鯉の4番(第81〜90代)

※打撃成績は4番を打った年のみを表記しています。

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第81代4番バッター:末包昇大
(初4番は2024年5月18日。成績は4番を打ったことがあるシーズンのもの)

試合 打数 安打 打点 本塁打 四死球 三振 盗塁 打率
2024 79 286 68 37 9 18 85 1 ..238
2025 123 437 106 62 11 35 97 2 ..243

 プロ2年目の2023年シーズンに11本塁打を放ち、長距離砲としての持ち味を発揮し始めた末包選手が、3年目となる2024年についに4番の座に座りました。5月18日の巨人戦で、4番・ライトでスタメン出場を飾り、4番としての初打席はいきなりの死球。その後、センター前にヒットを放ち、ひとまずは上々の4番デビューとなりました。この年、4番でスタメン出場した際の打率は.279、3本塁打を記録しており、4番としての素質の高さも感じさせるものとなりました。翌2025年には、チームトップとなる63試合で4番に座り、徐々に4番での起用が増えています。

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第82代4番バッター:野間峻祥
(初4番は2024年7月5日。成績は4番を打ったことがあるシーズンのもの)

試合 打数 安打 打点 本塁打 四死球 三振 盗塁 打率
2024 113 391 106 28 1 48 52 8 ..271

 2024年7月5日、バンテリンドームでの中日戦でプロ10年目にして初の4番に座りました。けして4番タイプの打者ではないのですが、それでも4番に抜擢され、しかも2024年の勝負どころである9月にも4試合にわたって4番を務めるほど、この年のカープ打線は得点力不足に悩んでいただけに、苦しい選手のやりくりがということでしょう。ちなみに、初めて4番に座ったこの日の試合は、3打数ノーヒットという残念な結果で、チームも4安打完封負けとなりました。

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第83代4番バッター:仲田侑仁
(初4番は2024年10月5日。成績は4番を打ったことがあるシーズンのもの)

試合 打数 安打 打点 本塁打 四死球 三振 盗塁 打率
2024 1 4 1 0 0 0 1 0 .250

 2024年10月5日、この年のシーズン最終戦となったヤクルト戦は、来季に向けて、若手をどんどん起用した試合でもありましたが、その中でもとりわけ驚きだったのが、この日、プロ初の1軍昇格を果たしたこの年のルーキー・仲田選手がいきなり「4番・ファースト」でデビューしたことでした。高卒ルーキーが4番でスタメン出場するのは、1986年の清原和博さん以来でセリーグでは初。しかも、その中でデビューがいきなり4番となると、2リーグ制移行では史上初のこととなりました。その試合で仲田選手は第2打席にレフト前にヒットを放ち、プロ初安打も放ちました。

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第84代4番バッター:エレフリス・モンテロ
(初4番は2025年3月28日。成績は4番を打ったことがあるシーズンのもの)

試合 打数 安打 打点 本塁打 四死球 三振 盗塁 打率
2025 105 368 94 41 9 25 89 0 .255

 2025年3月28日、この年のシーズン開幕戦で新井監督が4番を託したのは、新加入したモンテロ選手でした。メジャー通算21本塁打を放った長打力が魅力で、チームに不足している右の長距離砲としての期待も高く、開幕4番は打線の軸になってほしいという期待を込めてのものでした。開幕3戦目でようやくヒットを放ったものの、右わき腹を痛めて離脱…。しかし、約1か月半後に1軍に復帰してから、再び4番に座る試合もあり、シーズン後半からは徐々に持ち味の本塁打も出るようになりました。来日1年目のシーズン、末包選手に次いで、チームでは2番目に多い43試合で4番に座りました。

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第85代4番バッター:田村俊介
(初4番は2025年4月6日。成績は4番を打ったことがあるシーズンのもの)

試合 打数 安打 打点 本塁打 四死球 三振 盗塁 打率
2025 25 63 16 4 1 6 14 0 .254

 2025年4月5日のDeNA戦は終盤にもつれ、延長戦に突入しました。その延長11回裏に代打で打席に立った田村選手が右中間スタンドに劇的なサヨナラ本塁打!左の長距離砲としても期待される若手の待望のプロ初本塁打は、チームを勝利に導くものとなりました。そして、その翌日、なんと4番に抜てきされました。当然ながら、前日の勢いから4番を託したのでしょう。プロ初の4番は、ショートへの内野安打1本にとどまりました。この年、田村選手が4番に座った唯一の試合でもありました。

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