戦の意向を表明した。しかし、今は兄・新井貴浩さんの後継者として4連覇を目指す原動力となる。

35 三好 匠
Takumi Miyoshi
(福岡県出身・1993年6月7日生まれ・26歳・11年3位)
昨シーズン1軍成績70試合0本塁打7打点、打率.104
昨シーズン2軍成績13試合2本塁打6打点、打率.167
シーズン途中に下水流選手との交換トレードで東北楽天からカープに入団した。2013年にはイースタンリーグで13本塁打を放ち、その打撃にはパワーを秘めている。1軍では2018年にキャリアハイとなる70試合に出場を果たし、内野の守備要員として貴重な存在だった。ショートを中心に内野ならどこでも守れる。カープでは貴重な右のショートストップとして期待される。

44 林 晃汰
Kohta Hayashi
(和歌山県出身・2000年11月16日生まれ・19歳・18年ドラフト3位)
常にフルスイング、さらに幼少時から実家の農業を手伝ってきたことで鍛えてきた下半身を活かしたパンチ力を武器に、高校通算49本塁打をマークした。逆方向にも伸びていく打球は、現役選手をびっくりさせたほど。足はけして速くはない。しかし今は、当たれば飛んでいく長距離砲の素質は十分。左打者としては屈指のスイングスピードを1軍で活かすためにも、まずは2軍で経験を積む。

45 桑原 樹
Tatsuki Kuwahara
(静岡県出身・1996年7月4日生まれ・23歳・14年5巡)
昨シーズン1軍出場なし
昨シーズン2軍成績102試合2本塁打26打点、打率.253
パンチ力もあり、しかも俊足…昨季、2軍での盗塁数は15を数え、それはチームでもトップだった。カープ野球では輝けるだけの素質を十分に持ち合わせてはいるが、課題の打撃は波が激しい。昨季はシーズン序盤から低迷期が続いたかと思えば、9月にはウエスタンの月間MVPに。調子の波を高い位置で安定できれば、十分に1軍の戦力となれるのだが。

51 小園 海斗
Kaito Kozono
(兵庫県出身・2000年6月7日生まれ・19歳・18年ドラフト1位)
50m5秒8の俊足、遠投は110mという強肩で深いポジションからもランナーを刺すほど。さらには逆方向にも力強い打球が放てるという高度な打撃技術を持ち合わせた、高校球界トップクラスのショート。4球団競合の末に獲得した逸材だ。1年目から、走攻守すべての面でアピールして、「タナキク」の二遊間を脅かす存在となる。

52 庄司 隼人
Hayato Shoji
(静岡県出身・1991年6月21日生まれ・28歳・09年4位)
昨シーズン1軍成績12試合0本塁打0打点、打率.000
昨シーズン2軍成績81試合2本塁打18打点、打率.228
昨季は1軍で自己最多の12試合に出場し、プロ初のスタメンのチャンスも与えられたが、結果的には14打数ノーヒットと、まったく結果を残すことができなかった。本来は際どいボールはカットしながら、粘り強い打撃を見せるのが持ち味だが、それが見受けられなかったのは残念。若い内野手が多く加入した今、チャンスは限られてくる。数少ないチャンスをモノにしたい。

56 中神 拓都
Takuto Nakagami
(岐阜県出身・2000年5月29日生まれ・19歳・18年ドラフト5位)
比較的どっしりとした体型ながら、50mは5秒9と意外な俊足が魅力。また遠投も115mと抜群の強肩を誇り、チームではキャプテンとしてチームを引っ張った。打撃では高校通算46本塁打を放つなど、パンチ力もあり、守備では主にショートを守る。同期の小園選手や羽月選手には負けられない。将来のショートのレギュラーをもぎ取る。

63 西川 龍馬
Ryoma Nishikawa
(大阪府出身・1994年12月10日生まれ・25歳・15年5位)
昨シーズン1軍成績107試合6本塁打46打点、打率.309
昨シーズン2軍成績11試合0本塁打5打点、打率.286
打撃不振から2軍での調整が続いた時期もあったが、1軍に復帰すれば、天性の打撃力を見せた。サードのレギュラーを争う安部選手の離脱によって、大きなチャンスだったが、送球ミスが目立ち、気がつけばセリーグの失策王という不名誉記録を作った。打撃は申し分ないが、「守り勝つ」野球のカープでは、守備力の向上が重要。外野にも挑戦して可能性を広げる。

69 羽月隆太郎
Ryutaroh Hatsuki
(宮崎県出身・2000年4月19日生まれ・19歳・18年7位)
「大型選手」を好むカープにありながら、身長167cmという小柄が目を引く。しかし、その素材は一級品で、50mは5秒7という俊足、ショートの守備は範囲が広く、しかも強肩。打てば内角球も力負けせずにはじき返すだけの力がある。ドラフト7位という下位指名ではあるが、「これが自分の強み」というものを持っている。まずは2軍でそれをアピールだ。

96 アレハンドロ・メヒア
Alejandro Mejia
(ドミニカ共和国出身・1993年3月10日生まれ・26歳)
昨シーズン1軍成績22試合3本塁打7打点 打率.268
昨シーズン2軍成績76試合20本塁打59打点 打率.337
ウエスタンリーグではパワーと確実性が見事に融合し、出場試合数は76試合だったが、首位打者、本塁打王などの4冠に輝いた。1軍でも来日初本塁打を放つなど、徐々に頭角を現しつつある。日本シリーズにも出場し、痛恨のエラーもしたが、大舞台も経験した。徐々に1軍の投球にもなじんできている。1軍の雰囲気に慣れてくれば、主軸が打てるだけの力はある。

99 フアン・サンタナ
Juan Santana
(ドミニカ共和国出身・1994年8月16日生まれ・25歳)
2018年9月に練習生として来日し、今季の春季日南キャンプでは、練習生にもかかわらず1軍のメンバーに抜擢された。その後、育成選手として契約し、補強期限ギリギリの7月29日に、ついに念願の支配下登録を勝ち取った。かつてカープに在籍したルナ選手のようなタイプといわれるほど、堅実な打撃と、内野ならどこでも守れる守備が魅力。外国人枠は熾烈だが、シーズン終盤の秘密兵器として期待される。